社長メッセージ
代表取締役社長 宇陀 栄次
米セールスフォース・ドットコム 上席副社長 (兼任)
2007年は、総務省や経済産業省からASP/SaaSの普及推進策が発表されたことにより、市場が大きな変革を迎えました。当社も、パートナー様との協業や、プラットフォームの提供により、
CRM/SFA以外の業務にも大きくビジネスを拡大することができました。日本郵政グループ、みずほFG、MUFG、損保ジャパンなどの大手金融機関や、大手製造業をはじめ、数千社の中小企業にもご採用され、日
本における利用者数は10万ユーザを、全世界では100万ユーザを突破するという節目の年となりました。これも、ひとえにお客様やパートナー様のおかげであり、心より感謝申し上げます。
2008年度は、さらに、「SaaS on NGN」 というテーマで、次世代IPネットワークに対する通信サービス事業者の取り組みを通じて、さらに、日本のSaaS市場が拡大すると考えます。
ITだけではなく、新しい通信サービスや新しいモバイル端末など、まさに、ICTの新しい需要を大きく喚起することでしょう。 それらが発展して、アジア・パシフィック市場において、日
本がSaaSの中心拠点としてリーダーシップを発揮することにも貢献したいと考えております。
SaaSとは
一言で言えば、「高度な機能、圧倒的な生産性、大幅なコスト削減を可能にする新しいITのサービス」です。 当社の実績では、パッケージ・ソフトの場合の開発コスト・期間ともに、
3分の1から5分の1と考えられますし、 細かな設定変更などは、パッケージ・ソフトの場合、一ヶ月要するものを、わずか5分で、お客様自身の手で、変更・修正できる場合もあります。 なぜなら、複
雑なITインフラなどを開発や所有せずに、YahooやGoogleのような消費者向けのウェブ・サービスと同様、ソフトウェアそのものが共有サービスとして構築されているため、
1つのデータベースを数百万のユーザが利用できるようになっています。 業務ソフトを全てインターネット経由で、サービスとして利用する革新的なITモデルであるということです。
SaaSによるITサービスの生産性向上は、企業の生産性向上に直結するものと言っても過言ではありません。 SaaSによる投資対効果は、数多くのお客様によって実際に証明されています。
国際競争力の強化、市場の活性化に貢献
調査会社によると、 「SaaSを利用している」が5%程度に対し、「利用を検討する」が45%になっており、実績が大きく拡大すると予測されています。 この数年で、ビ
ジネスアプリケーションの25%、CRM系の50%以上がSaaSモデルになるとも予測されています。大手企業はもちろんのこと、日本経済の基盤である中小企業への導入を促進する体制を強化し、
国際競争力の強化、 日本経済の活性化に貢献していきたいと考えています。
最新の技術とサービスをお客様に
昨年は、CRM/SFAに加えて幅広い分野のアプリケーションをご利用いただくためのプラットフォーム(Force.com)を発表しました。これに加え2008年は、
Visualforceという、 ユーザインターフェイスも自由に変更できる機能や、あらゆるモバイル端末とも連携する機能、NGN(次世代IPネットワーク)との連携などを、具
体的な事例として多く実現する予定です。また、新しいサービスや機器が、モバイル関連を中心に拡大すると思われます。今後も一層、お客様のご要望に耳を傾け、より使いやすいサービスを迅速に実現し、ご
提供できるよう努めてまいります。
パートナー様との連携を強化
他のSaaS事業者や通信事業者およびSI企業との連携をはじめ、全世界でパートナーシップの強化を推進してまいります。日本の中小のITサービス会社との協業なども、積極的に展開する方針です。
AppExchange 上で提供されるアプリケーションにおいては、全世界で1,000社におよぶさまざまな分野のパートナー様が連携ソリューションを発表する予定です。2008年も引き続き、多
くのパートナー様とともに、お客様に喜んでご利用いただけるサービスを提供できるよう努めていきたいと思います。
慶應義塾大学法学部卒
日本アイ・ビー・エム株式会社
大手担当の営業部長、社長補佐、製品事業部長、理事・事業部長など
法人系IT会社の社長を歴任
米国セールスフォース・ドットコムSenior Vice President(上席副社長) 兼
株式会社セールスフォース・ドットコム 代表取締役社長





