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セールスフォース・ドットコム、Buddy Media社買収で最終合意

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2012年6月4日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

 

世界をリードするソーシャルメディア・マーケティングプラットフォームBuddy Media - Ford社、Hewlett Packard社、L’Oreal社、Mattel社をはじめとする世界のトップブランドが導入し、Facebook、Google、LinkedIn、Twitter、YouTubeを含む幅広いソーシャルメディアを通じて10億を超えるユーザとのコミュニケーションを実現 

ソーシャルマーケティング市場のリーダーSalesforce Radian6とBuddy Mediaの組み合わせによって、Salesforce Marketing Cloudは、企業が顧客の声に耳を傾け、コミュニケーションを図り、知見を手にし、コンテンツを公開すると共に、広告を出し、ソーシャルマーケティング・プログラムの効果を測定することを可能にするプラットフォームを提供

 

エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、ソーシャルメディア・マーケティングプラットフォームの世界的リーダーであるBuddy Media社買収の最終的な合意に達したことを発表しました。買収金額は、現金およびセールスフォース・ドットコム普通株を合わせて約6億8,900万ドルです。この取引は慣習的な締結条件にしたがい、2012年10月31日に終了するセールスフォース・ドットコムの第3四半期に完了する予定です。

本ニュースに関するコメント

  • セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO(最高経営責任者)、マーク・ベニオフは次のように述べています。
    「これでセールスフォース・ドットコムは、Radian6社およびBuddy Media社というソーシャルリスニングとマーケティングにおけるNo.1企業とひとつになることができました。今後5年の間にCMO(最高マーケティング責任者)の技術分野における支出がCIO(最高情報責任者)のそれを上回るとされるなか、今回の買収合意によって、当社のMarketing Cloud がこの大きなビジネスチャンスを存分に活用できる態勢が整いました。」
  • Salesforce Radian6のシニア・バイスプレジデント、マーセル・ルブルン(Marcel LeBrun)は次のように述べています。
    「ソーシャルメディアは、過去50年にわたって確立されてきた従来型のマーケティング手法に大きな変革をもたらし、CMOは戦略を一から見直す必要に迫られました。市場リーダーであるRadian6社とBuddy Media社がひとつになることで、Salesforce Marketing Cloudの能力も倍増し、ソーシャルマーケティングのライフサイクル全体を一元的に管理できる環境をCMOへ提供することが可能になりました。」
  • Buddy Media社の共同創立者でCEO(最高経営責任者)のマイケル・ラズロー(Michael Lazerow)氏は次のように述べています。
    「現在のソーシャルマーケティングを取り巻いている無秩序な状態を改善することが当社のミッションです。Salesforce Marketing Cloudによってマーケターはマーケティング活動を一元化し、チーム編成とソーシャルプログラムを最適化することにより、本当の意味でビジネスに結びついた成果を上げることが可能になります。」

Buddy Media社 - 世界をリードするソーシャルメディア・マーケティングプラットフォーム
2007年、Buddy Media社は企業のCMO(最高マーケティング責任者)および広告代理店がチームを組織化し、ソーシャルメディア・マーケティングプログラムを最適化するためのソリューションを提供することをコンセプトとして、創立されました。同社が提供するBuddy Mediaプラットフォームによって、ユーザはコンテンツの公開、ソーシャル広告の出稿と最適化、ソーシャルメディア・マーケティングプログラムの効果測定が可能になります。これによって、どのコンテンツが最も多くのエンゲージメントにつながっているのかを明らかにし、様々な戦略を検証して、どのキャンペーンが最大のROI(費用対効果)を生み出しているのかを把握できるようになりました。数々の賞に輝く同社のプラットフォームを活用することで、企業はFacebook、Google、LinkedIn、Twitter、YouTubeをはじめ、幅広いソーシャルメディアを通じて10億単位のユーザとつながり、コミュニケーションを図ることが可能になります。

世界の広告主トップ10社中8社が利用しているBuddy Media社は、ソーシャルメディア・マーケティングにおいて誰もが認めるリーダーです。 現在、同社のプラットフォームを導入している企業は、Ford社、Hewlett Packard社、L’Oreal社、Mattel社などの世界的大手ブランド、またIPG (Interpublic Group)社、Omnicom社、Publicis社、WPP社などのマーケティングにおける世界最大手グループを含め、世界1,000社近くに上ります。また、Buddy Media社は、Facebook Preferred Marketing Developer、Google Engagement Solutions パートナー、LinkedIn Certified Developerとして選ばれている唯一の企業です。

Salesforce Marketing Cloud - ソーシャル時代に向けたマーケティングの変革を促進
現在、マーケティング業界は過去60年間で最大の変革期にあります。そのすべての背景となっているのが、史上例を見ない規模で成長しているソーシャルネットワークです。今日、世界のトップブランド各社は、このようなソーシャルの時代に合わせて従来のマーケティング戦略を完全に変革しようとしています。業界アナリストの予測では、今後5年間で技術分野に対するCMO(最高マーケティング責任者)の支出はCIO(最高情報責任者)を超え1、2013年までにソーシャル広告はオンライン広告の中で最も大きな分野になるとされています2。

世界をリードするソーシャルメディア・マーケティングプラットフォームBuddy Mediaとソーシャルメディア・リスニングプラットフォームSalesforce Radian6を取得したことで、セールスフォース・ドットコムは、総合的なMarketing Cloudを実現し、これによってユーザは顧客の声に耳を傾け、コミュニケーションを図り、知見を手にし、コンテンツを公開すると共に、広告を行い、ソーシャルマーケティング・プログラムの効果を測定して把握できるようになります。また、企業のCMOはSalesforce Marketing Cloudによってソーシャルマーケティングのライフサイクル全体を管理することが可能になります。

Buddy Media社買収提案に関する財政面の詳細
セールスフォース・ドットコムによるBuddy Media社の買収額の内訳は、現金約4億6,700万ドル、セールスフォース・ドットコム普通株1億8,400万ドル、セールスフォース・ドットコムの確定オプションおよびRSU(制限株ユニット)3,800万ドルです。Buddy Media社の従業員が保有しているすべての確定/未確定オプション、制限株、RSUは、セールスフォース・ドットコムのオプション、制限株、RSUとみなされ、変換されます。今回の買収取引はBuddy Media社取締役会および株主による承認済みで、Hart–Scott–Rodino Antitrust Improvements Act of 1976(ハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法修正案)に基づく待機期間の終了または早期終了を含め、慣習的な締結条件にしたがい、2012年10月31日に終了するセールスフォース・ドットコムの第3四半期に完了する予定です。

この買収取引の条件に関する詳細およびその他の情報は、セールスフォース・ドットコムがSEC(米国証券取引委員会)に提出する最新レポート(Form 8-K)で確認できます。

Buddy Media社買収提案に関する財政面の影響

2013年度第2四半期: 買収取引の完了は第3四半期を予定しており、2012年5月17日にガイダンスを発表した2013年度第2四半期の売上およびEPS(1株あたり利益)へのこの取引による実質的な影響はない見込みです。

2013年度第3四半期: セールスフォース・ドットコムは、2012年7月31日終了の第2四半期の業績発表時に、この取引の影響を含む2013年第3四半期の売上およびEPSに関するガイダンスを提供する予定です。

2013年度: この買収によって、2013年1月31日終了の2013年度下半期の売上は、最終的な取得日によって若干の変化はあるものの、約2,000万~2,500万ドル増加し、非GAAP EPSは約0.14~0.15ドル減少することが見込まれます。セールスフォース・ドットコムは2012年5月17日に提出した年間ガイダンスを更新し、今回の買収の影響を反映させます。 具体的には、2013年度の売上を概算で29億9,000万~30億2,500万ドルの範囲に、また非GAAPの1株あたり利益を1.45 ~1.49ドルに更新します。

非GAAPの1株あたり利益には、株式基準の報酬、購入無形資産の償却および同社転換優先債権の債務割引の償却、またこれらの項目に関連する税金は含まれていません。GAAPベースの業績へ今回の買収が与える財政的な影響は、買収完了後に買収額の配賦が行われるまで確定できません。現在のところセールスフォース・ドットコムは、今回の買収が1株あたり利益(希薄化後)に与える影響は非GAAPベースよりもGAAPベースの方がはるかに大きいと考えています。

出典:
1 Gartner(英文) http://my.gartner.com/portal/server.pt?open=512&objID=202&mode=2&PageID=5553&resId=1871515&ref=Webin 
※閲覧にはログインが必要です。 
2 eMarketer Forecast Sept 2011(英文) http://www.emarketer.com/PressRelease.aspx?R=1008629

Buddy Media社について
Buddy Media 社は、世界の広告主トップ10社中8社が採用しているソーシャルエンタープライズ・テクノロジーを提供し、これによって導入企業はオンラインの世界で消費者との関係を構築し維持しています。

同社のBuddy Mediaソーシャルマーケティング・スイートは、拡張性に優れたセキュアなアーキテクチャとデータに基づく顧客知見を提供し、企業ブランドが、顧客との最初のコンタクトから実際の購買までのプロセスを通して、世界中の顧客と緊密な関係を築くことを支援します。 Buddy Media社は最も多くの賞に輝くソーシャルエンタープライズ・ソフトウェア企業の1社で、TechCrunch社の栄えある「Crunchie Award」(最優秀エンタープライズ・アプリケーション)、Advertising Age 社の2011年「Digital A-list」を受賞しています。また、同社の共同創立者でCEO(最高経営責任者)のMichael Lazerow氏は、Ernst and Young社の「2011 New York Entrepreneur of the Year®」に選ばれています。 Buddy Media社は、Facebook Preferred Marketing Developer、LinkedIn Certified Developer、Google Engagement Solutions パートナーとして選ばれている唯一の企業です。 その他の詳細は、http://www.Buddy Media.comをご覧ください。

Buddy Media社のファイナンシャルアドバイザは、CODE Advisors社が務めました。