米国連邦政府一般調達局 (GSA)


"Salesforce を導入して、100 を超えるアプリケーションを開発。業務をスピーディーに進められるようになりました。"

- CIO 代行
ソニー・ハシュミ氏

行政の業務のあり方を Salesforce で変革

行政にイノベーションなど望めない――そんなことはありません。米国連邦政府一般調達局 (以下 GSA) にとって、イノベーションは最重要の仕事です。連邦政府機関の不動産の管理、物資の調達、IT サービスなどを統括する GSA は、米国行政機関の業務のあり方を一新したとして、InformationWeek をはじめとする複数のソートリーダーからの評価を得しました。変革の取り組みは今も続いており、米国政府にスピードと効率性の向上をもたらしています。その GSA を支えるのが、Salesforce です。

GSA が Salesforce を導入したのは、既存のインフラストラクチャモデルからの脱却を求める IT 部門の声がきっかけでした。当時のインフラは非常にコストがかさみ、アプリケーションの開発には 1 年半から 2 年近くを要し、保守業務にもたえず手がかかっていました。CIO 代行のソニー・ハシュミ氏はこう述べています。「基本的なサービスを手軽に使えるようにしたいと考えていました。そうすれば、革新的なサービスの開発に注力できるようになりますし、情報の共有やコラボレーションも促進されます」

GSA はまず Google Apps for Government への移行に着手し、メールやコラボレーションなどのサービスのコストを半分に抑えて 5 年間で 1,500 万ドルを節減。同時に、セキュリティの強化、可用性の向上を図り、モバイル化も進めました。続いて、Salesforce Chatter を 1 万 7,000 人の職員に導入し、コラボレーション、コミュニティ構築、情報共有の方法を刷新しました。コスト削減や業務の効率化については、職員から新たなアイデアを募るキャンペーンなども実施し、成果を上げています。ハシュミ氏は次のように説明しています。「GSA はクラウドを活用し、職員があらゆるデバイスを使ってどこからでも業務を進められるプラットフォームを構築しました。テクノロジーから価値を引き出し、効率的な行政を実現できることを示せたと思います」

基本業務をクラウドに移行するという最初のステップの成功を受け、GSA はさらなる業務課題の解決に着手し、きわめて複雑なプロセスの自動化にも取り組みます。組織レベルの事業計画に対応すべく、Salesforce1 Platform を使用してさまざまなアプリケーションを開発。ワークフロー、承認プロセス、ソーシャルフィードといった組み込みの機能を使って、プロジェクト管理、予算要求、資産運用などのプロセスを管理できるようにしました。「開発したアプリケーションは 100 を超え、今も毎日のように新しいアプリケーションが生み出されています」と、ハシュミ氏は述べます。変化にすばやく対応でき、拡張性にもすぐれたクラウドソリューションを採用した結果、GSA ではアプリケーション当たりの TCO を 92 % 削減でき、開発期間も 75 % 短縮されました。さらに、200 台以上あったアプリケーションサーバが不要になりました。

どこにいても業務を進めることが可能に

さまざまな場所に出かける GSA の職員にとって、外出先でも業務を進められることは非常に重要です。彼らは米国政府の不動産を単に管理するだけではなく、しばしば建設現場に出向きます。国外、ときには紛争地域に赴くこともあるほどで、プロジェクトの構造は複雑になります。そこで駆使されているのがタブレットやスマートフォンです。ハシュミ氏は言います。「職員たちは、どこにいても必要な対応を進められます。部品の発注も契約の締結も可能です。すべてはクラウド上でシームレスに処理できるので、デバイスにアプリケーションやデータを詰め込むことはありません。データ入力も一度で済みます」

こうしたモバイル化への取り組みは、2012 年、ハリケーン「サンディ」が米国東海岸を襲ったときにも活かされました。GSA ではマンハッタン南部をはじめとする被災エリアに出向き、クラウド上で情報収集や支援体制の組織化を行い、復旧に奔走する政府や市民をあらゆる局面でサポートすることができました。

Salesforce で変革に取り組む公共機関には従来通りのプロセスは通用しないのです。

GSA
GSA

 

導入製品 - 米国連邦政府一般調達局 (GSA)