コニカミノルタ


"Salesforceの採用で、スピーディに、お客様のニーズに合う精度の高い商品を開発することができました"

— コニカミノルタ・ヘルスケアカンパニー 医療IT・サービス事業部
開発部長 上田 豊

診療所を中心に、看護師、介護ヘルパー、薬局が
一つのチームとなって在宅の患者さんを見守る

世界に先駆け、超高齢社会に突入する日本。2025年には、人口の1/4が75歳以上になる。それに伴い地域医療のあり方が問われている。病院のベッド数不足や単身高齢者世帯の増加が進むなか、通院することが困難な高齢者へのケアとして「在宅医療」に対する期待は大きい。 東京品川区に開業した「はるクリニック西小山」の飛川浩治院長は、診療所での診察の合間を縫って患者宅を訪れる。患者宅でドクターバッグから取り出すのはiPad。画面に立ち上がるのは、コニカミノルタがSalesforce上に開発した在宅医療・介護ポータル「Infomity 在宅メディケアクラウド」だ。このシステムを使って飛川院長は、検査画像を呼び出して患者にわかりやすく説明できるだけでなく、看護師や介護スタッフと共有する情報をもとに患者との適切なコミュニケーションを実践している。
「Infomity在宅メディケアクラウド」は、診療所を中心に、訪問看護ステーション、介護ステーション、ケアマネージャー、薬局、後方支援の病院が、簡単に様々な情報を共有できるシステムだ。組織や場所を超えて、全員が一つのチームとして連携し、在宅の患者を見守ることができる。「僕が週一回患者さん宅を訪ねるのに対して、看護センターから派遣される看護師は週2回、3回と訪問する。体温や血圧といったバイタルデータだけではなく、申し送り事項を相互にやりとりできますから、患者さんの状況を常に把握できます。」と飛川院長は語る。
どこにいても、チームがリアルタイムにコミュニケーションできることは、システム導入の大きなメリットだ。「例えば、『血圧下がってないけど、ちゃんとお薬を飲んでくれてるのかな?』と僕が看護師に尋ねる。それに対して、『錠剤が飲みづらくて吐き出しちゃうそうです』と応える。その会話を見た薬剤師さんが、『そういうことなら次からお薬を変えましょう』と会話に加わってくる。そんな相互のやりとりが自然におこなえるんです。画像を送れることも便利で、例えば患者さんが怪我をした。患部を看護師さんに写真に撮って送ってもらえば、『これは僕が見に行ったほうがいいね』といった判断ができる。画像が一番なんですよ。」

Salesforceが備える豊富な機能がスピーディな開発を支援

「Infomity在宅メディケアクラウド」開発の指揮を執ったコニカミノルタ・ヘルスケアカンパニー 医療IT・サービス事業部の上田 豊開発部長は、Salesforce採用の理由を次のように語る。「セールスフォース・ドットコムが提供するプラットホームには、コミュニケーション機能やToDo機能といった幅広いモジュールが初めから用意されていて、開発をスピーディーにできる。早い段階から、プロトタイプを、医師をはじめとする様々な方にお試しいただいて、ご意見を開発にフィードバックすることができた。お客様のニーズに合う、精度の高い商品を作ることができました。今後は、患者さんのご家族とも繋がるシステムを進化させていきたい。患者さんが安心して暮らせる社会づくりに貢献していきたいと考えています。」

医療機器のモバイル化で進化する在宅医療
患者さんが安心して頼れる地域のホームドクターに

前述の「はるクリニック西小山」飛川浩治院長も、現場からシステムの進化に貢献するお一人だ。飛川氏は、開業するまで大学病院などに勤務する心臓血管外科の専門医だった。長期療養の高齢者が多い在宅医療とは、全く異なる分野だ。飛川氏は「専門医として在宅医療のあり方を考え、挑戦していきたい」と考えている。これまでの在宅医療は「看取り」の部分がクローズアップされがちで、最新治療の最前線にいた飛川氏は違和感を感じていたという。実際、手のひらサイズの超音波画像診断装置など持ち運びできる検査機器などが増え、在宅医療は高度化しつつある。「情報があれば、在宅でも、病院と同じように治療ができるのでは?」そんなことを考えていたとき出会ったのがコニカミノルタの「Infomity在宅メディケアクラウド」だったのだ。「ノートパソコンの登場によって、オフィスにいなくても仕事ができるようになったように、こうしたクラウドツールがあることによって、患者さんの自宅で検査を確認したりだとか、今後どんどん必要になっていくと思いますね。」
飛川氏は、優しい笑顔で自身の10年後をこんな風に語ってくれた。「外科医であれば、自分の体の衰えもあるだろうし、どこかでメスを置かなければいけない。地域の医療であれば、10年後にもっと深く関わっているかもしれないという楽しみがある。患者さんからは、『あの先生は、自分たちのことをいつも見てくれている』『なにかあったとき、頼りにあるから掛かっておいたほうがいいよ』と言ってもらえるような、そんな地域のホームドクターになれたらいいと思いますし、使命感がありますね。」

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