Michigan Health Information Network


"医療サービスの質が向上しただけでなく、コスト削減も達成できました。"

— エグゼクティブディレクター
ティム・プレッチャー氏

Salesforce で、医療に「ケア」を取り戻す

今日のヘルスケア業界は、医療の質の向上とコスト削減、という大きな課題に直面しています。この難問にひとつの答えを示しているのが、米国ミシガン州の Michigan Health Information Network (以下 MiHIN) です。MiHIN では、州内のすべての医療サービス提供者をネットワークで結び、医師が患者のニーズに的確に応えられるようにしています。そこで活用されているのが Salesforce です。必要な情報を必要なタイミングで入手し、無駄のない質の高いケアを提供するのに役立っています。

エグゼクティブディレクターのティム・プレッチャー氏は次のように説明します。「ミシガン州では毎年 72 億ドル相当の薬が処方されていますが、そのおよそ 9 割は期待に反し、再入院が必要になることもある有害な副作用を引き起こしています。こうした処方は、薬を無駄にするだけではなく、患者を悩ませ、命の危険にさらすこともあります。その特効薬になるのが医療連携です。私たちは今、Salesforce1 Platform を活用して、63 億ドルもの損失を招いた問題の解決に取り組んでいます」

ミシガン州には、医療サービスを提供する個人や組織が 27 万 5,000 以上存在します。その管理に使用されているのが Sales Cloud で、医師、病院、医療施設間の連携状況のほか、サービス提供者と患者とのつながりも把握できるようになっています。プレッチャー氏は次のように述べます。「医療を一貫したサービスとして提供することが重要です。すべての医療サービス提供者を把握して、どのような連携が行われているのかを追跡する必要があります」

MiHIN では、医療サービス提供者の連携を追跡するために Salesforce1 Platform で独自のツールを開発しました。このツールでは、提供者ごとに一意の ID を生成し、情報を安全にやりとりできるアドレスを割り当てます。診療にかかわるデータを関係者間で共有できれば、同じ検査を重複して行うような無駄がなくなり、別の医療機関への紹介もしやすくなります。結果として、ケアの質が全体的に向上します。

「患者が何らかの治療を受けた場合、そのケアに携わるすべての関係者が、情報を把握するようにしています。Salesforce1 Platform で構築された医療提供者のディレクトリがあるので、連携はスムーズです」と、プレッチャー氏は説明します。ここで共有される情報は、Salesforce のアクセス管理機能によって、適切な組織の適切な担当者へ確実に伝えられます。患者のプライバシーを保護し、規制に準拠する形での情報共有が実現されているのです。

診療情報を市民の手に

医療を取り巻く状況は、今も変化しています。MiHIN では、今後の課題の 1 つは、市民が自分たちの診療情報に手軽にアクセスできるしくみを構築することだと考えており、そのために、Salesforce 環境の拡張を計画しています。同時に、他の州の機関との連携を進め、ベストプラクティスを共有しながら、共同でソリューションに取り組んでいます。

プレッチャー氏は言います。「将来は、Facebook で自分や家族の投稿を見るのと同じような方法で、電子化された診療情報をチェックできるようになるでしょう」

Michigan Health Information Network (医療情報サービス)
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