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Scott Hemmeter氏: プラットフォームISVの誕生

Scott Hemmeter氏は、Force.comを見て、ISVビジネスのチャンスだと感じました。公認会計士から包括的サービスを提供するコンサルタントに転じたHemmeter氏は、Force.comツールキットとForce.com WebサービスAPIを使用して、一連のアプリケーションを作成し、AppExchangeマーケットプレイスで無料で提供しました。彼のアプリケーションが支持者を生み出した時点で、ライセンス収入を生み出すアプリケーションを開発しました。社名にちなんで名づけられたArrowpointe Mapsと呼ばれるそのアプリケーションは、ユーザがSalesforce情報を対話型のMapQuestマップ上で視覚化できるようにして、企業の支持者を惹きつけました。

Hemmeter氏は現在、この成功によって他の人たちとつながることを期待しています。「自分には、製品ラインナップに入れる準備ができているアイデアがたくさんあります。私の目標は、我が社の将来の不可欠な部分としてForce.comプラットフォームを使用することです。それは、キーボードに向かう自分だけでなく、従業員たちの小さなチームにとっても同じです。」と彼は言います。

Hemmeter氏は、Force.com開発者コミュニティの重要なメンバーです。彼のソリューション指向のブログ「Perspectives on Salesforce.com」は、Force.com開発に特化した定評のあるブログです。また、Dreamforceカンファレンスで2度講演し、Dreamforce ’07ではDeveloper Hero Awardを受賞しています。

監査人から起業家へ

Hemmeter氏は、彼のキャリアの初期の頃、Ernst and Youngで監査人として1年、その後の8年間はビジネスコンサルタントとしてキャリアを積みました。ターニングポイントは2005年にやってきました。Siebelでは数ヶ月かかることがSalesforceを使えば数週間でできることに気付いたのです。Saas (Software as a Service )こそが未来であると理解した後は、主に大企業をクライアントとして、Salesforceプロジェクトの管理、カスタマイズ、およびトレーニングを提供するArrowpointe社を設立して、独自の道を歩み始めました。

そして、Force.comの可能性を考えるようになりました。「最初、アプリケーション開発は自分の認知度を上げるもう1つの方法だと思っていましたが、Force.com開発で実地体験を積むのも望ましいだろうと考えました。そこで、クライアントの立場に立って、どのようなアプリケーションを使いたいか尋ねました。」と彼は説明します。

Hemmete氏のその問いに対する第1の答えは、無料のアプリケーションでした。User Adoption Dashboardと呼ばれるこのアプリケーションは、過去60日間のデータの動きを表示するもので、コミュニティに寄付されました。「セールスフォース・ドットコム社内にまで支持者は増えて、イベントの際には、コミュニティが生み出すものの例として取り上げられました。」と彼は言います。さらに続けて、Auto vCardにも同じ行動をとりました。これは、個人情報マネージャにエクスポートできるよう、vCardの連絡先情報を自動的に作成するものです。2006年2月にこれを公開すると、ユーザによる格付けで星を5つ獲得し、AppExchangeのダウンロードでは上位に入り続けました。その他のArrowpointeによる無料のForce.comアプリケーションに、Info Centerがあります。これは、メッセージ、FAQ、ハイパーリンクを公開する仕組みと、SalesforceとGoogle Mapsとの間のマッシュアップを提供するものです。

このマッシュアップは、Hemmeter氏の最初の商品、Arrowpointe Mapsとなりました。この製品は、Salesforceデータに基づいて、対話型のMapQuestマップを生成するものです。「私のお客様は、このアプリケーションを営業の訪問先やキャンペーンの計画、人口統計的な結果の評価に利用しています。」と彼は言います。彼は継続的に改良と機能の追加を行っており、新しいライセンス使用者を次々と引き寄せています。

 

成長を続けるForce.comスキルセット

新しいお客様とともに、Hemmeter氏は新しいForce.com技術を彼のスキルセットに追加しています。「当初私は、Web技術に関する知識をあまり持っていませんでした。しかし、継続しているアプリケーションそれぞれから、Force.com PHP やAJAXツールキット、そして、最近ではApexコードなど、新しいことを学んでいきました。

PHPツールキットがなければ、Arrowpointe Mapsは開発できませんでした。「言語についてはかなり進歩しましたが、APIを直接扱えるようなレベルに至るまでの時間がありませんでした。ツールキットのおかげで、APIの機能を自分にも容易に理解できる言葉に置き換えることでこのギャップを埋めることができ、APIを詳しく掘り下げる必要がなくなりました。結果として、コアAPI呼び出し以上のことを問題なくこなせるようになりました。たとえば、Arrowpointe MapsはAPIを使用して、さまざまなお客様のSalesforce構成上のメタデータを抽出します。おかげで、汎用的なユーザインターフェースだけでなく、それぞれのインストール先のニーズにもっと合うカスタマイズされたユーザインターフェースも提供できるようになりました。」とHemmeter氏は言います。

Hemmeter氏は、今、PHPアプリケーションが必要としているホスティングサービスのコストを削減するため、Force.comプラットフォームを調べています。「いろいろなものをApexコードやVisualforceに移行したいと思っています。それは事実上インフラストラクチャコストがゼロになるということです。これが私のこの先1年半の目標です。」と彼は言います。

Hemmeter氏は、無料のSalesforce Developer Edition Accountに新たに登録する開発者に、次のようにアドバイスします。「保存できるデータ量には限界があるが、フルバージョンを入手でき、期限切れもありません。」と。さらに、Force.com開発に関する2つのドキュメント、『オンデマンドアプリケーション開発ガイド』と『Force.com Cookbook』を読むことを推奨しています。「コミュニティへの関与について言えば、手の内をさらすほど、得るものも多いことがわかっています。私はアプリケーションとコードスニペットを寄付し、できるところではアドバイスを与え、ブログの更新に時間を費やしてきました。しかし、その見返りとして、目に見える範囲では、率直に言ってビジネスは上向きになり、それまでの時間を埋め合わせる以上のものを得ています。これが本当のオープンソース精神です。共有すればよいことがあります。」

 

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