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David Claiborne氏: 戦略コンサルタントからクラウド開発者へ

Force.comプラットフォームは、ニューオリンズを拠点とするDavid Claiborne氏のコンサルティング事業をすっかり変えてしまいました。18年以上にわたって、Claiborne氏は技術ブレーンまたは「技術スカウト」として活動してきました。企業から国内法専門の法律事務所、小規模の小売業など、さまざまな分野のクライアントに対し、技術面への投資を最大限に生かす方法についてアドバイスしてきました。Force.comとその関連開発ツールキットを見つけてから、Claiborne氏は、自分にはクライアントの単なる案内役以上のことができることがわかりました。クライアントのビジネスニーズに合わせて、個人的にForce.comアプリケーションを開発できることがわかったのです。その後、上記以外にも自分のスキルに対する需要があることに気付きました。 ハリケーン「カトリーナ」の被害を受けたニューオリンズの人たちの復興を助けることです。

クラウド開発者になる

Claiborne氏は、ソフトウェア開発者になるための従来の道を通ってきていません。事実、C++や.NETなど、すべてをひっくるめて、従来のプラットフォームや言語を知りません。Force.comアプリケーション開発を始めたのは、クライアントを助けようとしているときのことで、ほとんど偶然のようなものでした。それ以来、Claiborneは、クラウドに夢中になっています。


一連の目標に対して、ある要素がどう影響しているのかを、1つのレポートにしてクライアントに見せることができるよう、Salesforce CRMダッシュボードを対応させる必要がありました。それが開発を始めたきっかけです。Force.comプラットフォーム上のクラウドの中で、アプリケーション開発に必要なリソースを検討しながら、Claiborne氏は、新しいダッシュボードを開発することはそう難しくはなく、それを受託する業者を探すよりも簡単だとすぐに気付きました。「Javaを使うことを考えたのですが、Javaサーバをセットアップするためのリソースを持っていませんでした。そこで、PHPを採用し、作業を開始しました。」と彼は言います。その結果できたのが「BIG Picture」という、主要なビジネス指標の目標に対するパフォーマンスを示すスナップショットを生成するアプリケーションでした。

アプリケーションは非常に成功したので、Claiborne氏はサードパーティISVのDealSheets社から、もう1つ開発しないかと持ちかけられました。その後のツールは、同じくPHPツールキットを使って開発された、Salesforce CRM用の見積もり/ワークフローアプリケーションです。強力なForce.com APIの利点を生かし、実際にはあらゆるプログラミング言語やプラットフォームからでもSalesforce CRMデータに直接アクセスできるようにするWebサービスを定義します。DealSheets社のおかげで、ユーザは複雑な取引の見積もりも、何時間も何日もかからず、数分で作成することができます。どちらのアプリケーションも良い評価を受けて、Force.com AppExchangeから配布されました。

 

 

開発者の成功

これら2つのアプリケーションを開発した後、Claiborne氏は、自分の戦略と開発を組み合わせたサービスが売れる素地があること、それを生かすために必要なのはセールスフォース・ドットコムコミュニティだけだということに気付きました。「最初のクライアントは、Dreamforceで得ました。その後、Force.com開発者ボードで見つけた見込み客のフォローアップを始めたのです。ニーズのある会社を見つけて、接触するのです。突然、どうしたらよいか分からないほど多くの仕事を抱えるようになりました。」と彼は言います。Claiborne氏は現在も定期的にディスカッションボードを隅々まで見ていますが、彼の現在の顧客の多くは紹介されたものです。

急成長を遂げているリサイクルガラスの調理台の業界リーダーであるVetrazzo社は、そのような紹介による顧客の1つです。Claiborne氏は、セールスフォース・ドットコムの従業員から紹介を受けました。 その従業員が担当する小規模企業は、ユニークな製造方式のニーズに合わせてカスタマイズできる費用効果の高いERP(Enterprise Resource Planning)システムを必要としていました。

同社の要件を検討した後、Claiborne氏は、データオブジェクト設計から必然的に導き出される機能を拡張し、できるだけ早く処理し、柔軟に対応できるようなものにするには、VisualforceとApexコードを使用することがベストだと判断しました。 彼が開発したForce.comアプリケーションは、カスタマーサービス、受注、完成品の在庫、生産計画、原料の在庫、出荷と物流、ドキュメント、および保証の管理を助けるものですが、すべて、サーバもインフラストラクチャも必要ありません。初めて電話をかけた日から、わずか3ヶ月でアプリケーションを開発し、ソリューションを稼働したのです。

 

Force.comの利点

Vetrazzoのソリューションをまとめあげたそのスピードは、何も特別なものではありません。主要な利点として、開発者はしばしば、堅固なアプリケーションを迅速に開発できるのは、Force.comプラットフォームのサポートのおかげだと言います。Force.com独自のマウス操作方式によって、開発者はWebブラウザだけでデータモデル、オブジェクト、フォーム、ワークフローなど、アプリケーションの「青写真」となるメタデータを定義できます。メタデータに基づく開発モデルによって、コーディングが不要になり、リッチアプリケーションの開発も簡単にできます。

新しいアプリケーションのプロトタイプ作成や開発を迅速に行うことができるので、開発者は、コードを心配するよりも、機能要件に集中する時間を増やせます。Claiborne氏にとって、彼の幅広いコンサルティングの経歴から考えると、完璧な選択です。クライアントの戦略を導くという彼の経験は、まぎれもなく競争上優位な点となっています。「顧客には、ビジネスの動きの想定方法への理解、SaaSアプリケーションの機能の全体的な知識、そしてそれぞれのビジネスの問題を解決するための新しいアプリケーションの開発能力を身につけてもらいます。」

Force.com開発者も、プラットフォームのマルチテナントアーキテクチャの恩恵を受けています。そこでは、すべてのユーザとアプリケーションが、中央で維持管理される1つの共通のインフラストラクチャとコードベースを共有しており、 Claiborne氏と彼のクライアントは、セールスフォース・ドットコムのアップグレードと開発の成果を自動的に活用できます。また、セールスフォース・ドットコムのサービスデリバリーの利点を活用し、データの損失や不正使用から保護して、常時使用可能な状態にし、ビジネスの成長に合わせて継続的に使用できるようにもなります。

 「自分が所有するサーバを実行する必要はありませんでした。必要なのは、自分自身と、ノートPCとインターネット接続だけです。Force.com環境では、間接費用もなく、それについて心配する必要もありません。」とClaiborne氏は言います。

事実、Claiborne氏が2005年、ハリケーン「カトリーナ」のためにニューオリンズから避難したときも、彼のビジネスに大きな影響はありませんでした。ハリケーンをくぐりぬけた多くの不運な人たちとは異なり、クラウドベースのプラットフォームが、通常通りにビジネスを維持する助けとなりました。

 

カトリーナの爪痕での援助

Claiborne氏の家はガーデン地区にあって嵐の被害は受けておらず、市が避難解除したその日にニューオリンズに戻りました。その後まもなく、彼の新しい開発スキルは、市の復興に向けた動きに非常に役に立つのではないかということに気が付きました。

Claiborne氏は、ルイジアナ技術審議会のメンバーであり、その会のTechAssistLAプログラムは、ルイジアナ州のハリケーン被害地域の小規模ビジネス、起業家および非営利団体が、テクノロジーを生かしてビジネスを再興することを支援しています。Claiborne氏は、ポータルサイトを通じてメンバーを管理するために組織がForce.comアプリケーションを実装するところを手伝いました。連邦政府への報告要件を満たすために、また継続的な資金調達を確実に行うために必要なデータはすべて、Salesforce CRMに保管されます。

審議会を通じて、Claiborne氏は、また別の非営利団体で、市内の被害地域周辺で復興作業を手伝うボランティアを整理するBeacon of Hopeと連携しました。組織は、セールスフォース・ドットコム ファンデーションを通じて、Salesforce CRMの非営利団体ライセンスを取得しました。Claiborne氏は、仲間のForce.com開発者Scott Hemmeterが作成したArrowpointe Mapsを組み込むなど、被災した家とその修復状況を追跡するシステムの実装を手伝いました。

 

将来の計画

未来に目を向けてみると、Claiborne氏はこれからも、Force.comを使った開発ビジネスを拡大し、自分の会社を持つことを楽しみたいと思っています。「自分は、毎日決まった時間にオフィスにいて、仕事のために靴をはくようなことはしたくないと思っています。」 と彼は笑って言います。Claiborne氏はこれからもDreamforceに参加し、彼が成功に至った開発ビジネスを最初に始めたときと同じメッセージボードを介して、Developer Forceコミュニティで彼の専門知識を共有していくつもりです。

また、引き続きTechAssistLAやBeacon of Hopeとともに働き、ニューオリンズの復興努力を助ける計画です。「ニューオリンズでの仕事の多くは非営利ですが、 それで構いません。」と彼は言います

 

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