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「完璧な仕事」: 非営利団体のためのForce.comアプリケーションの開発

夢の仕事への道は、常にまっすぐとは限りません。ハイテクに強いシアトルの非営利団体ONE/Northwestに3年前に加わり、それ以来太平洋岸北西部にある20ほどの環境グループでForce.comアプリケーションの開発をサポートしているSteve Andersen氏に聞いてみました。これまでに、彼はForce.com開発者コミュニティの常連となり、アイデアとコード開発の両方で貢献し、Salesforce Developer Hero Awardとセールスフォース・ドットコム ファンデーションの開発助成金を受けました。 Andersen氏は、Summer ’06とForce.com Code Shareプレビューを選択し、ApexコードとVisualforceのプレビューリリースに参加した数少ない1人です。

「Force.comは、ビジネスプロセスのモデリング用にこれまでに見てきたプラットフォームの中でも飛び抜けています。どんな小規模ビジネスにとっても重要であるように、非営利団体にとっても重要です。自分の希望を「ワイヤフレーム」化してから、それをすぐに形にすることができます。また、Salesforce Nonprofit Editionライセンスの割引価格によって、Force.comが現実的な選択肢になりました。これまでは、費用対効果の判断が難しかったことが、実際にはたいしたことではなかったのです。」と彼は言います。

Andersen氏がいつからForce.comに熱中するようになったかはっきりしません。1992年に生物学の学位をとってミネソタカレッジを卒業した時点で、コンピュータについては正式な訓練は全く受けていませんでしたが、興味は持っていました。彼の技術的な方向性が、やがてシアトルのバイオテクノロジー会社へと導き、そこで、独学でMicrosoft Accessを学んでアプリケーションの作成を始めたところ、とうとうすべての時間をITに向けることになったのです。ドットコム不況で解雇された後、企業の枠から出よという心の声に従い、ONE/Northwestで始まった他に2つとない仕事をつかむことになりました。彼の使命は、非営利の環境団体とその支援者を上手につなぐためのデータベースの設計です。「これは自分にぴったりの仕事でした。」とAndersen氏は言います。

それ以来、Andersen氏は、複雑性が増すForce.com開発プロジェクトの評価を見てきました。「ソフトウェアの開発を始めた当時は、ほとんどの設定がデフォルトのままでした。ONE/Northwestにいた我々のうち何人かはそうしたキャリアパス、つまり、ソフトウェア開発に少しでも興味を示そうものなら、事実上、技術屋になるという道を進んでいました。しかしそれは、収拾が付かなくなったら、自分で何とかするしかないということでした。」その結果、Andersen氏は、もっとも近いところにいる救いの手は常に社内にいるのではなく、developer.force.comのオンラインコミュニティにいることがわかりました。

PaaS (Platform as a Service): 非営利団体向けのオーダーメイド

ONE/Northwestでは、Andersen氏とその同僚は、あちこち飛び回っている3人から成るIT部門を構成しています。Andersen氏は、2005年夏にForce.com開発を使って経験を積み始め、手始めに6ヶ月を費やして、支援者のトラッキングというすべての非営利団体の活力の元となる作業が実際に可能であることを示しました。

「我々が扱うグループは小さく、2 ~ 30 人規模です。そうしたグループの人たちは独自のITリソースを持っていないうえ、複数のオフィスを展開してメインオフィスを出ていたり、各地の現場を移動していたりします。これこそ、Force.com PaaS モデルにふさわしい、オーダーメイドが必要な状況です。」開発チームでは、4人目のForce.comコンサルタントを雇い、サービスに対して急激に拡大しつつある需要に対応しています。Andersen氏は、約6ヶ月で現場を離れます。

 

はしごを登る

Andersen氏によるForce.comイノベーションの中でも、「進行のはしご」 と呼ばれるものがあります。これは、すぐに送信する電子メールには低いランク、選挙で選ばれた役職者・政治家とのミーティングには高いランクというように、さまざまな活動を割り当てるものです。「この考えは、毎日会う素晴らしいボランティアの人たちだけでなく、出世のはしごをのぼりつつある、なかなか特定できない人たちにも挨拶するということです。非営利団体は、そうした成長株の人たちを素早く特定する必要があるのです。」と説明します。

Andersen氏自身は、非営利団体に特化している開発者のコミュニティ内で自分のはしごを登ってきています。彼の貢献には、250人以上の参加者を集めているGoogle Groupと、非営利団体を対象としたSalesforceテンプレートに対するセールスフォース・ドットコム ファンデーションのTucker MacLean氏とのコラボレーションがあります。Andersen氏の仕事は、セールスフォース・ドットコム ファンデーションから25,000ドルの助成金を受けることにもつながり、Ploneオープンソースのコンテンツ管理システムがSalesforceに保管されているデータにアクセスできるようにする統合プロジェクトの資金源となっています。

Andersen氏は2006年1月のApexプレビューの開始以来、デフォルトの「汎用」アカウントを無所属の資金援助者に割り当て、レポートに正しく記載されるようにするなど、例外処理のトリガーに重点を置き、「徹底的にApex化する」ことに取り組んでいます。Andersen氏は、ApexをSalesforce Enterprise Editionに含めるよう強く推奨していました。Salesforceはこれに同意し、この強力なプログラミング言語はSpring ’08リリースから利用可能になりました。「セールスフォース・ドットコムは、顧客の声を聞くことが得意です。Developer Forceチームは、自分たちが持つ最良のツールを開発者に渡し、開発者にフィードバックを求め、フィードバックが返ってきたときには耳を傾けます。これが開発者コミュニティ成長の秘訣です。」

Andersen氏は、Visualforceプレビューは時間をかけて評価していませんが、現状を評価しています。「Visualforceによって、アプリケーションの開発もメンテナンスもより簡単になり、ユーザもすぐ習得できるようになるので、今の流れを変えるでしょう。 ONE/Northwestは、間違いなく、自分たちのすべてのSコントロールをVisualforceですべて書き換えるでしょう。そうせずにはいられないものがあります。」

立ち上げたばかりの非営利団体の開発者のために、Andersen氏は、Salesforce非営利団体コミュニティを挙げています。「Force.com開発者がベストプラクティス、コード、その他の情報を共有する場所として、そのコミュニティは私が知っている最善の場所です。あらゆる規模の非営利団体が関わっています。思うに、我々はコミュニティが集団としてPaaSをどう活用できるかを示すモデルです。」セールスフォース・ドットコムの大きなコミュニティも助けになります。「Salesforceを始めたとき、また、Apexを学んでいたときにも、Force.com開発者ボードが非常に貴重なものであることがわかりました。質問するだけでなく、コードスニペットを投稿して、自分が考えたアーキテクチャについて話し合えることが重要だと思います。こうした共有はすべて、セールスフォース・ドットコムのエンジニアリングスタッフの誰かとの良い関係につながります。これまでも、その関係が大きな助けになってきたことは確かです。」

 

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