corner_overlay

Precisio社、在庫管理をクラウドで

情報管理の予報は曇りがちで、見通しは不確かですが、革新的な開発者たちは、新しいクラウドコンピューティングソリューションの構築に熱心に取り組んでいます。ニュージャージーを拠点とするPrecisio Business Solutions社は、そのようなイノベータの1つです。小規模な会社ですが、Precisio社は在庫管理のクラウド化において大きな役割を果たしています。

Precisio社は、ワイヤレスの在庫管理用製品の専門家と、倉庫のコンピュータネットワークソリューションの専門家が、1つに統一された在庫制御システムを開発する目的でチームを組んで設立されました。同社の幹部は、簡単で信頼性の高いデータ収集とリアルタイムの在庫情報の重要性を理解しています。営業およびマーケティングの担当VPであり共同設立者のShaun McInerney氏は、バーコード、印刷、ラベル作成に20年以上の経験があり、従来のソリューションのバッチ処理を管理する中で、倉庫オペレータが直面する問題を直に体験してきました。

最初の.NETベースの在庫制御ソリューションを開発した後、McInerney氏とチーフ設計者のAkbar Rafiuddin氏は、これからの競争に立ち向かうにあたって最も効果的な方法は、すべてが揃った、クラウドコンピューティングビジネスソリューションの在庫制御コンポーネントを作ることだと判断しました。また、そのビジョンを持って支援してくれるプラットフォームとして、Force.comがベストであることも確信しました。McInerney氏によれば、「我々はSalesforce CRMのカスタマーでしたが、早くにForce.com開発者になったのです。未来がクラウドにあることは理解しており、Force.comとともにある可能性が見えました。在庫管理に関して、申し分ないものとして我々が会議に持ち込んだ専門知識は、セールスフォース・ドットコムがCRMを使ってすでに行ってきたことと一致します。データモデルとプラットフォームを統合するのは簡単でした。」ということです。

開発時間の測定は、年単位ではなく月単位で

Precisio社の開発者は、そのForce.comソリューション(Ascent)を継続的に修正し、改良を加えていますが、当初から会社の計画段階から展開までのサイクルは、ちょうど5ヶ月の繰り返しです。Rafiuddin氏によれば、「我々がForce.comを使って行ったことは、.NETやJava上では倍の人数で取り組んでも、倍の時間がかかるでしょう。Force.comを使った開発は非常に迅速で、開発サイクルを年単位で追加しなくても、製品に機能やアドオンを追加して拡張を続けることができます。」ということです。

Force.comアプリケーションは、セールスフォース・ドットコムの開発チームの成果をそのまま活用し、Precisio社のお客様に対しても、アップデートが自動的に有効になります。McInerney氏によれば、「我々は在庫管理に集中していますが、それはForce.comを利用して開発を行っているからであり、セールスフォース・ドットコムやそのパートナーすべてから恩恵を受けています。セールスフォース・ドットコムのR&Dチームが更新を行うたびに、当社のお客様もその恩恵を受けることができます。当社のお客様が調査、人材募集、経費の追跡、またはそれ以外の何であれ、クラウドで実施するためのアプリケーションを追加したければ、Force.com AppExchangeから入手できるのです。セールスフォース・ドットコムが負担の大きい面倒な作業を行ってくれるので、我々はイノベーションに集中できます。」ということです。

PrecisioForce.comで開発を行うもう1つの利点は、すばやく簡単に、信頼できる展開を行うための機能があることです。「それまでの半分の人数で、倍のお客様をサポートできるようになりました。古いやり方では、まずクライアントの実装それぞれにログインし、1つ1つすべてをアップデートするしかありませんでした。そして、カスタマーのサーバ、ネットワークそして教育など、さまざまな未知の課題に取り組まねばならなくなります。しかし、Force.comのマルチテナントアーキテクチャなら、すべてのユーザが1つの共通のインフラストラクチャやコードベースを共有するので、更新もシームレスです。」とRafiuddin氏は言います。

 

 

クラウドコンピューティングに向かう現場主義

Precisio社は、Apexコード(Force.comサーバ上で実行されるセールスフォース・ドットコムのオンデマンドプログラミング言語)を使用して、ビジネスロジックを完成させていますが、その在庫制御システムのその洗練された姿の奥にはVisualforceがあります。Visualforceは、アプリケーションに対して、豊富な機能を備えたユーザインターフェースをクラウドで作成するためのForce.comのフレームワークです。 開発者はVisualforceをしばしば使用して、リッチで堅固なユーザインターフェースを作成していますが、Precisio社もVisualforceを使用して、独自のインターフェースを簡素化し、バーコードスキャナの小さなフォームファクターにそのソリューションの真髄を反映させています。

「やろうとしていることのうち、当初限界となっていたのが、手持ち端末の画面の制約でした。バーコードスキャナーの表示部分には非常に小さなスペースしかなく、トランザクションフローやデータの表示には使えませんでした。しかし、我々のビジネスの本質は、大量の、それも、一般のSalesforce CRMレコードよりずっと多くのデータを入力できるようにする必要がある、という点です。」とRafiuddin氏は言います。

Visualforceを使って、Precisio社はSalesforce CRMのインターフェースを「小さな画面」に導入できました。 Ascent製品全体でフレームワークを使用し、いくつものページをめくる必要もなく、データ入力を簡単に行って、すぐにクラウドに送られるようにしました。受領、発送、資材の移動がすぐに記録され、現在の実際の情報に基づいて意思決定が行われています。部品番号、場所、数量がリアルタイムで検証されるので、エラーはほとんどなくなりました。

 

Force.comコミュニティのサポート

McInerney氏とRafiuddin氏は、この成功は、活発で利用しやすいForce.comコミュニティのおかげだと考えています。Precisio社は、疑問に対する答えを出してくれるディスカッションボード、Dreamforceセッション、そしてセールスフォース・ドットコムの開発者を活用して、独自の開発努力を進めています。

Rafiuddin氏のチームがApexでの開発の初期の段階で、コードを公的な制限値内に位置付けることが問題となったとき、Force.comのディスカッションボードに助けを求めました。Force.comの専門家は、コードを整理する別の方法を提案し、チームはすぐに問題を解決して、コーディングを続行することができました。

Rafiuddin氏によれば、「従来の環境なら、組織内のプラットフォーム経験の最も豊富な人か、あるいは、そのビジネスをよく知らないのに高額な請求をする外部のコンサルティングサービスの人の言うがままになります。Force.comのディスカッションボードでは、活発なユーザコミュニティに直接アクセスでき、同様に、セールスフォース・ドットコムの製品マネージャや開発者自身ともやり取りできるのです。サポートを簡単に得ることができ、迅速に先に進むことができ、解決のための大きな負担もありません。」ということです。

 

Force.comプラットフォーム上で見つけた商業的成功

今日、Precisio社のビジネスの半分以上はAscentによるもので、既存のSalesforce CRMユーザと直接のForce.comカスタマーの両方が混在しています。クライアントには、メーカー、卸売業者などがおり、扱う商品も化学薬品からテレプロンプター、半導体、事務用品、輸送コンテナまで、多岐にわたっています。

McInerney氏は、自らの会社がForce.com AppExchangeに登場することで、かなりの需要を掘り起こしたことに注目しています。見込み客は、サイトの「製造」部門を参照しなくても、データシート、デモ、および無料のAscentテストドライブへのリンクを見つけられるのです。McInerney氏はまた、毎年行われるDreamforceカンファレンスが見込み客と出会う貴重な場になっていることに気が付き、今年出席した結果、かなりの引き合いがあったことに注目しています。

McInerney氏は、さらに多くのビジネスがSaaSとクラウドコンピューティングに移行するに伴って、Precisio社のForce.comをベースとしたビジネスが急速に拡大していくことを期待しています。会社では、Ascentの改善と在庫管理のための次のクラウドコンピューティングソリューションの開発の続行を計画しています。

 

Force.comを始めるには?

Force.comクイックスタートの手順に従って開発をはじめてください。

 

Force.comのお客様導入事例をすべて見る >