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J2EEからForce.comへ: プラットフォームの変更により、開発者は数年分を先取り

しばらく前に、Natan Zaidenweber氏はサーバを車のトランクに運びました。そのサーバは、2年に渡るJ2EE開発作業のベースとなっていたものでしたが、プロジェクトが完全にForce.comに移行したため、ハードウェアはオフィス内の貴重な場所をとるだけになっていました。オンデマンドに移行したことによって、Zaidenweber氏が属するStakeWare社は、アプリケーションスイートのリリースを2008年初頭に設定しただけでなく、ポータブルデバイスのタブレットPC上で実行できる最初のVisualforceアプリケーションの1つを作成しました。

StakeWare社のアイデアが最初に浮かんだのは、Zaidenweber氏がカリフォルニア大学のEnergy and Resources Groupで卒業後の研究をしていたときのことです。そこで彼は、Royal Dutch Shellのための環境分析プロジェクトに携わっていました。「現地調査、分析、そして文書作成など、さまざまな活動が企業責任の傘下で支配されていることを理解しました。しかしその全てがすべて手作業で行われていました。」Zaidenweber氏の研究はペルー側のアマゾンにおける天然ガス埋蔵量に関するものでしたが、他の会社のプロジェクトで学んだことを適用することを考えたところ、彼が言うところの「利害関係者管理」のための技術を求めている未開拓の市場があることがわかりました。いくつかの段階を経た後、StakeWare社を設立しました。

ハイブリッドから完全に純粋なオンデマンドへ

Zaidenweber氏はまず、ハイブリッドアプローチから始めました。これは、従来型のアプリケーションとオンデマンドアプリケーションの両方を開発することです。しかし、サーバベースのコンポーネントは販売が難しいことがわかりました。 「約2年というもの、大手エネルギー会社に当社のソリューションを見せていましたが、いつも同じところで壁にぶつかりました。その壁とは、既存のシステムとの統合です。従来型モデルでは、お客様をサポートするために大量のリソースをつぎ込む必要があることを理解し始めました。

同時に、Force.comのパワーと、Salesforceのいくつかのカスタマーの規模についてもわかってきました。」と彼は言いました。やがて、純粋なオンデマンドモデルの利点が明らかになりました。StakeWare社は、AppExchange Incubatorに参加した最初の新興会社の1つになり、Force.comネイティブアプリケーションの開発に着手しました。「何年もの間手がけてきたロジックを移行しました。最初に気が付いたことは、ワークフローの組み込み機能、実績あるAPI、柔軟なセキュリティモデル、そして強力な多言語サポートなど、Force.comにはすでになんと多くのリソースが含まれているのだろう、ということでした。2004年以来J2EEで開発を続けてきて、かなりの時間を割いて、こうした要素を自分たちで作成しようとしてきました。そのため、Force.comではまた一から始めたところでしたが、すでに何年分も先んじることができました。」

事実、Zaidenweber氏はオンデマンドへの集中をチャンスとみなすようになりました。「インフラストラクチャの作業をする代わりに、突然イノベーションに集中できるようになったのです。自分たちの領域の経験と専門知識を適用できるため、その知識は我々を際立たせました。」StakeWare社の開発チームは、利害関係者管理(Zaidenweber氏が大学での調査で思いついたプログラム)から始めて、持続可能性のパフォーマンス指標、サプライチェーンの連携、二酸化炭素排出量の調査と会計にいたるまで、現在4つのモジュールの作業を行っています。Zaidenweber氏は、この最新モジュールについて、ニューヨークで行われたセールスフォース・ドットコムのイベントで発表しました。

「開発が簡単だとは思っていませんが、Force.com上での開発はJ2EEで行うよりもずっと順調です。それはJavaがプラットフォームとして悪いからではありません。すべて自分で構築しなければならないからです。一方Force.comは、インフラストラクチャの多くをすぐそのまま使えるのです。そして、ほぼ数週間ごとに新しい機能が追加され、それを利用できるのです。Salesforce Contentによるコンテンツ管理も申し分ありません。Salesforce to Salesforceにも同じことが言えます。サプライチェーン連携の一部として、企業間とそのデータを結びつけています。」

 

どこにでもついてくるタブレットPCの実装

StakeWare社の炭素の会計および管理のシステムは、ポータブルデバイスにおけるVisualforceの可能性を示した、最初の使えるアプリケーションの1つになりました。アプリケーションはタブレットPC上で実行され、設備管理者が工場内を歩き回りながらデータを入力できるようになっています。「我々はVisualforceを使用してシステムを開発し、タブレット版を作成するために、インターフェースをわずかに簡素化しただけです。」アプリケーションは、Google Mapsも組み合わせてあります。

「鍵は、我々のユーザインターフェースをポータブルデバイスに適応させることにありました。そうすれば、デスクに座っているユーザではなく、常に工場のフロアにいるユーザの要件を満たすのです。」とStakeWare社の製品マーケティング部門をまとめるJean-Raymond Naveau氏は言いました。「タブレットが我々の最初のデバイスとして意味を成せば、多くの選択肢が広がります。ユーザの要望があれば、アプリケーションをiPhoneに移すこともできます。」

また、Zaidenweber氏は、「タブレットは、Force.comが我々にどれほどの競争上の優位をもたらしているかを示す1つの例です。Force.comなしで作業した場合にくらべると、ずっと迅速に、より多くのリソースとともに、マーケットプレイスに対応できます。たとえ、最高の人材が揃ったエンジニアリングチームを持ってしても、これは変わらないでしょう。1日は24時間しかないのです。」と言いました。

 

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