"Javaアプリケーションを移植する手間がかからず、開発費用を低コストに抑えられたため、 高額なERPより高機能でありながら、良心的な価格で提供できる製品になりました"

株式会社ガイア

 

IFRS対応の会計システムをForce.comで開発
WebベースのERPシステムをリリース

株式会社ガイア(以下、ガイア)は、2002年5月の設立。「古い技術を使った欧米製の高額なERPをなぜ日本企業は採用してしまうのか。このコスト構造を改善したい」という代表取締役 中道 徹氏が創業。以降、あらゆる顧客のニーズにこたえられ、低コストに導入できるERPを目指して、段階的にサブシステムをリリース。2008年12月に9つのサブシステムを備えたJ-GAIAとして結実させ、2009年より本格的に販売活動を開始したばかりだ。

クラウドへの取り組みは、2008年夏から。国内外子会社の会計データを収集するための、IFRS(国際会計基準)対応の会計システムをForce.com上に開発。 その後、多国語の会計用語辞書を実装するなど、製品のブラッシュアップ作業を続け、2009年に100%Force.comネイティブなアプリケーションとして提供を開始した。新製品は、 次世代WebERPとして「F-GAIA」と名付けられ、すでに数社が採用段階にある。

中道氏は、「ApexとVisualforceを使って開発した、100%Force.comネイティブな会計アプリケーションは日本で初めて。15人のJavaエンジニアの中から優秀な人材を配属して開発に当たらせたのですが、全くトレーニングを受けることなく、Web上に公開されているヘルプやドキュメントを見てあっという間にマスターし、驚くほどの早さで開発を完了させました」と話す。

その特長は、大きく2つある。1つは、各国の従来の会計基準となる総勘定元帳と、IFRSに準拠するデータベースを同時に運用できるパラレルデータベース。もう1つは、連結決算処理に必要になる個別財務諸表やキャッシュフロー情報をセグメント別に管理できる機能だ。これらの機能を実装し、社内インフラで運用するとなると、相応のマシンスペックが要求されるものだが、ユーザ企業はForce.comのインフラを利用できるため、ハードウェアの心配は無用だ。クラウドアプリケーションであるため、海外子会社に出向いてシステムをセットアップする必要もない。

トレーニングが不要で開発スピードも早く、グローバル展開も容易。開発して公開するだけで、すぐにユーザ企業にアプローチできる。同社は、このメリットを生かし、次なる展開を見据えている。

中道氏は、「状況を見ながら段階的に、J-GAIAの9つのサブシステムをすべて100%Force.comネイティブなアプリケーションとして展開することを計画しています。JavaアプリケーションのJ-GAIAをForce.comに移植するのは、それほど難しい話ではありませんから」と話す。

中道氏は、すべてのサブシステムをForce.com上に展開する先も見ている。そのころには、多くの販売管理システムや生産管理システムがForce.comネイティブなアプリケーションとして提供されているはず。それらと連携し、会計を軸に製造と販売をつなぐ安価で使いやすいWebベースの次世代型ERPとして、本格的な海外展開を実現したい考えだ。

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