"Force.comをプラットフォームにすると、少人数で低コストに開発でき、展開も容易です。ニッチな業界でITに多額の予算をかけられない企業にとって、Force.com上で開発したアプリケーションは最適な選択肢になるでしょう"

株式会社シフト・セブンコンサルティング

 

Force.comベースで業種に特化した業務アプリを開発
全国のケーブルテレビ局に大手並みの先端ITを提供

BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)手法を用いて経営や現場が抱える課題の調査・分析から、業務設計、業務への適用、定着化に至る一連のコンサルティングサービスを提供する株式会社シフトセブンコンサルティング(以下、シフトセブン)。ケーブルテレビ業界に特化したコンサルティングサービスがビジネスの柱になっており、現在は国内34局のケーブルテレビ事業者の業務改善を支援している。

 

ケーブルテレビ事業者の業務プロセスは、広告・宣伝活動、見込み顧客の獲得、営業活動、契約、現地調査、工事発注、工事完了、請求、課金、機器管理に大きく分けられる。このすべてのプロセスを一元管理するためには膨大なシステム投資がかかるため、多くのケーブルテレビ事業者は、基幹システムを中心に、Excel、Access、グループウェア、紙媒体など、複数のツールを使って各業務プロセスを管理してきた。このため、業務データがさまざまな場所に分散しているケースが多く見られるという。

 

同社、代表取締役社長 井本 憲史氏は、「このことはケーブルテレビ事業者にとって、オペレーションの煩雑化やシステム運用コストの肥大化を招くことになります。また、業務コンサルティングを提供する当社にとっても、さまざまな業務で生み出される情報を素早く抽出・分析し、業務改善提案に生かすことを困難にしていました」と語る。

 

同社は、緻密なデータ分析に裏打ちされた最適なコンサルティングサービスを展開するためにITの力が必要と判断。ケーブルテレビ事業者のフロントからバックエンドに至るまでの業務プロセスを最適化する仕組みをForce.com上で開発することを決めた。世界で6万社が利用する信頼性を高く評価し、ケーブルテレビ事業者が保有する契約者の個人情報もセキュアに守れるプラットフォームであると判断したためだ。井本氏は、「ケーブルテレビ事業者のリードタイムの短縮を最大の目的に、ApexやVisualforceを利用し、100%Force.comネイティブなアプリケーションを開発しました。少数の開発者によってアプリケーションを短期間かつ低コストにリリースできることは、ニッチな市場の独特のニーズに対応できることと同義ですから、大きなメリットになると考えています」と話す。

 

シフトセブンは2008年8月より、コンサルティングサービスの一部としてForce.com 上で稼働するCATV CRMの提供を開始した。現在は、11局のケーブルテレビ事業者がCATV CRMを活用して最適化した業務プロセスの定着化を図っている。

 

「各業務プロセスから生じるすべての情報をタイムリーにつかめるようになったお客様の中には、すでに業務の効率化による成果を数字として明らかにできるほどの成果が出た事業者様もいらっしゃいます。レポートやダッシュボードで経営状況を可視化し、競争力の向上を狙った施策を展開できることもメリットと評価いただいています」(井本氏)

 

同社にとっても、CATV CRMに登録されたさまざまな情報から経営および現場の課題を抽出・分析し、結果をベースにした最適なコンサルティングサービスを提供できるようになったというメリットもある。

 

シフトセブンは今後、ケーブルテレビ業界内で事業者同士が協力できる仕組みをForce.comの活用で創り上げ、いわばケーブルテレビ業界のバリューチェーンを改善する提案を行っていきたいという大きな展望を描いている。同様の仕組みを別業界に転用する機会もうかがっていく。

 

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