カスタマースナップショット
自動化により、年を追うごとに成長するSpotifyの広告ビジネス
ストリーミング大手はどのようにして広告売上を大幅に増やし、生産性を改善したのでしょうか。
Spotify Advertisingは、自動化とパーソナライズが施されたWebコンテンツにより、B2B広告による売上コンバージョン率を高めて、数百万人のリスナーに質の高い広告をもたらしています。
背景となる情報
Spotifyは、音楽からポッドキャスト、広告まで、それぞれのリスナーが好むコンテンツをマッチングする機能で知られています。その裏では、営業活動の多くを手作業に頼っていたり、広告主との視点が分断されていたりと、効率的な販売や収益向上が困難な状況に陥っていました。そこでSpotify Advertisingは信頼できる唯一の広告主データ、営業活動の自動取得、リアルタイムのコラボレーションを導入。ミーティングやメールトラフィックを減らすことで、営業チームの生産性が40%向上しました。
導入の意義
完璧な曲は雰囲気を盛り上げますが、間違った広告は雰囲気を台無しにします。しかし、パーソナライズによって数百万人のリスナーが新しいアーティストとブランドを発見できれば、顧客関係を強化できるでしょう。広告ビジネスの全体像を得ることで、Spotifyは広告製品のインベントリ数と購入者を把握し、適切な広告を、適切な顧客に、適切なタイミングで届けられるようになります。
Dan Walsh氏
導入の効果
Salesforceを導入するまで、Spotify Advertisingは、手作業の割合が多く、非効率なプロセスに頼っており、顧客を中心に据えたサービスの提供に支障をきたしていました。Spotify Advertisingがこのプロセスをどのように改善し、顧客にとって最適な体験をどのように提供しているのか見ていきましょう。
- 以前は、キャンペーンデータの収集と対応に数か月かかっていました。現在は、SalesforceがSpotifyの広告インベントリの信頼できる唯一の情報源として機能しています。経営幹部と広告担当者は、Sales Cloud EinsteinのダッシュボードとAIを利用したインサイトにより、営業パイプラインの全体像を把握できます。
- 商談スコアリングにより、有望なリードを優先することで、担当者がAIを活用してスピーディに販売できるように支援します。
- 7日未満で、Spotifyのマーケティング環境にフォローアップ用のデータが供給されます。また、Spotify Advertisingでは、登録などのカスタマージャーニーを自動化するだけで、毎年実施するマーケティングキャンペーンの数が5倍に増加しました。
- Spotify Advertisingは、サードパーティツールでWebサイトの訪問者数を追跡しています。パーソナライズにより、訪問者には前回のアクティビティにもとづいてカスタマイズされたボタンとバナーが表示されるため、クリックスルー率が53%上昇しました。見込み客のエンゲージメントレベルから、営業担当者と話すか、セルフサービスオプションを表示するかを選択します。
- Spotifyチーム、社外パートナー、ベンダーは、Slackでつながり、1か所でコミュニケーションできます。その結果、ミーティングとメールが減り、生産性が40%向上しました。
- Slackでワークフローを自動化することで、営業キャンペーンのライフサイクルもシンプルになりました。Slackを利用することで、担当者は、RFPから支払いまで、アカウントの進捗に関するあらゆる情報を常に把握できます。
- Slackでワークフローを自動化することで、営業キャンペーンのライフサイクルもシンプルになりました。Slackを利用することで、担当者は、RFPから支払いまで、アカウントの進捗に関するあらゆる情報を常に把握できます。
- CRM Analyticsにより、離脱するか、購入額が減少するリスクのある顧客を確認できます。チームは、ダッシュボードでアカウントの健全性、収益パフォーマンス、製品導入などをモニタリングして把握できます。その結果、営業担当者は追加のサポートや注意が必要な顧客をフォローアップできます。
40%
営業の生産性が
向上
95%
キャンペーンの
クライアントデータの
検索がスピーディに
19%
広告による前年比
収益成長率