Trailheadの新しいスキルグラフで履歴書を刷新

※本ブログは、米国で発表したブログ「Trailhead Reinvents the Résumé with New Skills Graph」の翻訳版です。

Salesforceスキルに対する需要は、かつてないほど高まっています。IDCの調査によると、セールスフォース・ドットコムとそのパートナーとカスタマーエコシステムは、2022年までに全世界で330万もの新規雇用を創出する見込みです。Salesforceを熟知した従業員の需要が高まるにつれ、Salesforceスキルの学習が、いかにTrailblazer（トレイルブレイザー、先駆者: イノベーションの推進やキャリアアップ、ビジネス変革を目指してSalesforceを利用している個人および企業のこと）の未来を変える力を持っているかを日々痛感させられます。全世界のTrailblazerは、昇進を有利に進めたり、理想的な仕事を得たりするなど、Trailheadによって自らの人生を変えています。しかしTrailheadはスキルを学ぶだけではなくそれぞれが作り出す「自分ブランド」やそれぞれが持つ専門知識を紹介するための素晴らしい方法でもあり、新しい履歴書（レジュメ）となります。

「デジタル履歴書」として活用できるTrailheadのプロフィール

職務経験のみを列記した従来の履歴書は、もはや時代遅れです。これまでの経験を長々と並べただけでは、雇用主が最適な人材を選ぶために必要となる、未来の従業員の能力を正確に反映することができません。TrailblazerはTrailheadのプロフィールを用いることで、製品経験や職務経験などの個人情報に加え、獲得したTrailheadのランク、バッジ、ポイントを紹介することができます。実践的なスキルが記載されたTrailheadのプロフィールは、新しい「デジタル履歴書」として機能し、Trailblazerは同僚や雇用主に自らの知識や学習経験、および習得したスキルを示すことができます。

新しいスキルグラフ

当社では常に、Trailblazerが履歴書を刷新して各自のスキルや能力を未来の雇用主に紹介できるよう、新しい方法を模索しています。プロフィール上のバッジはこれまでの学習内容を反映し、またスーパーバッジはTrailblazerが学習内容を習得していること、およびそれを適用して複雑な問題を解決できることを示していますが、当社ではこれをさらに発展させたいと考え、新たにスキルグラフを導入しました。このスキルグラフでは、バッジの示すTrailblazerの能力がすべて個人のグラフ上に描かれます。牧師からセールスフォース・ドットコムのデジタルビジネスアナリストに転職し、これまでに200を超えるバッジを獲得してきたTrailblazer、マーク・トッセル（Mark Tossell）の例を見てみましょう。新しいスキルグラフは、マークの膨大な量の学習内容を簡潔で分かりやすい単一のグラフに集約し、マークの得意分野がLightning、CRM、Reportingであることを示しています。このスキルグラフにより、未来の雇用主はマークの最も優れたコンピテンシーを直接確認し、マークが最適な候補者であることを容易に把握できるようになります。

新しい「バニティURL」

Trailheadのプロフィールは、Trailblazerが自らの知識や学習内容を紹介する「デジタル履歴書」として実際に機能しています。当社ではTrailblazerが各自のスキルをさらに売り込むことができるよう、新たに「バニティURL」を導入しました。Trailblazerはこの短いカスタムURLを作成することで、自分のTrailheadのプロフィールに簡単にリンクできます。求職者は「バニティURL」によって、履歴書やLinkedIn上で、または採用担当マネージャーに対して、プロフィールを容易に公開できるようになります。

未来の働き方ができるよう支援

当社は、Trailheadによってキャリアや人生を変えたTrailblazerの成功事例に絶えず触発されています。Trailblazerコミュニティは衰える気配を見せず、プロフェッショナルとして進化を続けており、獲得されたバッジ数は450万以上、達成された課題は1,900万を上回っています。今回提供開始する新しいスキルグラフは、すべてのTrailblazerにとって、履歴書を刷新するための重要な一歩となります。Trailblazerの皆様が履歴書を刷新し、これまでの歩みを示して未来の働き方を実現されることを期待しています。

【執筆：Trailhead GM兼デベロッパーリレーションズ担当, EVP サラ・フランクリン】