「トーマス! トーマス!」

初夏を思わせるカラッとした晴天の中、子供たちの元気いっぱいの笑い声が校庭に響き渡りました。6月19日、白浜オフィスに社員の一員として仲間入りしているゴールデンレトリバーの「トーマス」が、地元和歌山県白浜町の小学校を訪れました。

福島県で動物愛護団体に保護されたトーマスは、犬や猫の殺処分ゼロを目指して活動している一般財団法人 クリステル・ヴィ・アンサンブル(代表理事:滝川クリステル氏)を通じて、今年の4月に白浜オフィスの社員として迎え入れることが決まりました。

受け入れ決定直後にトーマスに肝臓がんが見つかりましたが、多くの支援者の方々の寄付により大手術を受け、見事に克服。今では体重も食欲も回復し、白浜の自然豊かな環境の中、のびのびと暮らしています。

 

 

 

なぜ保護犬であるトーマスを社員として受け入れたのか。代表取締役会長兼社長の小出はこう語ります。 

「我々Salesforceは先日20周年を迎えましたが、創業以来大切にしているのが、社員もパートナーもお客様も“Ohana=家族”という考え方であり、“平等=Equality”の精神です。動物も人間も平等という精神を胸に、家族として共にビジネスを推進していきましょうと。そうした考えのもと、厳しい環境にさらされ、保護されてきた動物に対してSalesforceとしてなにかお手伝いできないかということで、このたびトーマスの受け入れが実現しました」

 

 

 

「また、受け入れるだけにとどまらず、トーマスという存在を通じて、地元の小学生に対して命の尊さを学ぶ授業を行うことで、動物愛護、社会貢献活動の大きな柱にしたいとも思っております」

 

冒頭の白浜町の小学校では、小学5年生の子供たちに対して、「保護犬の現状」と「今自分たちにできること」をテーマに授業がおこなわれました。飼い主を持たない、あるいは飼い主に捨てられてしまった多くの犬や猫、そうした動物たちがどういう環境に置かれてしまっているのか。子供たちはその過酷な現状を真剣な目で聞き入り、自分たちにできることは、という問いかけに対して全員が意見を発そうとするなど、積極的に学んでいました。

 

 

 

トーマスを飼い犬として家族に迎え入れた白浜オフィス長の吉野隆生も、「トーマスが、救ってもらった命で、命の尊さを教える。子供たちの顔を見ていると、生きものと暮らすのは責任を伴うこと、飼いたいとなった時に保護犬という選択肢があること。それを知り、広めることの重要性を学んでくれたようです。トーマスは周りの人を笑顔にしてくれるんですよね」と語り、トーマスのもとに集まる子供たちに目を細めた。

Salesforceは創業当初から、ビジネスと社会貢献を統合した「1-1-1モデル」を実行している。就業時間の1%、製品の1%、株式の1%という3つを柱に、現在、約4万2,000の非営利団体や教育機関に対して製品を無償で提供したり、従業員が就業時間の一部を使ってボランティアに従事するなど、様々な活動をおこなっている。

 

 

小出が「社会のサステイナビリティに積極的に関与していきたい」と強調するように、白浜オフィスにおけるトーマスのように、Ohanaと平等の精神に則ったSalesforceの社会貢献は今度も続いていく。