この記事は、米国で公開された「Small Businesses Are There for Us – Now They Need Us More Than Ever」の翻訳です。著者のEnrique Ortegonは、Salesforceの北米SMBセールスのSVPです。

 

Leading Through Change  - いま、私たちができること。- 

今、私たちは大きな困難に直面しています。私はこの危機をきっかけに、今まで当たり前と思っていた数々のことをあらためて見つめ直すようになりました。私たちの生活を支えてくれていたあらゆるもの、たとえば私たちの職場や、子どもが通う学校、そして便利で信頼できる中小規模の店舗そして企業のことです。

家族で楽しい夜を過ごせるレストランや、閉店間際でも気軽に入ってパンやワインが買える街角の店。オイル交換に対応してくれる、近所の信頼できる自動車修理店。そして、楽しい時間を過ごした書店やベーカリー、カフェも忘れるわけにはいきません。歯医者やクリーニング店で親身な対応を受けて嬉しい気持ちになったこともあるでしょう。挙げればきりがありません。彼らは常に私たちに寄り添ってくれていました。今こそ、恩返しをするときです。彼らは私たちを必要としています。

こうした中小企業のことを考えると、かつて自分が経営していた会社の記憶がよみがえります。ある事業が失敗に終わったときに最も難しかったのは、自分ではどうにもできないことが原因で事業が失敗した事実を受け入れることでした。起業家にとって、外的な要因によって敗北したことを認めるのは大きな苦痛であり、直視するにはあまりにも厳しい現実です。今、数多くの起業家が同じ状況に直面し、彼らのビジネスや、そのビジネスに関わっている人たちの生活が危機に瀕しています。

今、私がこうした起業家たちに伝えたいのは、決して1人ではないということです。自力でコントロールできないことはたくさんあります。しかし現状にどう対応し、中小企業をどう支えるかという点では、私たちにもできることがあります。

 

中小企業を大切にすべき理由

米国中小企業庁(英語)によると、米国の中小企業の数は3,070万件で、ビジネス全体の99.9%を占めています。これらの中小企業によって5,990万人分の雇用が生まれ、これは米国全体の雇用者数の47.3%を占めます。こうした従業員が家族を支え、経済を循環させるうえで大きな役割を果たしているのです。

こうした事実からわかることは明らかです。中小企業は私たちの生活を便利にしているだけでなく、私たちのコミュニティや国にとって欠かせない存在なのです。私の考えでは、中小企業は経済や社会にとって最も重要な構成要素であると同時に、最もダメージを受けやすい存在です。
 

中小企業のために今すぐできる8つのこと

世界中の中小企業が皆さんのサポートを必要としています。私たちが今すぐ実践できる8つの方法をご紹介します。

 

1. (たとえオンライン購入であっても)地元の店で購入する

店舗の扉が閉まっていても、まったく営業していないとは限りません。店のWebサイトをチェックし、営業を続けていないか確認してみましょう。商品の在庫や従業員の健康を守るために営業時間を短縮しているかもしれません。また、実店舗での販売からオンライン販売に切り替えたり、期間限定のポップアップストアを出したりしている場合もあります。通常は店内でしか営業していないレストランやバーが、時間限定や割引価格(英語)でデリバリーやテイクアウトに対応している場合もあります。(詳しくはこちら(英語))

お店のWebサイトに最新情報が載っていない場合は、FacebookやInstagram、Twitterの投稿をチェックしてみましょう。メーリングリストに登録したり、店舗に直接電話してみてもいいかもしれません。

 

2. 友人や近所の人に紹介する

皆さんの意見はとても貴重です。中小企業オーナーの85%(英語)は、地元の顧客を獲得するには口コミでの紹介が一番いいと回答しています。外出自粛で人に会う機会がないなら、ソーシャルメディアでお気に入りの店を紹介しましょう。方法はとても簡単です。お気に入りの店のアカウントをフォローし、投稿に対して「いいね!」したりコメントを残したりするだけです。

もっと好ましいのは、購入した商品やサービスの結果を写真に撮り、自分のアカウントで#SmallBizLoveのハッシュタグを付けて投稿、拡散することです。このとき、特別オファーや割引、無料配送などの役立つ情報も含めるようにします。

 

3. ギフトカードの購入や前払いをする

私のおススメは、中小企業が販売しているギフトカードを誰かにプレゼントして、口で言うだけでなく実際にお金を落とすことです。この方法は、店の収入になるのはもちろん、その店やWebサイトを新規顧客につなぐことにもなります。

後で自分で使うために、今のうちにギフトカードを購入するのも1つの手です。これは言ってみれば、困っている店に個人的に少額を貸すようなものです。予算が許すなら、お気に入りの中小企業を3つ選び、ギフトカードを2枚ずつ購入してみませんか。1枚は自分のため、もう1枚は友人や家族のためです。私自身も、いつか行けるようになった日のために、3回分の散髪代を先払いしています。このような、いつか利用するであろう中小企業のサービス料金を先払いする方法を皆さんもぜひ考えてみましょう。
 

4. オンラインでレビューを投稿する

中小企業が良いサービスを提供してくれたら、そのお返しに、YelpZagatTripAdvisorAngie's ListHomeAdvisorGrouponOpenTableGrubHubなどのレビューサイトに好意的なコメントを投稿しましょう。コメントでは必ず、それが中小企業であることに言及します。できれば、素晴らしいサービスを提供してくれたオーナーや従業員の名前も書くようにします。さらに、その企業を気に入っている理由も具体的に書きましょう。

 

5. テイクアウトを注文する

テイクアウトやデリバリーに関連するリスクについては、専門家の間でも意見が分かれるところですが、こうしたサービスが多くの人たちとってお、なくてはならないライフラインになっている事実に変わりはありません。PostmatesUber Eatsなど、一部のデリバリーサービスでは、玄関前に食事を置いて到着を知らせる非接触型の配達を行っています。Sliceのように、家族経営や小さな飲食店に特化しているデリバリーサービスもあります。配達員と顔を合わせない場合でも、チップは多めに渡しましょう。これまでになく仕事の負担が増えているのに時給が下がっている料理人やドライバーが大勢います。

 

6. Amazonで購入する場合も中小企業を優先する

Amazonなしでは生活できないという人もいるでしょう。Amazonを使う場合でも中小企業の力になる方法はあります。Amazonのレポート(英語)によると、Amazonを通じて世界中で販売されている商品の半分以上は中小企業が出品したものです。米国の中小企業の販売状況だけを見ても、毎分4,000以上の商品が売れています。

Amazonのサイトで商品を見るときは、誰が出品者になっているかにぜひ注目してください。Amazonが出品者になっている場合は、「すべての出品を見る」や「同じ商品を販売している他の出品者」というオプションを探し、同じ商品を小規模出品者から購入できないか調べてみましょう。

 

7. オンラインのフィットネスクラスを受講する

これは、地元のジムやフィットネススタジオを助けるための最適なアイデアです。ジムで働くインストラクターの多くは個人事業主(委託業者)で、自分が受け持つコマの受講料で生計を立てています。

私自身、ソーシャルディスタンスを実践し始めてからほんの数日で気持ちが落ち込んだり、気分がふさいでしまうことがありました。ありがたいことに、いくつかの小さなジムやスタジオが有料のオンラインクラスを新たに提供しています。全国で、多くのスタジオがオンラインクラスを開講しています。たとえばCamp Gladiator(英語)では、1万以上のブートキャンプのクラスやトレーニングをライブストリーミングで配信しています。オンラインのフィットネスクラスをチェックし、実際に参加してみましょう。

 

8. 寄附をする

懸命な努力をしていても、他からの支援がなくてはこの危機を乗り越えられない中小企業もあります。お気に入りの中小企業が寄付を募っていないかオンラインで情報収集してみましょう。よければこちらのページ(英語)も参考にしてください。

みんなで協力すれば、困難な時期も乗り越えやすくなります。自分の健康と安全を守るとともに、コミュニティを支えてくれている、かけがえのない中小企業へのサポートを考えていただければと思います。

この難しい時期に、ビジネス要件の変化にどう対応すればいいのかお悩みの方は、投資家のマーク・キューバン氏がホストを務めたオンラインセミナーの動画をご視聴ください(英語)。セミナーに寄せられた質問と回答をまとめた記事はこちらでご紹介しています。

Salesforceは、新規顧客の開拓や商談成約、顧客満足度の向上などを通じて、あらゆる規模・業種のお客様の成功をご支援しています。当社の小規模企業向けCRMソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。また、TwitterInstagramもぜひフォローしてください。連載「Leading Through Change -いま、私たちができること。-」では、この難しい局面においてビジネスやリーダーシップのヒントになるさまざまな記事をご紹介しています。ぜひ、他の記事も合わせてご覧ください。