ご存知の通り、新型コロナウイルスの影響が長引いています。
同時に、テレワークやリモートワーク、オンラインでの会議や商談など、「オールデジタル」が一気に主流となり、デジタルスキルを習得する必要性は喫緊の課題です。「デジタル庁」の創設を謳う新政権も発足し、国を挙げての取り組みも急加速する中、私たちSalesforceでは、日本経済を支える中小企業におけるデジタル化が重要だと考えています。

 

これまでの中小企業向け支援

Salesforceでは、コロナ危機の早い段階から、中小企業のお客様を支援するいくつかの施策を展開してきました。

多くの企業が会社の安定化に注力していた4月には「Salesforce Care」を発表。その後、多くの企業が事業の再始動に向けて動いた8月にはSMBCグループの株式会社プラリタウン様と、国内中堅・中小企業のデジタル化推進のための業務提携、同じく8月に、株式会社JTBと包括連携協定を結び、地方経済のDXを支援することも発表いたしました。

 

 

また、ほぼ100%テレワークとなった当社の営業部門においては、お客様とのオンライン会議を通じて、のべ数万回におよぶ会話を実施し、日々お客様の声に耳を傾けています。
ここからは、中小企業の皆様が感じていらっしゃる課題とSalesforceがどう支援できるかについてご紹介いたします。

日本の事業者構造は、99.7%が「中小企業・小規模事業者」で構成されています。
実際に中小企業のお客様と会話する中で、改めて認識したことは、中小企業の皆様が日本経済を支えているということです。

コロナ以前から、このような圧倒的多数の割合を占める中小企業のお客様に対して、是非とも当社のソリューションの活用で日々の業務をより効率的に進めていただきたいと考えてきました。

私たちが提供するCRMプラットフォームは信頼性と拡張性に優れていることから、国内外の、特に将来のビジネス拡大や成長を見据えた中小企業様でもご利用いただいており、数多くの実績と知見を持っています。

 

中小企業が直面する課題とは

実際に多くの中小企業のお客様と接してきた中で、コロナ以前からの中小企業の課題が大きく3つあると認識しています。

  1. 慢性的な人手不足を背景に、営業活動が属人化している

  2. 少ないリソースのもと一人ひとりが複数の業務を兼任することが多い

  3. 社内にIT部門が設けられていない

これに加えて、コロナ禍においては次のような課題が発生しています。
東京商工リサーチの第7回「新型コロナウイルスに関するアンケート」調査によると、中小企業の8.5%、約30万社を超える企業が、新型コロナの収束が長引いた場合に、廃業を検討しています。
また、「売上が減少」「商談や出張の中止、延期」「取引先の廃業」といった、営業に関する問題や顧客との繋がりに課題を感じた方も多いようです。

こうした中小企業が直面する課題を解決するためには、3つの切り口で取り組みやすさを考えなければならないと考えています。

  1. Easy to use: 誰もが使いやすい

  2. Easy to access:どこからでもアクセスができる

  3. Easy to adopt: 導入や設定が容易である

このようなソリューションでなければ信頼を得ることができず、カスタマーサクセスではないと感じています。

実際、Salesforceの最近の調査では、世界で95%の人が、次の半年間で、デジタルへの適応性を高める必要があると考えているという数字も出ています。(Salesforce Research, Future of Work survey 2020年)

 

中小企業デジタル変革支援パッケージ

Salesforceでは、現在の中小企業には、顧客と新しい繋がり方ができ、社内業務を効率化できるITシステムの必要性が求められていると考えています。

こうした背景を踏まえてこの度、従業員200人未満の国内企業・法人を対象に、「中小企業デジタル変革支援パッケージ」を、9月10日から10月30日までを申込期限として、無償で提供することを発表(9/10)しました。

これは、新型コロナの影響を受ける中小企業の生産性向上や事業継続のためのデジタル変革を支援すると同時に、初期投資を抑えた形で営業活動の効率化や生産性の向上を支援するものとなります。テレワークが求められる営業担当者がクラウドを活用し、どこからでも顧客とつながり、社員間の情報コラボレーションや共同作業をしやすくすることで、顧客との関係の構築・維持が可能となります。

 

中小企業の先駆者のノウハウを紹介

本パッケージの発表の翌週(9/14-15)には、中小事業者・スタートアップ企業を対象に「Salesforce Live: SMB〜歴史的な変革期 ネクストノーマル時代における中小事業の再生と成長〜」を開催いたしました。約7,400人の方々に事前登録、5,000人の方々にご視聴いただきました。

このバーチャルイベントでは、この歴史的な変革期「ネクストノーマル」へ向けて今後のビジネスの再始動、成長において大切なことを考察しました。逆境に立ち向かい、テクノロジーを駆使して変革に取り組むTrailblazer(トレイルブレイザー:先駆者)の成功事例や成長のための新しい挑戦をご紹介しました。

Day 1では、「ビジネスの再始動/安定稼働」をテーマに、落合陽一さんの基調講演に始まり、​事例セッションでは「Salesforceがあったからこそ、この難局を乗り越える挑戦ができた」と多くの中小事業者の講演者の皆様に語っていただいており、全国の中小事業者の皆様に勇気を与えることができたと信じています。

​Day 2は「ビジネスのさらなる成長」をテーマに、日本全国のTrailblazer(先駆者)の皆様、そして最後はロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの登壇で締めくくりました。難局を乗り越えたストーリー、さらに今後の明るい未来に向けての成長・展望を多くの講演者の皆様に語って頂き、全国の事業者様へエネルギーチャージな内容をお届けできたものと確信しています。

本イベントは2日間の累計視聴数は14,000を超え盛況のうちに幕を閉じることができました。何よりも全国の中小企業の皆様がこの難局を乗り越えるための一助とできたことを大変嬉しく感じています。

セールスフォース・ドットコムでは、新型コロナウイルスの影響、さらに今後発生するであろうその他の災害も含め、劇的に変化する社会的状況を注視し、社会のニーズに耳を傾け、今後も迅速なイノベーションの提供および支援を続けてまいります。