予選会で目立った「短期決戦型の事例」


2021年9月8日の決勝大会に向けたSFUG CUP2021(Salesforce全国活用チャンピオン大会)の予選会が、6月中旬から下旬にかけて行われた。今年も全国津々浦々、規模も業種も様々な企業を代表するユーザーたちが、Salesforceを通じて、業務の効率化や自社ビジネスの変革や成長を実現するなかで培った知見と思いの丈を発表し、熱い予選を繰り広げた。

 

第9回を迎える本大会の予選で披露された活用事例には、どんな傾向、特徴があったのか?本大会の責任者として予選会に立ち会ったカスタマーサクセス統括本部 サクセスプログラム部マーケティング ディレクター 舟越美宝の目にはこう映る。

 

「今年の事例の傾向を分けるとすれば、大きく次のような3つのパターンに分類されると思います。一つ目は、2、3年かけて、全社横断で変革を実行しているパターン。基幹システムとの連携、データの可視化によるデータ・ドリブン経営、そして多くのユーザーが活用に至るまでの定着化への道のり。当然ながら資金力も体力も必要とされるので、大企業が多くなります。

 

二つ目は、導入したものの実は活用しきれていなかったパターン。企業規模や業種は幅広いですね。Salesforceを導入する事で達成したいKPIを設定する、営業フェーズをきちんと定義する、経営者層がコミットするといった、いわばSalesforceプロジェクトの成功の秘訣を一からおさらいするといった取り組みを愚直に実行するパターンです。現場とのコミュニケーションを丁寧に行い、それぞれのニーズに真摯に対応するといった定着化に向けての具体的なヒントも詰め込まれています。
 

そして3つ目は、短期決戦型といいますか、1年〜1年半程度といったスピード感でババっと組み上げられるパターンです。必ずしもIT経験がない方がプロジェクト推進者に任命され、Salesforceに情報を集約、業務プロセスを統一化する事で効率化や業績アップを実現されています。営業活動といったSFAとしての王道の活用にとどまらず、クライアント企業へのサービス納品から請求業務、パートナー企業との連携まで、AppExchangeで提供されているアプリケーションも活用しながら、基幹システムとして機能するレベルに至るようなパターンもあります。これまで、スタートアップ企業において、もともとある程度ITの知見のある方が、スピード感を持って構築し運用するといった事例はありました。今大会は、スタートアップに限らず、1年〜1年半程度の短期で、しかもSalesforceの専門的な知識を持っていない方がプロジェクトを主導して成果をあげるレベルに至っている事例が数多く、とても印象的でした。

 

コロナ渦で成果をあげている事例から見えてくるもの


短期で成果を上げた事例が多いというのは、やはりコロナ禍によるDX推進の機運の高まりが背景にあるのだろうか。しかし舟越はそれだけではないと語る。

 

「もちろん、コロナ禍において、あらゆる企業様がデジタル化によるスピーディーな変化を求められているという背景はあると思います。でも実は、各社様の発表を聞いていると、それが主な要因という印象ではありませんでした。むしろ、Salesforceを導入していたからこそ、コロナ禍でも業績が伸びている、リモートワークにスムーズにシフトする事が出来た、という発言をされている方が多くいらっしゃいました。

昨今では”ローコード・ノーコード開発”といった言葉も一般的になってきましたが、Salesforceの機能の進化とあわせて、Salesfoceを導入されるユーザーの方々のマインドの変化が大きく影響しているように感じました。
 

具体的には、“標準機能を活用する” “fit to standard” といった方針を持って導入した、という事例が数多くあった事が挙げられます。特別なカスタマイズを施して自社のビジネスプロセスにシステムをあわせるように実装するのではなく、標準システムに自社の業務プロセスを合わせていく、という矢印の方向です。これまでは、自社のプロセスをITを活用して効率化していく、既存のやり方を出発点にシステムを作っていく、という考え方がやはり主流だったかもしれません。けれどスピードと変化が求められる昨今、最前線で業務改革をはじめとする幅広い変革を推進し成果をあげるためには、自分たちのやり方をSalesforceというベストプラクティスが集約されたシステムにあわせて標準化、効率化しながらどんどん変えていく。システム上の一定の制限はあるものの、本当に必要なものに絞り込む、既存の機能を工夫を凝らして活用していく。短い期間でSaleceforeceで成果をあげるための成功要因と言えます」

 

どんな方にも変革実現のヒントがあるのは間違いなし


標準機能を活用し1年程の限られた期間で本格運用、そして定着のフェーズに到達する。それはもちろんSalesforceを利用するユーザーや、その企業の社風やベクトルといったことも大きな要素ではあるが、言い換えれば、どの企業にもチャンスがあることの証明とも言えるのではないか。舟越はこう続ける。

 

「毎年、SFUG CUPの決勝大会は本当に多くの業種、規模の方々に観戦いただいています。今大会は特に、これならうちでもやれるのではないか、特別なIT知識がなくてもここまでできるんだ、こんな活用方法があるのか、といったインスピレーションを得られる発表がたくさんあると思います。

 

Salesforceを導入されたばかりで、これから本格的に利用する方も、すでに導入していて思った通りに使いこなせず抜本的に活用方法を見直したいと模索している方も、あらゆるSalesforceユーザーの方々にとって、気づきに満ちた大会になると確信しています」

 

 

 

決勝大会は9月8日。観戦はもちろん無料だ。

 

「この大会がスタートしてから、今年で丸9年です。もともとはユーザー同志でのナレッジシェアをもっとオープンに行いたい、という想いからスタートしたものです。それぞれが苦労しながら得たノウハウを共有したい。コミュニティに還元し、そしてまた自分も気づきを得たい、という気持ちが出場する方々、そして観戦する皆様にも共通している点がSFUG CUPの魅力の源にあります。多くの皆様の観戦を、心よりお待ちしています。



 

 

決勝大会を待ちわびる間、予選会の動画・資料はユーザ会のオンラインコミュニティで閲覧可能。8月上旬に公開予定となっているが、まずは、オンラインコミュニティTrailblazer Communityに参加し、ユーザ会でしか得られない情報の価値を感じてほしい。




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