迅速で正確な意思決定はビジネスの成長を大きく左右します。そのためには、Salesforceに蓄積された膨大なデータの有効活用がカギを握りますが、データは揃っていても、そのデータを一目で把握形にするのは、簡単ではありません。
そこで登場するのが、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツール「Tableau(タブロー)」です。Tableauを使えば、Salesforceのデータを直感的に操作し、意思決定を支えるインサイトを即座に得ることができるんです。
この記事では、Tableauの基本的な機能とSalesforceとの連携方法を紹介。具体的な接続手順も解説します。これによって、データ分析の専門知識がなくても、Salesforceのデータを駆使して効果的なダッシュボードの作成を始められます。
「Salesforce×Tableau」というタッグによるデータ分析の基礎知識を、ぜひご覧ください。
10分で学ぶシリーズ
〜データ分析の始め方編〜
分析の上で重要なステップとは?
本動画では、データ分析における2つポイントを解説します。
1)データ分析の進め方
2)何から取り組むべきか
目次
「Tableau」とは何か?
BI (ビジネス・インテリジェンス)ツールとは、企業が蓄積するさまざまなデータを集約してビジュアル化(可視化)し、分析し、インサイトを得ることで、データにもとづいた意思決定や課題解決を支援するツールです。
その中でTableauは、世界中の企業・ユーザーに利用されており、ガートナー社によるBIツールのマジック・クアドラントで2024年現在12年連続「リーダー」に選ばれ、BIツール市場を牽引する製品であると評価されています。
Tableauが選ばれ続けている理由は主に下記の3つです。
① 誰もが使えるセルフBI
膨大にあるデータをビジュアライズし、インサイトを迅速に発見して共有することを可能にします。
直感的で楽しみながら、短期間で習得可能です。
② 統合プラットフォーム
インサイトを共有する統合プラットフォームです。
データの価値を全社員で共有してコミュニケーションを活性化します。
③ 圧倒的なコミュニティ
500以上のユーザーグループによるナレッジの共有、相互サポートが充実しています。
Tableauと連携することのインパクト
TableauとSalesforceが連携することによって、Salesforce内のデータの意味をスピーディに理解できるようになります。いくつか、そのメリットをご紹介しましょう。
① Tableauによる視覚的なSalesforceデータ理解
Tableauで用意しているコネクタを使用してSlaesforceに接続。Salesforceに蓄積されているデータを瞬時にわかりやすく把握することができます。
たとえば、下記の図では商談の進捗状況や重要な指標を一目で把握できます。複雑なデータも直感的に理解でき、営業活動の効果的な管理が実現します。
② Salesforceへの埋め込みによるシームレスな操作
「LWC (Lightning Web Component)」というツールを使用して、Tableauのダッシュボードをドラッグ&ドロップでSalesforceの画面に簡単に埋め込めることができます。これによって、SalesforceとTableauの2つの画面を行ったりきたりする必要がなく、操作性と視認性が向上します。
③ Idプロバイダー不要のシングルサインオン
これによってそれぞれのアプリケーションにアクセスする際に、その都度認証作業を行う必要がありません。詳細は下記ヘルプページをご覧ください。
<参考ヘルプページ>
・Salesforce から Tableau Online への SSO の設定
・Salesforce を使用した SAML の構成
④ TableauからのSalesforceアクション実行
Tableauのダッシュボード上からSalesforceのレコードの作成、更新などのアクションをワンクリックで実行できます。
SalesforceとTableauの接続手順
ここまでTableauの紹介とSalesforceとの連携によるインパクトの解説をしてきましたが、ここからはSalesforceのデータをTableauで分析するための手順方法をご紹介します。簡単な5ステップで完了できます。以下の手順をご覧ください。
- Tableauを開く: デスクトップ版またはオンライン版のTableauを開きます。
- データ接続を選択: 「データ」メニューから「Salesforce」のコネクタを選択します。
- Salesforceにログイン: Salesforceの認証情報を入力してログインします。
- データの選択: 接続したいSalesforceのオブジェクトやレポートを選択します。
- データのプレビュー: 選択したデータをプレビューし、必要なフィールドを確認します。
これでSalesforceデータがTableauに取り込まれました。詳細なダッシュボードの作成手順については、以下のリンクを参考にしてください。
<参考ヘルプページ>
・TableauのSalesforce コネクタ
SalesforceとTableauが連携することで、データの可視化と分析がさらに簡単になりますので、ぜひともTableauをお試しください。
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