"Salesforceは自分の強みに気づかせてくれる” 業界未経験でも活躍できる環境とカルチャーがここにある。

インサイドセールス
鼎(かなえ)理英子
 
 

「最初は、DX(デジタルトランスフォーメーション)と略されているのを聞いて、ポカンとしてしまうくらいのレベルでした(笑)」

現在インサイドセールスとして公共セクターを担当する鼎(かなえ)理英子は、異業種からSalesforceに転職してきた一人です。前職では日系の大手ハウスメーカーで法人営業に従事していました。まったく畑の違うSalesforceの門を叩くことになったきっかけ、そして飛び込んだ先で待っていた現在の環境とは。キャリアチェンジを考える方にとって、彼女のその経験から多くの気付きを得ることができるかもしれません。

社会課題へのアクションとビジネスが合致した企業

「前職のハウスメーカーでは、物流倉庫の賃貸・建築営業をしていました。土地を仕入れ、倉庫を建てて、それを企業様に賃貸する。非常に足が長く規模の大きいプロジェクトで、やりがいを感じていたのは事実です。その一方で、学生時代から環境問題をはじめとする社会課題の解決に興味があり、その軸を持ちながら働ける環境に身を置きたいという思いもありました。それが転職について考えるきっかけでした」

転職を検討する中で、企業のCSRに関わる部署への道も模索したといいます。しかし営業職から転身することへの成功イメージがなかなか沸かず、応募にまでは至りませんでした。そんな時、学生時代の先輩を通じてSalesforceのリクルーターと面談することになります。

「Salesforceがそうした活動に力を入れていることは知っていました。メインの業務とかけ離れたCSR活動はあまり本質的ではないという考えがあったのですが、Salesforceは非営利団体にテクノロジーを提供したり、あくまで自社事業を通じて社会をより良くしており、とても斬新な企業だなと感じました。CSRの部署に所属せずとも、自分の営業経験がそのままやりたいことにつながるイメージを持てたので、リクルーターの方にアドバイスをいただきながら、その後の面接を進めることにしました。面接は3次までで、約1ヶ月ほどで決まりました」

学生時代から抱えていた想いが転職のきっかけだったと語る鼎。しかし日系の建設業から外資系のIT業種への転身に、不安はなかったのでしょうか。それについてはこう話します。

「新卒で入社した前職の会社でも、新しいことを学ぶことのおもしろさを感じていました。事前知識がないと挑戦できない、という心理的ハードルはなくて、特に研修を厚くしてくれる企業であればできなくはないんじゃないかと思っていました。そして、Salesforceはそこにとても力を入れている企業でもありました」

手厚い研修と、「サクセスシェア(成功事例の共有)」への驚き

Salesforceはすべての社員が同じ成功体験を共有し、互いに助け合いながらビジネスをより良くしていく企業です。それは入社後すぐに行われる研修期間で真っ先に体験する文化でもあり、鼎が言うように、その研修がとても大事にされています。

「ブートキャンプと呼ばれる研修が、入社から1ヶ月間あります。私にとっては衝撃の連続でした。業界未経験のため、用語一つとっても覚えることばかりでしたから。けれど、一つひとつ丁寧に教えてくださったり、同期入社のつながりも非常に強く互いに教え合っていたため、研修で置いていかれるような感覚はまったくありませんでした。営業でトップ成績を収めている方や、各部門のマネージャーの経験談を聞く時間も多く、刺激と学びに満ちた時間でした」

研修を終えていよいよ現場に出ても、良い意味での驚きの環境があったと言います。

「ここで働くことになって一番びっくりしたのが、ナレッジシェア(知識の共有)、サクセスシェア(成功事例の共有)を誰もが行うという文化です。前職では、部署同士もある種のライバル関係みたいなところがあり、情報交換はあまり積極的ではありませんでした。ところがSalesforceでは、上長や大きな成功を収めた方からの情報共有だけでなく、チームメンバー同士でも、自分がうまくいったこと、失敗して修正したポイントなどを共有する時間が多く設けられています。そしてそれは対面の場だけでなく、Chatterという社内ツール内でも活発にやりとり・共有がされているため、いつでも誰でも、情報にアクセスして学びを得ることができるんです」

異業種から転職してきた鼎にとって、Salesforceの文化と環境は大いに助けになったようです。そしてそれは今も続いています。

「チーム内でのシェアは、何もビジネス的な結果に限った話ではないと思います。例えば、あなたのモチベーションの持ち方・考え方は面白いので、他のメンバーにもぜひ話してほしいと言われたり。そんなふうに、自分の強みに気づかせてくれる環境がここにはあります」

「また、Salesforceには社員や社員の家族、ステークホルダーの皆様も含めてOhana(ハワイの言葉で”家族”)と呼ぶ文化があるのですが、どんなに細かいことでも、みんなでセレブレーションをするんですね。1つづつの商談が決まった時から、年間達成、入社○周年記念、日常業務でのお互いの感謝まで、家族の様にあたたかいセレブレーションが常に起きています。気づいている様で意外と直接届いていなかった感情を共有できる、とても良い機会だなと思いますし、いろんな方からコメントをいただけた時は素直に嬉しいです」

キャリアパスが開かれているという実感と環境への安心感

インサイドセールスとしてキャリアを積み上げていっている鼎にとって、一人の社会人として、そして一人の女性として今の環境はどう映っているのでしょうか。

「女性だからどうだ、というのは入社してから考えたことがありません。考える必要のない環境であるとも言えます。前職時代は、ロールモデルと呼べる方がなかなかいらっしゃらなかったんですね。そのため女性で長く営業を続けられるのか不安がありました。しかしSalesforceでは女性もすごく増えてきていますし、私とタッグを組んでいるアカウント営業の方も2人のお子さんを育てながら働いています。会社としても、どういう環境だったら働きやすいかを常に検討・改善しようとしている姿勢がありますので、その点について不安はありません」

「弊社会長のマーク・ベニオフが言う、 “Don't win alone, don't lose alone”(成功も失敗も一人でしてはいけない)の精神がこの会社にはあります。一人で進めていくよりも、知らないことがあればどんどん人に聞く、その気付きをさらに共有する。常に一人ではないという安心感がありますし、その文化こそがビジネスを成長させていくんだというマインドを持てていることが、Salesforceに入って培えた一番のものかもしれません」

そう充実した表情で話す鼎は、かつての自分と同じく転職を検討されている方々に向けてこう結びました。

「こういうことがやりたいな、という一つの思いを持って入社しましたが、Salesforceにはさらにあらゆる方向へ広げられるチャンスが転がっていると感じています。また、そのチャンスを自分で求めれば、叶えられる環境・文化もあります。自分はこうだと決めつけるのではなくて、柔軟な気持ちで弊社に興味を持っていただけると、自分にとっても想像していなかったようなキャリアが開けるのではないかなと思います」

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