日本に新しいデータ統合プラットフォームの潮流を
MuleSoftという新規ビジネスの拡大を目指して

MulesSoft, a Salesforce company
執行役員
小山
 
 

テクノロジーの力で世の中のビジネスを変えていきたい

私は大学卒業後、大手SIerに入社し、主にHR領域のセールスと事業開発に6年間携わりました。その時はアカウントエグゼクティブ(営業)として大手企業のお客様を担当したり、事業開発担当として新しいビジネスを生み出す仕事に就いていました。

ITに強い興味を持ったのは大学生の時です。私は大学入学と同時に一人一つずつメールアドレスが付与され、大学3年生の時にはインターネットによる就職活動が始まった最初の世代です。一学年上の先輩たちはハガキを送るというアナログな就職活動をしていたのに、私たちの世代 から突然、就職ナビサイトが開設されエントリーシートがデジタル化したことにとても驚きました。

また、以前から洋服が好きだったため自分自身でHTMLのコードを書いてWebサイトを作り、ファッションフリマサイトを立ち上げたこともあります。自分の作ったWebサイトを通じて世界中とビジネスができるITという新しいテクノロジーに、胸が踊ったことを強く覚えています。

このように急速にIT化していく学生生活を送る中で、「これからはITでもっと世の中が変わる」という大きなうねりを感じ、ITを活用して新しいビジネスを生み出そうとソフトウェア業界で働くことを決めました。

「No Software!」堂々としたマーク・ベニオフの宣言に
時代が変わる可能性を感じて

Salesforce を知ったのは、最初に就職した大手SIerでビジネスディベロップメントチームにいた時です。VC(ベンチャーキャピタル)、コンサルティング会社など数社と新しいソリューションを立ち上げるプロジェクトに参加した際、Salesforce の関連会社と一緒に働くことになりました。

しかも当時常駐していたのが、その頃立ち上げたばかりの Salesforce の日本オフィスと同じビル。ジョイントベンチャーのメンバーから「Salesforce の共同創業者が来るイベントがあるから手伝いに行こう」と誘われ、スタッフとしてブースの設営をサポートすることになりました。

その時、満員の観衆に囲まれたマーク・ベニオフ共同創業者が、堂々と「No Software」と宣言したことに大きな衝撃を受けました。

当時、日本の大手SIerでソフトウェア開発やパッケージソフト導入の仕事に携わる中で、様々 な課題に直面し、SIerで働き続けることに限界を感じていたからです。

このような悩みを抱えている時にマークのプレゼンテーションを聞き、その力強さに「ITで世の中を変えていくんだ」というパッションと気概を感じました。その頃はまだSaaSやクラウドという言葉や概念がなかった頃です。にもかかわらず「No Software」という強烈なメッセージを発信したマークのリーダーシップに、彼の考え方に就いていけば本当に世の中が変わるかも知れないという大きな希望を抱きました。学生の時に抱いた私自身の思いも、マークの下でなら実現できるかもしれないと感じました。<

それから1年ほどたった後、Salesforce へ入社をしました 。

圧倒的なスピードで変化し、成功し、
急成長を続ける Salesforce

それから月日が経ち、Salesforce に入社して13年になりました。この13年間は、IT業界もお客様の期待値も大きく変化し、SaaSやクラウドサービスという新しいマーケットが急速にスケールしていきました。市場もプロダクトも Salesforce も私自身も、大きな変化の中で急成長を遂げてきた歳月だったと思います。

入社してから10年間は、アカウントエグゼクティブとして製造業界を担当し、国内最大手企業のお客様を中心にセールスに携わりました。入社当初は社内のカルチャーやスピード感についていくのに精一杯で、なかなか成果を出せずに苦しみましたが、3年目以降は周りのサポートのお陰で、成果を出していけるようになりました。

入社して最も驚いたのは、任された業務に対して一人ひとりの責任感が強いこと、そして成長志向の高いメンバーが集まっていることでした。当時、日本の Salesforce はまだ規模が小さく、自分自身の目標を達成しなければ会社の業績に響いてしまうかもしれないという大きなプレッシャーがありました。そのプレッシャーをはねのけるべく、一心不乱に仕事に打ち込みました。

その中で目まぐるしく変化する社内のカルチャーや組織体制も前向きに楽しめるマインドセットが身につき、刺激的で楽しい日々を過ごすことができました。

直近の2年間はコンサルティングファームに対して、Salesforceを活用した提案活動をしていただくためのアライアンス締結業務に携わっていました。

よりシームレスな顧客体験を提供するための
MuleSoftという重要なピース

そして現在、2019年3月に仲間入りしたMuleSoftというデータ統合プラットフォームの日本における事業責任者を担っています。(*取材当時)

MuleSoftが加わることで、Salesforce が提唱する「Customer 360」を実現可能となりました。IT化が加速する現在、お客様は既に様々なソフトウェアを利用し、それぞれのチャネルや部門で顧客管理を行っています。しかしお客さまは本来、サイロ化した組織やインフラ、事業分野という垣根を超えて、シームレスな顧客体験を提供したいと考えているはずです。そこでMuleSoftというプラットフォームであらゆるシステムと連携してお客様のデータを繋ぎ合わせることができれば、より一層お客さまの成功を実現できるでしょう。

Salesforce が継続的に成長していくためには、お客様にとって真の「Trusted Adviser(トラステッド・アドバイザー)」にならなければなりません。お客様がビジネスに導入されているソフトウェアを統合し、Salesforce がより一層スケールしていくためには、MuleSoftというインテグレーションプラットフォームは欠かせないピースの一つです。

私は上司とキャリア面談を繰り返す中でこのミッションの存在を知り、次のステップとしてチャレンジしてみたいと思うようになり、社内公募というシステムを利用し、今のポジションに手を挙げました。日本市場でゼロから新しくビジネスを手がけることへの不安はなく、むしろ楽しそうだという気持ちでいっぱいでした。長年 Salesforce で働いていると、新しいことや刺激的な変化を恐れる気持ちはいつしか消え、ポジティブかつ積極的に楽しめるようになります。またとない経験を積むため、新しいビジネスの責任者というミッションに果敢にチャレンジすることを決めました。

日本におけるMuleSoftのサービスはまだ始まったばかりです。ビジネスは Salesforce から完全に独立し、グローバルのレポートラインとなります。マーケティングからインサイドセールス、営業、プリセールス、ポストセールス、テクニカルサポートと全てのファンクションのメンバーが一丸となって、MuleSoftのビジネス拡大に取り組んでいます。

これからの拡大期に必要なのは、ビジネスについてもテクノロジーについても最先端のバックグラウンドを持つ人材です。MuleSoftの事業には世界中で使われている様々なシステムやソフトウェアとのAPI接続による連携手法を考え出したり、これまで行われてきたシステム開発のアプローチを抜本的に変えるような提案が必要です。新しいインテグレーションのあり方を マーケット全体に啓蒙していける、ビジネスとテクノロジー両面のエバンジェリストになれる人材を求めています。

既に社内では、ダイバーシティに富み、多彩なバックグラウンドを持つ人財が活躍しています。

強烈な個性を認め合い、サポートし合うからこそ
より一層個性が輝いていく

私は、実は興味が移ろいやすく、じっと一箇所にいたり、同じことを繰り返すことはどちらかというと苦手です。そんな私が10年以上にわたって Salesforce で働き続けているのは、「一緒に働きたい」と思えるたくさんの仲間がいるからです。多くの仲間から刺激をもらえますし、このメンバーと一緒に成長、成功していきたいと強く思っています。

Salesforce の「Ohana」の精神とは、互いが助け合う素晴らしい文化であると同時に、個性的なキャラクターを認め合う文化だと捉えています。一人ひとりが高いスキルとプロフェッショナリズムを持ち、自分の主張をしっかり発言するカルチャーです。これだけ個性的なキャラクターが集まっていて、なおかつそれぞれの強烈な個性を否定せず全て受け入れ、認めあってサポートし合う。そんなカルチャーがあるからこそ、それぞれの個性をさらに高めることができます。

MuleSoftの事業拡大 を急速に進めながらも、個性的なメンバーがそれぞれの強みを思う存分発揮できる組織づくりをしていきたいですね。

* タイトル、部署名は全てインタビュー当時のものとなります。​

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