身長が高かったこともあり、大学時代にアメリカンフットボール部の先輩から勧誘を受けたことがきっかけです。アメリカンフットボールはパワフルで迫力のあるスポーツですが、じつは緻密な戦略やシステムの上で成り立っています。一方で、ロジカルな戦略やゲームプランを覆すプレーが生まれることもあり、そんな奥深さに魅了されながらこれまで競技を続けてきました。

フィールドにいる11人がそれぞれ違う役割を担って1つのプレーを構成するところも魅力です。この部分は仕事に通じるところでもありますね。例えばSalesforceの場合、1社のお客様に対して、インサイドセールス(内勤営業)、AE(Account Executive:外勤営業)、SE、CSG(Customer Success Group:カスタマーサクセスグループ)、バックオフィスや人事など様々な組織が異なる役割を遂行しながらお客様の成功を実現していきます。これと同様に、アメリカンフットボールでも身長、体重、筋力、スピード等、それぞれの特徴を活かしながら1つのプレイを作り上げていくのです。

 

ー 印象に残っている試合
大学時代のリーグ優勝決定戦と、社会人選手権決勝の2つの試合が印象に残っています。大学時代には主将としてリーグ優勝に貢献しましたが、日本最高峰のリーグ戦である社会人選手権では立場が逆転し、日本一に貢献できなかった苦い思い出があります。
 
 
新卒から日系のIT企業に勤めていましたが、導入企業のビジネスの可能性を広げるSalesforceのプロダクトに魅力を感じ、2021年8月に入社してSalesforce MuleSoft事業統括本部に配属されました。現在は、Account Developmentという職種で、新規顧客の開拓、マーケティングイベントの集客や企画のサポートなど、商談機会を創出する業務を担当しています。
ー 仕事面でのやりがいや目標

海外と連携してベストプラクティスを日本にローカライズするところにやりがいを感じています。SalesforceではオンラインをベースにしたDigitalHQ(会社を動かすデジタル中枢)を推進しているため、どこで働いていてもいつでもコミュニケーションを取ることができ、それが社内でのつながりを構築する上でもプラスに作用しています。

私には海外経験が全くありませんが、そんななかでもグローバル人材になることを目標に日々精進しています。自分自身がデジタルから隔離された田舎町出身であるからこそ、デジタルディバイドを感じさせない平等な世の中を作っていきたいですね。

ー 仕事での思い出深いエピソード
2022年8月にシンガポール・オフィスで現地のメンバーと一緒に仕事ができたことは私にとって大きなイベントでした。2日間という短い間でしたが、DXが進んでいる国の状況やユースケースについてディスカッションしたりと絶好の学びの機会となりました。Salesforceはコアバリュー(大切にする価値観)に平等(イクオリティ)を掲げており、異なる文化やバックグラウンドの社員がコラボレーションしたり、国を超えて繋がり助け合うカルチャーがあると感じています。

 
 
前職のIT企業のころから平日は仕事、土・日曜・祝日はアスリートとして活動しています。仕事とアスリート活動の両立は決して簡単ではありませんが、その相乗効果は予想以上に大きく、仕事や競技を通じて様々なコミュニティと関わることで多様な視点から物事を捉え、知見を深めることができました。私のアスリートとしてのキャリアを職場の方々が理解していただいていることも大きな力になっていますね。試合に皆さんが応援に来てくださると競技へのモチベーションも上がります!
ー Salesforceだから実現できること

SalesforceはCRMのグローバルリーダーであるため、当然のことながら社員全員が非常に優秀です。右を見ても左を見ても市場価値の高い人材で溢れている会社だからこそ、ロールモデルを見つけ、キャリアのモチベーションにつなげやすいと思います。

またCutomer360という、お客様を中心に設計されたSalesforceのサービスや製品ポートフォリオもお客様に価値ある提案をする上で非常に役立っています。また、お客様はもちろんですが、社内のステークホルダーに対してもデータドリブンなアプローチで働きかけることができるのはSalesforceならではの魅力だと感じています。

ー デュアル・キャリアを考えている方へのメッセージ
私は競技と仕事を両立するデュアル・キャリア・アスリートですが、仕事をしながら育児や介護、結婚生活、ボランティアなどを行うこともデュアル・キャリアだと考えています。つまり、多くの人が人生のどこかのタイミングでデュアル・キャリアを構築することになるわけです。そこで、デュアル・キャリアを特別なこととして捉えず、公私共にプロフェッショナルとして振る舞うことに注力してみてはいかがでしょうか。実践は決して簡単ではありませんが、まずはチャレンジしてみることが大切だと思います!
 
 
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