セールスフォース・ドットコム、クラウド・コンピューティング環境下でビジネス・アプリケーションのUI設計を可能にするVisualforceを提供開始

2008年6月18日
株式会社セールスフォース・ドットコム

- あらゆるタイプのデバイス向けのあらゆるユーザ・インターフェイスの構築を実現 -
- Web 2.0アプリケーションと同様の操作性を備えたビジネス・アプリケーション開発を可能にするVisualforceコンポーネントも発表 -
Software-as-a-Service (SaaS) およびPlatform-as-a-Service (PaaS) のマーケットおよびテクノロジーのリーダーである株式会社セールスフォース ・ ドットコム (本社 : 東京都港区、 代表取締役社長 : 宇陀 栄次) は本日、 「Salesforce Summer '08」 の提供開始に伴い、 クラウド ・ コンピューティング環境下で、 ビジネス ・ アプリケーションのUI (ユーザ ・ インターフェイス) 設計を可能にする 「Visualforce (ビジュアルフォース) 」 をセールスフォース ・ ドットコムの全ユーザ向けに提供開始したことを発表しました。 「Visualforce」 は、 「Force.com」 プラットフォーム上で、 これまで以上に高いレベルのアプリケーション開発を可能にするUser-Interface-as-a-Service (サービスとしてのユーザ ・ インターフェイス) です。

「Visualforce」 は、 「Force.com」 プラットフォームの重要な要素となる1つで、 ユーザ ・ インターフェイスを完全にコントロールする環境を開発者に提供します。 これによって開発者は、 すべての 「Force.com」 アプリケーションのUIを構築し、 事実上あらゆるデバイスに拡張することが可能になります。

この 「Visualforce」 の提供開始に加え、 セールスフォース ・ ドットコムは、 「Visualforceコンポーネント」 の提供を開始したことも発表しました。 「 Visualforceコンポーネント」 は、 「Salesforce」 のUI基本構成部分を追加、 削除、 再利用する環境を開発者に提供する新しいテクノロジーです。 「 Visualforceコンポーネント」 によって、 ISV (独立ソフトウェア ・ ベンダー) および企業のIT部門は 「Salesforce」 のUIのコンポーネントやカスタム構築したコンポーネントを操作できるだけでなく、 ISVが構築したコンポーネントを取り込んで、 Web 2.0アプリケーションと同様の利便性を備えたビジネス ・ アプリケーションを、 「Force.com」 上に短期間で構築することが可能になります。 「Visualforce」 を利用できるようになったことはPaaS ( Platform-as-a-Service) 業界にとって新たなマイルストーンで、 開発者はビジネス ・ アプリケーションのユーザ ・ インターフェイスを卓越したコントロール環境下で構築し、 完全にクラウド・コンピューティング環境を通じて提供することが可能になります。

セールスフォース ・ ドットコムの会長兼CEO (最高経営責任者) マーク ・ ベニオフは次のように述べています。 「Visualforceは、 AmazonやGoogle、 SalesforceなどのWebアプリケーションと同様の操作しやすい環境で、 Force.comを使ってビジネス ・ アプリケーションを構築する能力を開発者の皆様に提供します。 Force.comにVisualforceが加わったことによって、 ISVおよびIT部門の皆様はインターネットの価値を最大限に生かし、 事実上あらゆる画面やデバイスへ、 あらゆるタイプのユーザ環境を提供できるようになります」

欧州の大手ファイナンシャル ・ ソフトウェア ・ ベンダーであるCODA社は、 すでにこの 「Visualforce」 を活用し、 「Force.com」 上で動作するSaaS型の企業向け会計システム 「CODA 2go」 を発表しています。 同社のCEO、 Jeremy Roche氏は次のように述べています。 「Visualforceによって、 ユーザ ・ インターフェイスのデザインにおける可能性の新たな世界が開かれました。 当社は、 Visualforceのお陰で強力なビジネス ・ ロジックとともに、 当社の会計システムCODA 2go向けの卓越したUIをForce.com上で構築することができました」

Force.com:あらゆるビジネス・アプリケーションを構築、サービスとして提供するプラットフォーム
「Force.com」は、 ハードウェアやソフトウェアをインストールする必要なしに、 ビジネス ・ アプリケーションの構築を可能にするPaaS ( Platform-as-a-Service : サービスとしてのプラットフォーム) です。 ISVや企業は、 インフラストラクチャの管理などの手間に煩わされることなく革新に集中することが可能になります。 プロジェクト管理や承認トラッキング管理などのシンプルなアプリケーションから、 財務会計や契約管理などの複雑なアプリケーションまで、 「Force.com」 を基盤に構築されたカスタム ・ アプリケーションはこれまでに60,000を越えています。

「Force.com」プラットフォームは、 データベースの構築機能、 ユーザ間の協業を管理するワークフロー ・ エンジン、 複雑なロジックを構築するためのプログラミング言語 「 Apex 」 、 プログラム的なアクセスを実現する 「Force.com Web Services API」 、 幅広いマッシュアップ、 他のアプリケーションやデータとの統合、 開発者向けの総合的なツール/サービスを提供する 「Force.com Development-as-a-Service」 、 あらゆるタイプのUser-Interface-as-a-Service ( サービスとしてのユーザ ・ インターフェイス) 構築を可能にする新しいテクノロジー 「Visualforce」 など、 ビジネス・ア プリケーションの構築に求められるすべての機能を完全にサポートしています。

Visualforce: あらゆるタイプのUIをデザインし、あらゆる場所へサービスとして配布可能
「Visualforce」 は、 強力なUI開発のための新しい技術で、 Platform-as-a-Service業界における画期的なテクノロジーです。 「Visualforce」 で構築したUIによって、 「Salesforce」 の強化や 「Force.com」 上でのカスタムPaaSアプリケーションの構築がこれまで以上に高いレベルで実行できます。 「 Visualforce 」 には、 あらゆるユーザ層、アプリケーション、デバイス向けに質の高いインタラクティブなアプリケーションとユーザ環境を構築する上で、 開発者が必要とするすべてのリソースが含まれています。 「Visualforce」 の開発者向けプレビュー・プログラムを通じ、 これまでに世界中で4,000名以上の開発者が11,000を越えるカスタム ・ インターフェイスを構築しています。

また、 「Visualforce」 は強力なロジックとインテリジェントなワークフローを提供するプログラミング言語 「Apex (エイペックス) 」 と統合されているので、 多様なデバイスを利用している幅広いタイプのユーザのアプリケーションに対するさまざまなニーズへ柔軟に対応することが可能になります。 「Visualforce」 は、 HTML、 AJAX、 Adobe Flexなど、 メジャーなインターネット ・ テクノロジーをサポートしているので、 ユーザは一般的な他の数多くのWebアプリケーションと同じ使いやすい環境で、 個々の革新的なビジネス ・ アプリケーションを使いこなすことができます。 「Visualforce」 の主な特長は下記の通りです。
  • ●Visualforceページ: アプリケーションのユーザ・インターフェイスのデザインを定義できます。
  • ●コンポーネント: 「Salesforce」の見た目と使い勝手に合わせた新しいアプリケーションの作成、特定の顧客やユーザの要件に合わせた「Salesforce」の UIのカスタマイズや拡張が容易に行えます。
  • ●Apexコントローラ: UIの挙動を定義するコントローラです。
  • ●静的リソース: UI作成に使用する資産(画像、スタイルシート、JavaScriptライブラリ、その他のブラウザ・コンポーネント)の簡単な作成、参照、管 理を支援する環境を提供します。
  • ●インライン・ページとコントローラの編集機能: 「Visualforce」の開発モードでは、あらゆるページの実行時ビューから、「Visualforceページ」と「 Apexコントローラ」を直接編集できます。


Visualforceコンポーネント:エンタープライズ環境のWeb 2.0アプリケーションに革命
エンタープライズ企業のコンシューマライゼーション (Consumerization) が進むのに伴い、 企業のCIOやIT部門は、 Web 2.0環境と同じくらい使いやすいビジネス ・ アプリケーションの提供に対するプレッシャーにさらされています。 「Visualforce」 および 「Visualforceコンポーネント」 により、 IT部門やISVは、 Web 2.0スタイルのアプリケーションを構築することができます。 これによって、 異なるUIコンポーネントを組み合わせてカスタム ・ ユーザ・インターフェイスを構築できるだけでなく、 ユーザが自宅で利用しているのと同様の質の高いユーザ環境を、 ビジネス ・ アプリケーションでも実現可能になります。

「Visualforceコンポーネント」 は、 項目、 ヘッダー、 リストビューなどの 「Salesforce」 のUIの基本構成部分をコンポーネント化したものです。 開発者は、 個々のページや画面上でさまざまなUIのパーツを追加、 削除、 作成、 再利用し、 アプリケーションの特定ニーズと要件を満たすことができます。 これにより、 アプリケーションの開発サイクルをスピードアップするとともに、 アプリケーションの操作性を向上できます。

「Visualforceコンポーネント」 環境では、 一度作成したコンポーネントやセールスフォース ・ ドットコムが作成したコンポーネントを再利用できるとともに、 サードパーティが作成したコンポーネントを取り込むこともできます。 また、 インタラクティブなチャートやその他の視覚的なデータを含むデータとロジックを外部のシステムから取り込み、 アプリケーションの視覚的なアピール度を高めることもできます。 「Force.com」 プラットフォーム上で 「Visualforce」 を使って構築したUIには、 ナビゲーションやマッシュアップ ・ コンポーネント、 データ入力フォーム、 モバイル ・ デバイス ・ コンポーネント、 カレンダー、 その他さまざまなタイプのコンポーネントを取り込むことができます。 「 Visualforceコンポーネント」 のその他の特長は下記の通りです。

豊富なコンポーネント・ライブラリ
「Visualforceコンポーネント」では、項目、ヘッダー、リストビュー、サイドバー、詳細リスト、関連項目など「Salesforce」の標準的なUI要素を網羅した、5 0以上のコンポーネントを有するライブラリを用意しています。開発者は、これらの要素を選択して組み合わせるだけで、デザインを最初から作り込む必要はありません。また、CSS(Cascading Style Sheets)によって、各アプリケーション固有の要件に合わせ、これらのコンポーネントのスタイルを拡張できます。

カスタム ・ コンポーネント
カスタム ・ インターフェイスのパターンやその他のカスタマイズ内容をコンポーネントとして 「Visualforce」 に取り込むことで、 さまざまなアプリケーション ・ インターフェイスを通じて再利用できます。 カスタム ・ コンポーネントでは、 標準のコンポーネント、 その他のカスタム ・ コンポーネント、 プログラミング言語 「Apex」 を使い、 「 Force.com」 プラットフォームで稼働していないアプリケーションまでを含め、 複数のアプリケーションからの情報を統合できます。

提供開始時期について
2008年6月15日の 「Summer '08」 の提供開始に伴い、 「Visualforce」 および 「Visualforceコンポーネント」 は 「Salesforce」 のすべてのEditionで提供を開始しています。

セールスフォース・ドットコムについて

グローバルでCRMをリードするセールスフォース・ドットコムは、企業が顧客と新しいカタチでつながることを支援します。詳細は、http://www.salesforce.com/jp/ をご覧ください。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。

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