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旭化成ホームズ、セールスフォース・ドットコムのクラウドの活用により 震災後の物件点検作業を圧倒的短期間で完了

旭化成ホームズ、セールスフォース・ドットコムのクラウドの活用により
震災後の物件点検作業を圧倒的短期間で完了


Force.comで構築した災害点検システムを震災発生後、約2週間でカスタマイズ 

 

エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)は、旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:平井 正仁、以下:旭化成ホームズ)が、クラウドプラットフォーム「Force.com」で構築した災害点検システムを活用し、東日本大震災後、約2週間でカスタマイズ、約1.5カ月で自社建築物件の緊急点検を完了したことを発表しました。

旭化成ホームズの災害点検システムは、災害時に自社建築物の点検結果を入力するもので、基幹システムにある21万件の建物データと連携しています。震災後、想定外の規模の災害に対応するため、急遽点検項目を新たに作成しました。また、応援派遣された社員もシステムを扱いやすいよう入力画面もチェックシートと同じインターフェースにカスタマイズし、使用ライセンスも拡大しました。「Force.com」では、仕様変更や機能追加にも柔軟な対応が可能です。震災から間もない3月下旬にはシステムの再構築を終え、自社建築物件の点検作業を開始、その後わずか1カ月半で点検作業を完了しました。

旭化成ホームズ株式会社情報システム部基幹システム担当課長 近藤 達氏は次のように述べています。
「クラウドという新しい基盤を利用することで、理想とする災害点検システムに近づけることができました。もともと災害点検システムのメンテナンスコスト削減が目的でしたが、災害対策を通して、クラウドだからこそ可能なことが無数にあることを実感しています。今後は、通常のアフターサービスシステムの基盤もクラウド化し、見込み客の管理など営業支援への活用も目指します」

旭化成ホームズでは、災害点検システムのほか、建物の施工時に発生する産業廃棄物の種類・量を可視化するトラッキングシステムも2011年3月から運用しています。

セールスフォース・ドットコムのサービスは、2011年4月30日現在、あらゆる規模、業種、地域で世界約97,700社に利用されており、旭化成ホームズは、その顧客の1社です。売上およびユーザ数はサービスの提供開始に伴って業績に反映されます。

旭化成ホームズ株式会社について
旭化成ホームズは、1972年に旭化成グループの住宅事業部門を担う企業として設立されました。「ロングライフ住宅の実現」を理念として、都市部を中心に「へーベルハウス」を供給しています。新築戸建て住宅をはじめ、集合住宅、市街地再開発、不動産流通、リフォーム、ファイナンシャル、コンサルティングなど、より豊かな住生活の実現に向けて、多彩な関連事業を展開しています。

http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/homes/