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セールスフォース・ドットコム、Salesforce Chatterのソーシャルインテリジェンスを強化する新機能を発表、企業による関心グラフの活用を支援

【米国リリース抄訳】

※当資料は、2013年4月4日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

 

新機能「Chatter Topics and Expertise」により、ユーザは自分が関心のあるトピックに関する知見やエキスパート、資料・情報などを容易に見つけることが可能に
ソーシャルインテリジェンスを最大限に活用し、顧客、パートナー、従業員のすべてをこれまでとは異なるまったく新しい手段でつなぐソーシャルCRMを強化

 

エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の米国セールスフォース・ドットコム (日本法人: 株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都港区、代表取締役社長: 宇陀栄次) は本日、Salesforce Chatterのソーシャルインテリジェンスを強化する新たな機能を発表しました。これによって、企業による関心グラフの活用と、顧客、パートナー、従業員、製品のすべてとこれまでとは違うまったく新しい手段でつながる「カスタマーカンパニー」の実現を支援します。新機能「Chatter Topics and Expertise」によって、ユーザは自分が関心のあるトピックに関する知見やエキスパート、資料・情報などを容易に見つけることが可能になります。業界をリードする企業内ソーシャルネットワークとしてSalesforce Platformを基盤に構築されているChatterは、すべてのSalesforce アプリケーションにソーシャルインテリジェンス機能を提供します。

本ニュースに関するコメント

  • セールスフォース・ドットコムのSalesforce Chatter担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ナシ・ジャザイエリ (Nasi Jazayeri) は次のように述べています。
    「”セレンディピティ” (価値あるものを偶然発見する力) は、従業員を最適な情報およびエキスパートと結び付けるためだけの戦略ではありません。Chatterのソーシャルインテリジェンスによって、企業は社内のナレッジベースの価値を最大限に引き出し、新たなレベルのコラボレーションと生産性を実現することが可能になります。」
  • Maxim Integrated社のセールスオペレーションズ担当ディレクタ、ロバート・レイシス (Robert Lacis) 氏は次のように述べています。
    「Chatterのソーシャルインテリジェンス機能は、誰の目にも触れることなく埋もれていたアイデアやコンテンツを掘り起こしてくれます。社内にある情報から価値を引き出すと共に適切なノウハウを見つけることによって、ユーザはほんの数クリックで高い生産性を発揮できるようになります。ソーシャルインテリジェンスは人、情報、アイデアの関係における力学を変革する存在です。連携されていない情報のサイロの中で人とアイデアを結ぶためのミッシングリンク、それがChatter Topicsです。」
  • IDC社のエンタープライズ・ソーシャルネットワークス&コラボレーティブテクノロジーズ担当リサーチマネージャ、ヴァネッサ・トンプソン (Vanessa Thompson) 氏は次のように述べています。
    「エンタープライズ・ソーシャルソフトウェアがエンタープライズ・ソーシャルネットワーク (ESN) へ成長する中で、プロファイル、アクティビティストリーム、ブログなどのソリューション機能は短い期間のうちに当たり前の機能になってきました。ソーシャルインテリジェンスによって利用できるデータにコンテキストを与えると共に過去、現在、今後の活動への知見を提供することで、ESNはより広く企業に利用されることになるでしょう。」

関心グラフから最大限の価値を引き出す環境を提供
ソーシャルネットワークは、コミュニケーションや情報へのアクセスとその利用について、ユーザがこれまでとは異なる新しい手段を学ぶ場としての役割を果たしています。Facebookの関心グラフは友達や家族、同僚、グループなど消費者と人とのつながりをベースに形成されます。またTwitterでは、消費者がフォローしているブランドやエキスパート、ハッシュタグなどのまとまりをベースに関心グラフが形成されます。

今日、カスタマーカンパニーはソーシャルグラフと関心グラフから価値を引き出すための新しい手段を求めています。これらのグラフが交わる部分には、様々な組織やコミュニティにおける影響関係、ノウハウ、トレンドなど、価値ある新たな手段で人と情報を結び付けるユニークな情報が浮かび上がってきます。

エンタープライズ・ソーシャルネットワークの世界標準であるChatterは、世界中の195,000を超えるアクティブなソーシャルネットワークと共に新たなレベルのイノベーション (革新) を促進しています。1か月あたり2億を超える提案をユーザに提供しているChatterをベースに、Salesforceは企業のソーシャルインテリジェンスを支えるビッグデータを提供すると共に、すべての従業員の「ソーシャルIQ」を高めています。

Salesforce Chatterのソーシャルインテリジェンス - 革新的なChatter Topics and Expertise
Chatter RecommendationsやChatter Influence、Chatter Similar Filesをはじめとするこれまでのソーシャルインテリジェンスにおける革新技術をベースにした新しいChatter Topics and Expertise によって、ユーザは自分が関心のあるトピックに基づいて知見やエキスパート、役立つ資料・情報などを発見することが可能になります。

Chatter Topics and Expertise では、構造化されている情報と構造化されていない情報の両方がSalesforce環境内で分析、分類されます。このプロセスを通じてChatter Topics and Expertise はトピックに関係するエキスパートやファイル、グループ、その他の情報をシームレスに結び付け、すべてを1つのトピックページで提供します。これらのトピックページはセールスフォース・ドットコム独自のアルゴリズム (特許出願中) を通じて自動的に整理され、ユーザの継続的なエンゲージメントとフィード内のトピック提案の検証に基づいて強調されます。

新しいChatter Topics and Expertiseによって、ユーザはソーシャルグラフと関心グラフの両方を活用できるようになります。たとえば新規採用された従業員であれば、仕事を覚えるのに役立つトピックページとグループを見つけることで、数日や数週間ではなく、数時間レベルで仕事を覚えることができます。また、たとえば製品開発のロードマップに関する有用な情報を提供してくれる製品のエキスパートやソートリーダーとしての役割を果たしているインフルエンサーなど、どの従業員も必要なエキスパートをリアルタイムに探してコミュニケーションを取ることができます ―― すべての従業員が、これまでとは異なるまったく新しい形で貢献し、発見し、つながることが可能になります。

Salesforce Chatter - ソーシャルCRMの新たな標準を設定
Salesforce Platformを基盤に構築されているChatterは、すべてのSalesforceアプリケーションおよびSalesforce Platformを基盤にしているカスタムアプリケーションとパートナーアプリケーションに実装されています。セールスフォース・ドットコムはChatterのソーシャルインテリジェンスによってソーシャルCRMの新たな標準を確立し、企業による営業、カスタマーサービス、マーケティングを変革します。

  • 営業 - 営業担当者は自分が進めている商談に役立つトピックやエキスパートを即座に明らかにすることができます。たとえば顧客との打合せに向かう途中で最新の競合情報をチェックしたり、商談のクロージングに向けて価格設定のエキスパートに相談したりすることができます。
  • カスタマーサービス - カスタマーサービスの担当者は、これまで以上に短時間で顧客の課題に対応できるようになります。たとえば顧客とエキスパートをつないでより深いソリューションを提供したり、トピックページに表示される関連資料や情報に基づいて顧客の次の質問を予測して準備を整えたりすることができます。
  • マーケティング - マーケターはより効果的にコラボレーションを進め、キャンペーンを遂行できます。たとえば市場の新しい知見に対してトピックごとに即応したり、エキスパートとの関係を活用して新しいクリエイティブなコンセプトを打ち出したりすることなどが可能になります。

価格および提供時期

  • Chatter RecommendationsおよびChatter Similar Filesは、現在Salesforce Chatterで利用できます。
  • Chatter Influenceは現在Salesforce Chatter Plusで利用できます。
  • Chatter Topics は現在パイロット版を提供中で、2013年下半期に一般提供開始の予定です。
  • Chatter Topics の料金は、現在のところ一般提供開始時に発表の予定です。

その他の情報