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日本銀行出身の富永 新がセールスフォース・ドットコムの金融プロジェクト担当アドバイザーに就任

システムリスク考査の知見を活かし、金融機関でのクラウド利用拡大を推進

グローバルでNo.1のCRMプラットフォームである株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀栄次、以下セールスフォース・ドットコム)は、同社の金融プロジェクト担当アドバイザーに、富永 新(とみなが あらた)が就任したことをお知らせいたします。日本銀行において長年にわたり、金融機関のシステムリスク考査を主導してきた富永がその経験と知見を活かし、金融機関によるセールスフォース・ドットコムのクラウドサービス導入を支援します。

富永は、1980年に日本銀行に入行後、銀行間の最終決済を司る「日銀ネット」の開発をはじめとして、およそ30年にわたり、金融IT関連の職務に従事しました。その中でも直近の約10年は考査役(企画役)、上席考査役(参事役)として、メガバンクの大規模システム障害、システム統合モニタリングや、異業種参入行、インターネットバンク、地銀共同化、信金共同化等を幅広く立入調査し、多くの課題を指摘・指導してきました。

近年においては、政府の情報セキュリティ基本計画検討委員を務めたり、アウトソーシングの進展に即応し、ITベンダーへの任意の立入調査を行うなど、「金融機関のシステムリスク考査(システム監査)の第一人者」として幅広く活動をしています。また、著作として『わが国金融機関への期待~ITリスク管理と事業継続の未来を拓く』を上梓しています。

セールスフォース・ドットコムの代表取締役社長 宇陀 栄次は、次のように述べています。
「お客様との間の『Trust(信頼)』に基づく弊社のサービスは、日本をはじめとする世界各国の政府、金融機関で採用されており、セキュリティと信頼性において高い評価を得ています。富永氏のリーダーシップにより、お客様のTrustを更に強化し、金融業界をはじめ幅広い分野でのクラウドの活用を先導することで、グローバルにおける日本の競争力の更なる強化を支援します」

【富永 新(とみなが あらた)略歴】

1980年 4月 日本銀行入行
1985年 4月 電算情報局副調査役
1989年 11月 業務局調査役
1995年 4月 情報サービス局調査役
1998年 5月 考査局企画役 兼 考査役
2008年 5月 金融機構局参事役 兼 上席考査役
2010年 2月 金融研究所リサーチフェロー