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【ニュースリリース】セールスフォース・ドットコム、「Salesforce1 Hackathon」の勝者2チームそれぞれに賞金100万ドルを贈呈

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2013年12月2日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

2013年12月4日

コミュニティからのフィードバックに対して「Salesforce1 Hackathon」の内部調査を実施

調査の結果、勝利した2チームがどちらも条件を満たしている一方で、
最終選考の審査員に既存コードの利用について十分な情報伝達ができていなかったことを指摘

最終的に、セールスフォース・ドットコムは上位2チームそれぞれに賞金100万ドルを贈呈することを決定

4,500名を超える開発者が、Salesforce1 Platformを基盤に構築された150以上のアプリケーションで
過去最高額の優勝賞金が用意されたハッカソンに挑戦

世界シェアトップ* のCRMプラットフォームを提供する米国セールスフォース・ドットコム(日本法人: 株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役社長: 宇陀栄次)は本日、世界最大規模のソフトウェアカンファレンス『Dreamforce』において2013年11月21日に決定した「Salesforce1 Hackathon」の優勝者を2チームとすることを発表しました。本ハッカソンの内部調査の結果を受け、セールスフォース・ドットコムは上位2チームがどちらも適格条件を満たしていると判断したと共に、両チームがそれぞれのアプリケーションでどのように既存コードを利用したのかを最終選考の審査員たちが評価する上で十分な情報が提供されていなかった可能性があるとし、最終的に上位2組の開発者チームそれぞれに優勝賞金100万ドルを進呈することにしました。

1大会として過去最高の優勝賞金が用意された今回のハッカソンには4,500名を超える開発者がエントリーし、すべてSalesforce1 Platformを基盤に開発された150以上のアプリケーションで腕を競い合いました。また『Dreamforce DevZone』では、Salesforce1 Platformを基盤に2,000を超えるソーシャル、モバイル、コネクテッドアプリケーションを開発した20,000名以上の開発者を迎えました。

引用:

セールスフォース・ドットコムのアプリケーション&プラットフォーム担当プレジデント、アレックス・デイヨン(Alex Dayon)は次のように述べています。
「今回初となるSalesforce1 Hackathonは数千人の開発者を迎えて行われましたが、私たちは皆様からのフィードバックを真摯に受け止めています。私たちは、フェアでオープンかつ透明性があり、アプリケーションの未来を示すハッカソンを通じて、Salesforce1 Platform の力を広く知っていただきたいと考えています。(Salesforce1 Platformの)開発者コミュニティでも、コンテストのプロセスの質をさらに高めるべく、この考えを共有しています。 現在予定している来年のSalesforce1 Hackathonではさらなるイノベーションの実現を見られることを楽しみにしています。」
セールスフォース・ドットコムの最高法務責任者(CLO)、バーク・ノートン(Burke Norton)は次のように述べています。
「ハッカソンのルールと審査プロセスを検証した結果、今回優勝の栄冠に輝いた2組の両方が選考条件を満たしていると判断しました。一方、今回エントリーされたすべてのチームへ、一定の条件下で既存のコードを利用できるという点を周知徹底できていなかったこと、またこれらの既存コードの利用について最終選考審査員たちへ明確に伝達できていなかったことが反省点として残りました。今回は既存コードの利用によって最終選考の結果が変わったかどうかについて判断できないことから、セールスフォース・ドットコムは妥当な判断として両チーム引き分けの優勝とし、それぞれに優勝賞金100万ドルを贈ることにしました。」

セールスフォース・ドットコムによる「Salesforce1 Hackathon」内部調査の主な結果

今回の「Salesforce1 Hackathon」の適格条件および審査プロセスを調査・検証した結果、セールスフォース・ドットコムの内部調査チームは、優勝したUpshotが本ハッカソンの適格条件を満たしていると共に同社のアプリケーションが本ハッカソンのルールに準拠しているとの結論を出しました。Upshotチームにはセールスフォース・ドットコムの元従業員1名が含まれていましたが、本ハッカソンのルールでは2013年8月31日以降に辞めたセールスフォース・ドットコムの元従業員についてのみ参加を禁止しており、今回Upshotチームのセールスフォース・ドットコム元従業員はこれに該当しませんでした(2013年8月31日より前に退社)。

またUpshotチームのモバイルアプリケーションでは既存コードが使われていましたが、これについても本ハッカソンのルールに抵触するものではありません。 ルールでは、アプリケーションの大半を占めていないこと、またサードパーティの権利を侵害していないことを条件に、既存コードの使用が認められています。 これを踏まえ、内部監査チームはUpshotチームのモバイルアプリケーションがハッカソンの期間中にこれらの条件を満たした上で構築されたとの結論を下しました。 また今回の調査では、要件を満たしているすべてのアプリケーションが審査されたことも確認されました。

またHealthcare.Loveに関し、セールスフォース・ドットコムが同社の株式を少数保有していることから本ハッカソンへの参加資格がないのではないかという点についても検証した結果、同社に対するセールスフォース・ドットコムの投資は取るに足りないほど小さく同社をコントロールする実権もないことから、同社には本ハッカソンへの参加資格があると認めました。すなわち本ハッカソンのルールにおいて、同社は「セールスフォース関連」の組織ではないという結論が下されました。

「Salesforce1 Hackathon」の最初の2ラウンドの審査員は、全員がSalesforce1 Platform および本ハッカソンのルールに明るいセールスフォース・ドットコムの従業員で構成され、最終ラウンドでは万全の公平性を確保するため、審査員6名中5名がセールスフォース・ドットコム外部の人間が務めました。内部調査チームは、「イノベーション」の審査項目のスコアに既存コードの使用を含める点について、セールスフォース・ドットコムが最終ラウンドの審査員へ十分な情報を提供していなかったと結論付けています。

Salesforce1 Hackathon - 数千人の開発者による腕の競い合い

世界最大のソフトウェアカンファレンス『Dreamforce』で開催された「Salesforce1 Hackathon」には4,500名を超える開発者がエントリーし、Salesforce1 Platformを基盤に構築した次世代モバイルアプリケーションを競い合いました。

本ハッカソンでは2013年10月25日から11月19日までの4週間の期間中、150以上のチームがSalesforce1 Platformを基盤に次世代モバイルアプリケーションを構築しました。審査対象には、モバイル医療サービスやコネクテッドデバイス・アプリケーション、人材採用アプリケーション、音声認識自然言語処理分析アプリケーションなど幅広い業種とビジネスプロセスを網羅したアプリケーションが提供されました。

これらの革新的なアプリケーションはhttp://salesforce1million.challengepost.com/(英語) で見ることができます。

その他の情報

Salesforce1 ハッカソンのフィードバックおよびレビュー最新情報:
http://blogs.developerforce.com/developer-relations/2013/12/update-on-salesforce1-hackathon-feedback-review.html (英語)
Salesforce1 ハッカソンにエントリーした数々の革新的なアプリケーション:
http://salesforce1million.challengepost.com/ (英語)