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東急建設、Salesforceで建設現場におけるIoTを実現

重機の稼働状況および排出CO2排出量を可視化することで、
施工性向上や環境に配慮した工事計画の策定に活用

カスタマーサクセスプラットフォームおよび世界シェアトップ*のCRMを提供する株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO:小出伸一、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:飯塚恒生、以下:東急建設)によるセールスフォース・ドットコムのクラウドプラットフォームSalesforce1 Platformを活用した建設現場におけるIoTの実証事例を発表しました。建設機械の稼働状況を正確に把握することによる施工管理の効率化、CO2排出量の可視化によるCSRへの取り組み強化、さらに近隣へのリスクコミュニケーションを考慮した、施工性向上や環境に配慮した工事計画の策定に活用します。

本ニュースに関するコメント

東急建設株式会社 土木本部 環境技術部 担当課長 髙倉望氏は次のように述べています。
「今日、建設現場では、作業の効率化を図ると同時に、安全、環境、品質に配慮した施工管理を行うことが求められています。これらの要求に対し、Salesforce1 Platform を導入することによって、建設現場にある様々なデータを集積し、施工管理に必要な情報として“可視化”することを目的とした”拡張性が高いプラットフォーム“をスピーディに開発することができます。これによって、建設現場のスマート化を実現できると期待しています。」

東急建設の現場で稼働している建設機械にモニタリングセンサーを取り付けることで、Salesforce上でその稼働状況を把握し、施工管理の効率化や建設機械のCO2排出量の可視化などを実現します。さらに、多様なIoTのセンシング技術とGPSデータを組み合わせることによって、近隣へのリスクコミュニケーションツールとして活用し、円滑な施工の確保を目指します。これは、環境に配慮した建設活動を推進する東急建設の目指すCSR活動の取り組みにもつながります。

今回、東急建設は、「建設現場に眠る様々なデータを、会社にとって有益な情報に変換し、将来への価値へ繋げる。」という考えのもと、IoTによる実証試験を進めています。そのため、スピーディな開発能力および、構築したアプリケーションを進化させていくことができる将来性、さらに技術力が高く、機動性に優れたパートナー企業とのネットワークが決め手となり、Salesforce1 Platformを採用しました。実証に関わるシステムの構築は、セールスフォース・ドットコムのパートナーである株式会社フレクトと株式会社コネクシオとの協業で行われます。

東急建設は、今後、IoTを活用することで環境保全や品質に優れたブランドイメージを高めるとともに、今回の取り組みをトータルな現場システムとしてサービス化していくことを目指しています。

セールスフォース・ドットコムのIoTへの取り組み
セールスフォース・ドットコムは、Salesforce1 Platformを中心とするIoT(モノとモノ)の先にいるヒト(お客様と顧客)もつなげるという「IoC(Internet of Customers)」という考え方を提唱しています。そのIoCソリューションを、組み込みシステムからビジネスプロセスまでをワンストップで実現出来るパートナーを増やし、お客様へのプロモーションおよびそれらのパートナーを支援する「Salesforce1 IoT ジャンプスタートプログラム」を提供しています。ワンストップで実現できるIoCパートナーと、そのソリューションを強化・充実させるテクノロジーパートナーから成り、現在参加パートナー企業は13社に広がっています。

Salesforce1 IoT ジャンプスタートプログラムに参画しているパートナーの詳細については、こちらをご参照ください。