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セールスフォース・ドットコムがSalesforce Lightningを発表

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2015年8月25日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

最新のLightning Experienceによって、迅速かつスマートに仕事を進める環境を実現

Salesforce1 Platform上に構築されたLightning Experienceが、新たに追加されたLightning Design Systemと、Lightning App Builder、Lightning Componentsを統合
誰でも迅速かつ簡単に最先端のエンタープライズアプリケーションの構築が可能に

Lightning Experienceおよび営業環境を根本から変えるイノベーションによって、
Salesforce Sales Cloudを一新

Salesforce エコシステムを構成する数千のパートナーがSalesforce Lightningを活用し、
次世代エンタープライズアプリケーションを提供

カスタマーサクセスプラットフォームおよび世界シェアトップ*のCRMを提供する米国セールスフォース・ドットコム(日本法人: 株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO: 小出伸一)は、CRMの新基準となり、これまで以上のカスタマーサクセスを実現する「Salesforce Lightning」を発表しました。Salesforce Lightningは、今回新たに加わったLightning ExperienceとLightning Design SystemをLightning ComponentsおよびLightning App Builderに統合することで、Salesforce1 Platformの能力を拡張し、最新のエンタープライズアプリケーション構築を支援します。Lightning Experienceはあらゆるデバイスで、まったく新しい最先端でインテリジェントなエクスペリエンスを提供し、ユーザはより迅速に、そしてスマートに仕事をすることが可能になります。また、150,000を超えるお客様からのフィードバックにもとづき、Salesforce Sales CloudをLightning Experienceおよび25を超える革新的な新機能でゼロから再構築しました。

今日、CRMはビジネスにおいて新たな中核的存在となっています。そして、あらゆる規模の企業と業種が、お客様とのつながり方を変革していくことで成長を目指しています。そのため、営業、サービス、マーケティング、コミュニティ、アナリティクス、そしてアプリケーションのすべてを通じたあらゆるコミュニケーションを統合するソリューションを必要とし、セールスフォース・ドットコムに注目しています。

セールスフォース・ドットコムは、数年かけて最新のCRMをゼロから再構築しました。2013年、セールスフォース・ドットコムはモバイルエクスペリエンスの革新に取り組み、Salesforce1をリリースしてユーザが携帯電話を使って仕事を進められる環境を実現しました。2014年には、誰もが短期間でアプリケーションを構築することを可能にする新しいプラットフォームテクノロジー、Lightning App BuilderとLightning Componentsを発表しました。そしてこの度、セールスフォース・ドットコムは次世代のCRMであるLightning ExperienceとLightning Design Systemを提供します。

未来のCRMが今日ここに ―― Salesforce Lightning
Salesforce1 Platformの主要コンポーネントの1つであるSalesforce Lightningによって、ユーザはより迅速に、そしてよりスマートに仕事を進めることができます。また、エンドユーザにも喜んでもらえる、シンプルでありながら卓越した機能を提供するエンタープライズアプリケーションをより簡単に構築するための、次の3つのコンポーネントで構成されています。

Lightning Experience (新機能):Lightning Experienceは、デスクトップやタブレット、モバイルなどあらゆるデバイスを通じ、すべてのSalesforce ユーザに最新で効率的かつインテリジェントな消費者向けレベルのエクスペリエンスを提供します。各画面には状況に応じた最適な情報が表示され、プロセスの合理化と直観的なワークフローを実現します。
Lightning Design System (新機能):セールスフォース・ドットコムの新しい設計原則(透明性、効率性、一貫性、美しさ)を、拡張可能なCSS(Cascading Style Sheet)として具体化します。また Salesforce 開発者のハウツーマニュアルとしての役割を果たし、開発者やパートナーはあらゆるデバイスとオペレーティングシステムでSalesforce と連携する、卓越したコンポーネントを構築することができます。
Lightning App Builder とLightning Components:昨年の『Dreamforce 2014』で発表し、先月一般提供を開始したLightning App Builderでは、ドラッグ・アンド・ドロップ式のLightning Componentsの視覚インターフェイスを使用して直感的にアプリケーションを構築できます。Lightning Componentsは、単一のUI構成要素から堅牢なマイクロサービスまで、すべてがSalesforce1 Platformと統合された再利用可能なコンポーネントを提供します。

新しい Sales Cloud:今日の営業環境に合わせて一新
高度なカスタマイズが可能な優れた柔軟性を備えるSales Cloudは、営業環境に最適なプラットフォームとして広く採用されるようになっています。ユーザはSalesforce のエコシステムを活用してSales Cloudの機能を拡張することで、個々のニーズを満たすことができます。新しいSales Cloud は、このような環境をベースに、Lightning および生産性の向上とよりスマートな意思決定を支援する25以上の革新的な新機能によって、ユーザエクスペリエンスの質を大幅に高めます。

一新したSales Cloudが提供する主なメリットは次の通りです。

より迅速な営業:購入のサイクルが短期化している今日、営業にとってスピードがすべてと言っても過言ではありません。新しいSales Cloud Homeは、トップの取引先と見込み客についての役立つニュースを提供するAccount Insightsや、商談を先へ進めていくための行動を提案するAssistantなど、営業担当者が日々の仕事に必要なすべての情報と環境を提供します。また電子メールやファイル(MicrosoftやAdobe、その他の形式を幅広くサポート)をSalesforce環境内から取引先担当者へ直接送信することができるので、営業担当者は時間を節約し、営業のプロセスをスピードアップできます。さらに、Lightning Experienceはあらゆるタイプの画面で利用可能な優れた応答性のデザインを提供します。
よりスマートな営業:プロアクティブ(先回り的)なセールスインテリジェンス機能が、適切な情報を必要な場所とタイミングで提供します。現在進行中の全ての取引に関する情報を視覚的に表示するPipeline Board上で、営業担当者は営業サイクルで取引が進んでいくのに合わせて、商談の予定をデジタル付箋紙のようにドラッグ・アンド・ドロップすることができます。また対象のデータにマウスを置くと吹き出しが表示され、詳細な情報を提供します。新しいActivity Feedでは、営業担当者は取引の現在の状況と今後進むべき主要なステップをシンプルな1画面で確認できます。さらに、Salesforce Chatterをベースにした複数のコラボレーションツールによって、これまで以上に簡単に情報を共有し、チームとして営業を行うという、営業部門のトレンドを反映しています。
思い通りの方法で営業を展開:Sales Cloud は、導入企業それぞれの固有のニーズに合わせて簡単にカスタマイズできます。ダッシュボードは簡単に構成設定でき、チャートの移動もその場で実行できます。またSales Pathのようなプロセスも個々の組織のニーズに合わせてカスタマイズできるので、導入企業は自社独自のベストプラクティスと販売プロセスを適用して、契約に向けて取引を効率的に進めていくことができます。Lightning Experienceでは、既存のカスタマイズをシームレスに利用できるだけでなく、Salesforce1 Platformを基盤に構築されているので、営業部門はApp Builder、Components、Salesforce AppExchangeを使用して任意のアプリケーションを簡単に構築し、売上を高めることが可能になります。

Salesforceのエコシステムを明るく照らすSalesforce Lightning
Salesforce のエコシステム全体がSalesforce Lightningにアクセスし、先頃公開されたAppExchange for Components向けのLightning Componentsを構築しています。たとえばApttus社、Bracket Labs社、DocuSign社、Financial Force社、TAS Group社、Xactly社をはじめとするSalesforce ISV パートナーが、「Lightning 対応」コンポーネントの構築とアプリケーションの再構築を進めています。パートナーにとってイノベーションの新たな時代の幕開けを告げるSalesforce Lightning は、広がり続けるSalesforce エコシステムに新たな機会をもたらします。

本ニュースに関するコメント

セールスフォース・ドットコムの Sales Cloud担当EVP、マイク・ローゼンバウム(Mike Rosenbaum)は次のように述べています。
「今回当社は、150,000以上のお客様からのフィードバックと世界をリードするCRMを提供してきた16年の実績により、これまでとはまったく新しいSalesforce をデザインし、構築しました。Salesforce Lightningは、未来のCRMを今日実現したソリューションです」
IDC社のエンタープライズアプリケーション担当リサーチディレクタ兼アソシエート・バイスプレジデント、ボー・リッケガード(Bo Lykkegaard)氏は次のように述べています。
「Salesforce Lightningは、これまで以上に幅広く多様なUIコンポーネントを実現します。Salesforce Lightningは、企業の社内外でユーザが日常的に直接利用する上で、より簡単で使いやすい、そして生産性が高いアプリケーションとなるでしょう」

価格および提供時期

Lightning Experience for Sales Cloudは本日よりプレビュー版を提供開始し、2015年10月に一般提供開始の予定です。
Lightning Experienceへの移行のタイミングはユーザが決定できます。また新しい Sales Cloudを全面展開する前に、一部のユーザグループでトライアルとして利用することも可能です。
Lightning Experienceは、Salesforce がサポートしているすべての言語で利用できます(アラビア語とヘブライ語を除く)。この新しい環境は、Sales Cloud Group Edition以上のエディションで提供の予定です。
Lightning App BuilderおよびComponents for Lightning Experienceは(デスクトップ版)、パイロット版を2015年10月、一般提供を2016年第1四半期に開始の予定です。これらのソリューションへのアクセスは、すべてのCRMおよびForce.com管理者ライセンスに含まれています。
Salesforce Lightning Design Systemは、全ユーザを対象に本日より無償提供を開始しています(http://salesforce.com/designsystem)。

その他の情報
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Twitter:@SalesforceJapan
ブログ:http://blogs.salesforce.com/