プレスリリース

 

IBMとセールスフォース・ドットコム、戦略的パートナーシップを強化

IBM CloudとIBM WatsonをSalesforce QuipとSalesforce Service Cloud Einstein
に組み合わせた新しい企業向けソリューションを提供
Salesforceは優先クラウド・サービス・プロバイダーとしてIBMを認定
IBMはカスタマーエンゲージメントのプラットフォームとしてSalesforceを認定

IBMとグローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコムは、両社の戦略的パートナーシップの強化について発表しました。具体的にはIBM CloudサービスとIBM(R) WatsonサービスをSalesforce QuipとSalesforce Service Cloud Einsteinに組み合わせることで、より深いインサイトでコラボレーションの効果を高めることができるようになり、企業が顧客とつながることを実現します。

パートナーシップの強化とともに、セールスフォース・ドットコムはIBMをクラウド・サービス・プロバイダーとして優先的に選定し、IBMはセールスフォース・ドットコムをカスタマー・エンゲージメント・プラットフォームとして優先的に選定することを認定しました。

IBMの会長、社長兼CEOであるジニー・ロメッティは次のように述べています。「セールスフォース・ドットコムの優先クラウド・サービス・プロバイダーとしてIBMが認定されたことは、ビジネスを進める方法を根本的に変革するために企業を支援するIBM Cloudの力を実証しています。このパートナーシップの拡大は、よりスマートにビジネス上の意思決定を下すために企業を支援するWatsonとEinsteinの組み合わせに基づいています」

米国セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOであるマーク・ベニオフは次のように述べています。「IBMとの戦略的パートナーシップを含め、セールスフォース・ドットコムにおけるビジネスすべての原動力は、お客様の成功です。IBM CloudとWatsonのサービスをSalesforce EinsteinやQuipに組み合わせることでクラウドとAI(人工知能)のパワーを活用することが可能となり、企業が顧客と新しいカタチでつながるためのイノベーションをさらに加速します」

拡大された戦略的パートナーシップの一環として、IBMはWatsonのパワーをQuip上で提供する「IBM Watson Quip Live Apps」を新たに構築します。
このカスタム開発するインタラクティブなアプリは、Quipのドキュメント上に直接組み込まれることで、営業案件のあらゆるライフサイクルにまたがって営業チームの活動に効果を発揮します。
お客様は、Quipのドキュメント作成・編集プラットフォームで、あらゆるプロジェクトに関連するコンテンツをひとつのドキュメント上に集約させることができ、複数のアプリやウィンドウを切り替えて業務を行う必要がなくなります。

IBMとService Cloudとの最初の連携ソリューションとして、IBM WatsonとService Cloud Einsteinのパワーを連携させることで、AIによって次に取るべき最適なアクションを助言する新機能を両社で提供します。
今や企業は、AI駆動型の予測分析により直近の電話やチャットのやり取りをもとに、パーソナライズされたお客様本位の対応を実現することができるようになり、顧客とより強固な関係を構築することができるようになります。

IBMとセールスフォース・ドットコムが新たに提供する共同ソリューションにより、昨年発表<https://www.salesforce.com/blog/2017/03/ibm-salesforce-strategic-partnership.html>した両社のパートナーシップをさらに強化していきます。IBM WatsonとService Cloud Einsteinを連携させることによって、AI機能をさらに拡張させ、企業がよりスマートに、そしてこれまで以上にスピーディーに意思決定をすることを支援していきます。
両社のパートナーシップにより、4,000社を超える両社の共通のお客様に対して、Autodesk社のように顧客とさらに深くつながるための新しい Watsonソリューション< https://www.ibm.com/blogs/think/2017/11/dreamforce/ >の提供をすでに開始しています。

Autodesk社のコンピューター支援サービス・エンゲージメント部門の上級マネージャーであるレイチェル・コットン(Rachael Cotton)氏は次のように述べています。
「セールスフォース・ドットコムとIBMは、最適な組み合わせです。SalesforceにはAutodeskのような多数の企業が大量の顧客データを保管していますが、そのほとんどは活用されていないのが実態です。SalesforceからのインサイトとWatsonのAIパワーやIBM Cloudを組み合わせることで、Autodeskが自社の顧客について理解を深め、最終的にカスタマーエクスペリエンスを変革するために役立ちました」

追加情報
● IBMとセールスフォース・ドットコムとの間で新たに締結された広範な戦略的パートナーシップの詳細については、下記をご参照ください:
https://www.salesforce.com/campaign/ibm/

● SalesforceでIBM Watson Discoveryのデータを公開する方法については、Salesforce Trailheadをご参照ください:
https://trailhead.salesforce.com/en/projects/surface-data-from-ibm-watson-discovery-in-salesforce

IBM Cloudについて
過去12カ月にクラウド収益が170億ドルに達したIBMは、企業向けクラウドのグローバル・リーダーであり、企業と社会の進化するニーズを満たすために設計されたプラットフォームを備えています。生産性とコスト削減だけにとどまらず、IBM Cloudは、今日の企業の真の差別化を推進しているAIとデータの需要に対応しています。IBMのプライベート、パブリック、およびハイブリッド・オファリングは、多くの業界でのイノベーションをサポートするために、グローバル規模のビジネス・ニーズを満たします。一方、19カ国にわたる約60カ所のクラウド・データ・センターは、増大している現地でのデータ要件を満たすために顧客を支援します。

IBM Cloudの詳細については、 ibm.com/cloudを参照してください。

Salesforceについて
グローバルでCRMをリードするセールスフォース・ドットコムは、企業が顧客と新しいカタチでつながることを支援します。詳細は、http://www.salesforce.com/jp/ をご覧ください。

Quipについて
文書作成やディスカッションを1つのスペースでスピーディーにどこからでも行うことができるコラボレーションプラットフォームです。リアルタイムでチームでの共同作業を同時に行うことができるライブドキュメントであることから、複数のバージョンが作成されることがなく、さらに、Salesforce CRM のデータと連携することが可能です。

本プレス・リリースには、将来リリースされる可能性があるオファリングや機能についての「将来予想に関する記述」が含まれています。かかる「将来予想に関する記述」内の事象の実現や成功は、リスク、不確定要素、および仮説を伴います。とりわけ、これらのリスクや不確定要素には、企業が企業サービスの新バージョンおよび拡張バージョンを継続的にリリースできるか、それらのサービスが顧客から受け入れられるか、企業がそれらのサービスのサポートを提供できるか、および企業が戦略的パートナーシップによるメリットを実現できるかといった要素が含まれます。かかるリスクや不確定要素のいずれかが具現化した場合、またはいずれかの仮説が正しくないことが判明した場合、企業の結果が「将来予想に関する記述」によって明示的または暗黙的に示されている結果と大きく異なる可能性があります。企業の業績に影響を及ぼす可能性のあるこれらの要素やその他の要素の詳細については、証券取引委員会とともに作成したForm 10-K、Form 10-Q、Form 8-Kの報告書、およびその他の文書を参照してください。本プレス・リリースまたはその他のプレス・リリースや公式声明において言及されている未リリースのサービスまたは機能は、どれも現時点では使用できず、スケジュールどおりに提供されない可能性や今後提供されない可能性があります。Salesforceのアプリケーションを購入するお客様は、現在使用可能な機能に基づいて購入の意思決定を行う必要があります。Salesforceは、サンフランシスコに本社を置き、ヨーロッパやアジアにも事業所を持ち、ニューヨーク証券取引所に上場しています(ティッカー・シンボルは「CRM」です)。詳細については、http://www.salesforce.comを参照するか、1-800-NO-SOFTWAREにご連絡ください。
※提供開始および価格設定は2018年後半を予定しています。

IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Watsonは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。
現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。