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セールスフォース・ドットコム、 Lightning App Builderの新機能「Dynamic Forms」と「Dynamic Actions」を発表

〜必要なアプリを迅速に構築する新しいローコードイノベーション〜

 

※当資料は、2020年5月7日に米国で発表された発表資料を元に一部内容を日本向けに再編集したものです。

※当資料は、米国セールスフォース・ドットコム プラットフォーム・プロダクト・マネジメント担当SVPであるライアン・エリスによる発表です。

2020年5月19日
株式会社セールスフォース・ドットコム

グローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出伸一)は本日、Lightning App Builderの新機能「Dynamic Forms」および「Dynamic Actions」を発表しました。

進化するビジネスと経済の変化に対応するために組織はアプリを迅速に構築・提供することが求められ、CIOにとってデジタル化は喫緊の課題です。 Salesforceプラットフォームでは、ローコードビルダーを使用することで迅速なイノベーションや確実なスケールが実現できます。Lightning App Builderにより従業員の生産性を向上させる最新のアプリケーションをドラッグ&ドロップで構築でき、Flow Builderにより運用効率を向上させるプロセスを自動化できます。 すべての従業員と顧客にコーディングなしでも、品質を犠牲にすることなく最新の体験を提供可能です。この度発表するLightning App Builderの新機能により、Salesforceプラットフォームはさらに強化されます。


Dynamic FormsおよびDynamic Actionsについて
Dynamic Formsにより、固定的だった静的データの入力フォームは直感的な体験へと変わります。本機能により、あらゆるエンゲージメントがデータに基づきユーザーの入力にリアルタイムで応答します。さらにDynamic Actionsにより、ネクストステップを明確に示すことが可能となり、これまで以上に従業員の行動をガイドできます。これらの機能を組み合わせることで、企業は生産性に優れた操作しやすい魅力的なアプリを容易に構築、拡張でき、適切な情報を適切なタイミングで適切な人に提供できるようになります。

ユーザーはフィールドで「Track Number」に表示ルールを設定することで、該当フィールドを関連する場合のみ表示できます。 これによりウィザード形式のような体験が作成され、このページの情報をステップバイステップでエンドユーザーにガイドできます。

Dynamic FormsおよびDynamic Actionsの重要性
Dynamic FormsおよびDynamic Actionsは、デジタル変革や最新のアーキテクチャの採用を模索する全ての企業にとって重要なものです。過去のアプリは静的でトリガーベースでバッチが更新されハードコーディングされていました。しかし最新のアプリは動的でイベント駆動型、リアルタイムで応答性に優れているものです。Dynamic FormsおよびDynamic Actionsは、Salesforceプラットフォームの特徴である統合されたイベント、ID、セキュリティモデルや代替可能なビルディングブロックとして機能するコンポーネントからアプリを構築する機能をさらに高めます。Dynamic FormsおよびDynamic Actionsは、Flow、Einstein、モバイル、コラボレーションなどのSalesforceプラットフォームの他のサービスと組み合わせて、企業の可能性を広げることもできます。

Flow Builderによる自動化はSalesforceプラットフォームで急増しています。 2020年3月、Salesforceプラットフォームでは、前年比25%増で3250億以上のプロセスが自動化され、前年比83%増で1億1000万以上のビジュアルスクリーンフローが開始されました。 これにより、新入社員のオンボーディングや社内問い合わせ対応などの繰り返し発生する業務における生産性とデータ品質が向上し、コンプライアンスとセキュリティをサポートすることもできるようになりました。

ユーザーはフィールドで「RPF必須」に表示ルールを設定。

Dynamic FormsおよびDynamic Actionsの機能
Dynamic Formsにより、フィールドとセクションをページの任意の場所に配置して、情報を効果的に構成および編成できます。さらに、チェックボックスが選択された時、または選択リストに特定の値がある時には、他のフィールド値に基づいて特定のフィールドのみを表示するようにルールを設定できます。役職やロケーション、その他の識別情報に基づいてデータを表示するだけで体験をさらにパーソナライズできます。

Dynamic Actionsにより、体験において使用可能な一連のネクストステップやネクストアクションを設定できます。Dynamic Formsと同様、フィールド値またはユーザー情報に基づいてアクションを表示するルール設定が可能です。これにより、適切なタイミングで関連するアクションのみが表示できます。

これらの革新的な機能の使用例は以下の通りです。求職者は求人に応募する際、給与情報、履歴書、職歴、法律上の地位、リファレンスなど、複数のドキュメントと情報を提供しますが、採用プロセスにおいてすべての人が全ドキュメントを見る必要はありません。Dynamic Formsにより表示ルールを設定することで、採用担当者、人事部門、採用マネージャー、面接担当者に、それぞれ必要な候補者情報が表示されます。また、Dynamic Actionsにより、採用プロセスに関与する各担当者に特定のアクションを割り当て、採用プロセスを進めるためのネクストステップを確実に認識できるようにします。候補者の採用後、ユーザーはフローの自動化を活用してオンボーディングジャーニーを作成できます。これにより、採用マネージャーが適切な機器、備品を新規雇用者に割り当て、必要なトレーニングを提供し、オンラインツールにアクセスするためのクレデンシャル情報を提供できます。

TrailblazerでSalesforce MVPの、Amber Boaz氏は次のように述べています。
「これは非常に大きな革新です。Dynamic FormsとDynamic Actionsにより、1度ページを作成すれば複数回にわたって再利用できます。しかもすべてカスタムコーディング、権限管理、環境間の移動を行わずにアプリ構築できます。これは私だけではなく、私の組織全体の効率を向上させるものです」

IDCのPlatform as a Serviceのリサーチディレクター、Larry Carvalho氏は次のように述べています。
「Dynamic FormsとDynamic Actionsは、Lightning App Builderの重要な革新です。これらのツールを活用することで、ユーザーは重複作業の必要性を無くして動的なページを容易に作成できるようになり、 企業はソリューションをより迅速かつ低コストで導入できるようになります」


詳細について
Dynamic Formsはnon-GAのプレビューで利用可能です。Dynamic Actionsは、2020 Summerリリースのベータ版で利用可能となる予定で、Salesforce CRMおよびPlatformライセンスに含まれます。詳細は、Dynamic FormsDynamic Actionsのリリースノート(英語)をご覧いただけます。


#LowCodeLove Mediumのポスト(英語)で、企業がアプリを迅速に構築する方法の詳細をご覧いただけます。