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【抄訳】セールスフォース・ドットコム、 全てがデジタルでつながり、どこからでも仕事ができる環境を実現するための 支援ソリューション「Salesforce Anywhere」を発表

※当資料は、2020年6月25日に米国で発表された発表資料の抄訳版です。
※当資料に記載の製品・サービスの日本国内での提供時期は現在検討中です。準備が整い次第改めて発表いたします。

2020年6月26日
株式会社セールスフォース・ドットコム

〜あらゆる企業・組織が場所を問わず営業やサービス、マーケティング業務を実行可能に〜

 

グローバルでCRMをリードする米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出伸一)は本日、「Salesforce Anywhere」を発表しました。これはあらゆるものがデジタル化され、どこにいても仕事ができるニューノーマル(新しい日常)時代に、企業や組織が生産性向上と顧客の成功を実現するパワフルなソリューションです。

企業などさまざまな組織が徐々に再始動する一方で、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックは、働き方を根本的に変えてしまいました。実際、70%近くの人々がパンデミックにより永久に仕事の本質が変わると考えており、50%以上の人々は柔軟な働き方ができることを非常に重要視すると回答しています。(Salesforce Research調べ)

セールスフォース・ドットコムのプレジデント兼COOのブレット・テイラーは次のように述べています。「新型コロナウイルス危機により、どこからでも営業やサービス、マーケティング、コラボレーションができなければならないことを私たちは学びました。Salesforce Anywhereは、全てがデジタルでつながり、どこにいても仕事ができる新たな世界において、企業規模、場所、業界を問わず自信を持ってデジタルトランスフォーメーション(DX)を遂行することができます。」

Salesforce Anywhereにより、以下が可能となります。

  • Salesforce Customer 360および新しい業界特化型モバイルソリューションのVlocityにより、どこからでも営業やサービス、マーケティングなどの業務を実行可能に。

  • チャットやアラート、コメント、ビデオ機能を組み込んだ新しいSalesforce Anywhereのアプリケーションを活用して、どこにいてもコラボレーションが可能に。

  • 新しいITサービス管理(ITSM)ソリューションと新しい従業員データモデルにより、どこにいても仕事ができるようになり、従業員向けアプリやサービスを迅速かつ安全に構築、管理、拡張できるように。

  • あらゆるソースからデータを統合するMuleSoftと、そのデータを見て理解するためのTableauを活用することで、どこからでもデータを入手可能に。

  • Trailheadの新しいEinstein Recommendationsと新しい学習コンテンツにより、どこからでもスキルアップが可能に。

Customer 360により、どこからでも営業、サービス、マーケティングなどの業務を実施可能
Salesforce Customer 360 は、全てがデジタル化されどこにいても仕事ができる世界を目指してゼロから構築されました。クラウドやソーシャル、モバイル、AI の機能を活用して、営業やサービス、マーケティング、コマースなどのあらゆる分野で、顧客に関する唯一の信頼できる情報源を提供します。場所やデバイスを問わず、インテリジェントでパーソナライズされた体験を構築、提供でき、顧客と永続的な信頼関係を築くことができます。新しいService Cloud Voice*やEinstein Call Coaching*など、Customer 360の継続的なイノベーションにより、どこにいてもカスタマーサクセスを実現するための機能を拡充しています。また、Vlocityによって提供される特定の業界に特化してカスタマイズされた新しいテクノロジーにより、企業はSalesforceの深い業界専門知識と業界特化型のデータモデル、API、ワークフローを活用し、オールデジタルでどこからでも仕事ができるニューノーマルな世界において、あらゆる顧客体験を再構築することができます。

Salesforceに組み込まれたチャット、アラート、コメント、ビデオ機能により、どこにいてもコラボレーションが可能
全てがデジタル化された在宅勤務の環境で、チームが成功するためには生産性を維持するためにコラボレーションへさらに焦点を当てる必要があります。新しいSalesforce Anywhereアプリケーション(7月にデスクトップおよびiOSアプリでパブリックベータ版として提供予定)にはリアルタイムのチームチャット、通知アラート、コメント、ビデオ会議がSalesforceに直接組み込まれ、ユーザーは通常のCRMの利用プロセスと同じコンテキスト内でこれら機能を利用できるようになります。同僚とのコラボレーションのために外部のアプリやツール、ウィンドウに頼るのではなく、Salesforceのレコード内のどこからでもコラボレーションが可能になります。

Salesforce Anywhereにより、以下が可能となります。

  • どこにいても最新情報を入手
    ユーザーは、取引先や商談においても、またレコードや項目であっても、Salesforce内で行われた変更や更新のリアルタイムアラートを登録でき、モバイルとデスクトップの両方で確認できます。商談が新たなステージへ進んだ場合や、サポートの問い合わせが変更またはエスカレーションされた場合、または重要な項目が更新された場合に、チーム全体で即座に通知を受けることができます。

  • 状況に応じたコラボレーション
    Salesforce 内で同じページを見ながら、同僚とインスタントメッセージやビデオでチャットを開始できます。Salesforceは、AWS Chimeを利用した新しいネイティブのリアルタイムチャットとビデオ体験を提供します。また、必要に応じてビデオ会議ができるように、すぐに使える統合機能としてZoomが提供されます。ユーザーは同じSalesforceのページで誰が作業しているかを常に確認でき、Salesforceの他のページに移動した同僚を追いかけることもできるため、画面共有の必要はありません。

  • 迅速なアクション
    ユーザーは、レポートの変更や個々のレコードの更新など、すべてのレコードの履歴を簡単に閲覧でき、Einsteinによりパーソナライズされたアクションの提案を受けることができます。

Quipのドキュメントやワークスペースと組み合わせることで、すべてのチームコラボレーションをSalesforce内で直接行うことが可能です。また、Salesforceプラットフォーム上に構築されているため、これらの機能はカスタマイズが可能で、Salesforceの権限によって管理され、顧客データはセキュアに管理され、必要なデータにのみ閲覧権限を与えることができます。

従業員向けアプリを迅速かつ安全に構築、管理、拡張することで、どこからでも仕事が可能に
従業員の在宅勤務が増えることで、ITヘルプデスクの業務がより複雑になり、問い合わせも増加し、多大な負担がかかっています。そこでセールスフォース・ドットコムは、統合エンドポイント管理とセキュリティのリーダーであるTanium社とのパートナーシップを発表しました。ITサポートを管理し対応力を拡張するとともに、従業員の生産性を維持し、全てがデジタル化され、どこからでも仕事ができる環境を支援します。これにより、ITチームは、ネットワーク上のすべての従業員のデバイスやサービスを完全に管理できるようになり、従業員がどこにいても成功するために必要な体験を提供できるようになります。

Salesforce Employee Serviceソリューションは、以下の機能を提供します。

  • AIを利用したボットやモバイルによるセルフサービスサイトなど、すべてのデバイスとチャネル全体で一貫した簡単なサポート

  • 統合されたヘルプデスク、資産管理、およびワークフローにより、ITがインシデントを自動化して安全に迅速に解決するのに役立ちます。

  • すべての従業員を完全に可視化し、AIを利用した生産性ツールと組み合わせることで、プロアクティブな解決策を推進します

どこにいても仕事ができる優れた従業員体験を提供するためには、分散した労働力を強化するための全く新しいアプリやサービスを提供する必要があります。セールスフォース・ドットコムは本日、従業員アプリの開発を加速するための新しい標準オブジェクトと項目のセットであるEmployee Data Modelを発表しました。先立って米国で発表されたWork.comはEmployee Data Modelを使用して開発されました。これは Common Information Model (CIM) の標準に基づき設計されており、人事管理システム(HRIS) や人材管理 (HCM) システムなど、従業員データを格納するコアシステムとの統合と相互運用性を簡素化しています。

どこからでもデータを入手可能:あらゆるデータソースからのインサイトにより、優れた意思決定を迅速に行う
MuleSoftとTableauを活用することで、企業はデータが存在する場所を問わずインサイトを引き 出し、理解し、アクションに移すことができます。MuleSoftを活用してAPI接続によりあらゆるデータソースを統合することで、分析に利用できるデータを大幅に拡張できます。Tableauを活用して、企業は信頼性の高い最新のデータから付加価値の高いインサイトを可視化、取得できます。例えば、新しい新型コロナウイルスのデータプラットフォームではMuleSoftとTableauの力を活用して、信頼できる新型コロナウイルス関連データを収集、統合、配信し、安全な事業再始動のための戦略策定に役立てることができます。

どこからでもスキルアップ:Trailheadにより新しいコンテンツとAIを活用した学習をレコメンデーション
デジタル化が必要不可欠になるにつれて、継続的な学習とスキルの再取得の重要性がますます高まっています。企業・組織が新しい環境で新しいアプリ、サービス、業務プロセスを導入する際には、現在および将来の従業員は新しいスキルを習得する必要があります。Salesforceのオンライン学習プラットフォームTrailheadを通じて、誰もがビジネスに役立つスキルを学習できます。

Trailhead向けの新しいEinstein Recommendationsでは、業界をリードするSalesforceのAIを活用し、個人のキャリア目標に合わせてパーソナライズされたインテリジェントな学習体験をTrailheadで提供します。Einstein Recommendationsは、デスクトップとTrailhead GOのモバイルアプリの両方でTrailheadのホームページに表示されます。Einsteinは、従業員が完了したコンテンツや、似たようなキャリアを歩んだ従業員の情報に基づき、各従業員の興味・関心を学習し、レコメンデーションもよりパーソナライズされたものになります。

Trailheadは毎週コンテンツをリリースし、企業や学習者を新しい働き方へ導くためのトピックも配信しています。その中には、「デジタル化を速く進める方法」、「オンラインを前提としたビジネス戦略を開発する方法」、「Work.comで安全に再始動する方法」などが含まれています。さらに、新しいCustomer 360 Guidesでは詳細な計画とベストプラクティスを提供しており、企業が他社の成功事例を基に自社のビジネスでCustomer 360実現の理解するのに役立てることができます。最後に、Trailhead LIVEの「Trail Together:スキルビルディング ライブストリームシリーズ」では、専門家とリアルタイムに対話しながら、バッジ獲得のステップを経て、質問に答えたり、ガイダンスを提供したりしながら、Trailblazerをガイドしています。

価格と提供開始時期 ※当資料に記載の製品・サービスの日本国内での提供時期は現在検討中です。準備が整い次第改めて発表いたします。

  • Salesforce Anywhereアプリは、7月にベータ版が提供される予定です。一般提供は、2020年の第4四半期の予定です。

  • SalesforceとTaniumのパートナーシップで構築されたEmployee Service Solutionは、2020年11月にベータ版が提供される予定です。

  • Employee Data Modelは、Workplace Command Centerのライセンスで本日より一般提供開始となります。(注釈:Work.comの国内提供開始と同時期になります)

  • Einstein Recommendations for Trailheadは、英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語で本日より一般提供開始となります。

  • Einstein Call Coaching*は、2020年の第3四半期に一般提供予定です。

  • Service Cloud Voice*は、2020年の第3四半期に一般提供予定です。

*本製品は英語のみ、または一部機能のみ英語での提供を予定しています。日本での提供時期または日本語への対応については未定です。

 

セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づけるお手伝いをしています。1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボル CRM で取引されています。