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【抄訳】セールスフォース・ドットコム、企業の迅速なデジタル移行を支援する新たなDigital 360のイノベーションを発表

本プレスリリースは、2021年6月2日に米国で発表されたニュースリリースを元にしています。


2021年6月18日
株式会社セールスフォース・ドットコム

 

 

  • Marketing Cloud 360のカスタマーデータプラットフォームを拡張、リアルタイムのエンゲージメント、オーディエンスのセグメンテーション、ロイヤルティマネジメントを提供
  • Commerce Cloud 360の新たなデータ統合により、ノーコードでクリックのみで企業がイノベーションを迅速化できるよう注文管理とヘッドレスコマースの機能を強化
  • Googleとセールスフォース・ドットコムにより、ファーストパーティデータで企業のマーケティングと広告の変革が容易に
  • 新たにSnapchatと統合し、ブランドはファーストパーティデータを使用してパーソナライズされた広告を作成可能に
  • Marketing Cloud内でWhatsAppチャネルとメッセージを管理してカスタマーエンゲージメントの強化が可能に 

 

 

グローバルでCRMをリードする米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出伸一)は、 企業が迅速にデジタルに移行し、次世代のマーケティング、コマース、デジタル体験を提供できるように支援するDigital 360全体の新たなイノベーションを6月2日(太平洋時間)に開催されたSalesforce Connectionsで発表しました。これらの新しいテクノロジーの詳細は、https://www.salesforce.com/connections/ で視聴可能です。

自動車や食料品のオンライン購入から携帯電話での住宅ローン申請まで、消費者がデジタルファーストの限界に挑戦し続ける中、事業者のマーケティング予算もそれに合わせて増加しています。オンラインの売上は4兆USドル超に達し、デジタルは今年の全世界の広告費の半分を占めると見込まれています。セールスフォース・ドットコムは2020年、平均で1,000億以上のEinsteinの予測作成、6,820億通のメールの送信、および一日当たりの平均で300万件のコマース取引の処理を実現し、企業がこのような変化を先取りし続けられるために支援しています。

デジタルの力をさらに引き出すために、企業はコネクテッドエクスペリエンス(あらゆるタッチポイントにおいてつながりのある体験)を創出し、顧客の好み、こだわり、ニーズを完全に把握する必要があります。セールスフォース・ドットコムの新しいテクノロジーは、データとデジタルを組み合わせてマーケティング、コマース、セールス、サービスを一つにまとめます。これにより、企業はデジタル戦略の中心に顧客を据えることができます。

セールスフォース・ドットコムのプレジデント兼最高製品責任者のデビッド・シュマイヤーは次のように述べています。
「デジタルファーストおよび顧客中心主義であることは、かつてないほど重要になっています。Digital 360を利用すれば、企業はセールスフォース・ドットコムの機能を最大限に活用してすばやくデジタルに移行し、顧客に対するシングルビューを構築して成長を推進することができます」

Marketing Cloud 360:次世代のマーケティング
この次世代のMarketing Cloudを利用すれば、マーケターは信頼できる唯一の情報源を通じて顧客を理解し、好みや嗜好に合わせることができると同時に、AIを活用したパーソナライゼーションであらゆる瞬間を人間味溢れるものにして行動やブランドへの愛着を高めることができます。また、統合分析でマーケティングの影響全般を最適化することができます。

 

  • Salesforce CDP:エンタープライズ顧客データプラットフォームのSalesforce CDPは、顧客とのやりとりをどこでも行えるようにします。企業は、セールス、サービス、マーケティング、ロイヤルティ、コマースにわたって世界No.1のCRMからのデータをまとめ、それを使用して顧客との関係および収益を向上させる強力なマーケティング、広告、パーソナライゼーションを実現できます。今日、Salesforce CDPは2つのテクノロジーを統合し、企業がさらにダイナミックなエクスペリエンスをいつでもすばやく提供できるようサポートします。
    • Interaction Studioは、チャネル間のブランドインタラクションを分析し、Einsteinを適用してメッセージ、製品オファー、または推奨コンテンツを即座に特定して送信します。
    • Loyalty Managementは、企業にとって最良の顧客のオーディエンスセグメントをリアルタイムで提供します。これには、関係性を育み継続的な愛着を醸成するための顧客のメンバーシップステータス、ロイヤルティ階層、ポイント残高等が含まれます。
  • Googleとセールスフォース・ドットコム:今日、顧客はますますデジタルでブランドとのやり取りを行っており、オンラインのプライバシーに関する顧客の期待が高まっています。Googleとセールスフォース・ドットコムの戦略的パートナーシップは、マーケティングおよび広告の全体で、Customer Match等の測定やアクティベーションをよりスマートに実現するファーストパーティデータを使用することで、プライバシーを尊重し信頼を維持する方法で、マーケターが顧客についての理解を深めるのに役立ちます。Googleと弊社は、 Google上の広告全体でのアクティベーションに利用されるSalesforce CDP等のSalesforce製品から得られる顧客に関する知見を活用しやすくするソリューションに対し、今後も継続的に投資する予定です。
  • Marketing CloudのDatorama Reports:Salesforce Datoramaを採用したMarketing Cloudの分析サービスにより、マーケターはMarketing Cloudインターフェース内で新しい電子メールレポート、モバイルレポート、およびジャーニーレポートに直接アクセスしてパフォーマンスの分析と最適化を行うことができます。
  • Trailheadでのマーケターのキャリアパス:セールスフォース・ドットコムの無料オンライン学習プラットフォームであるTrailheadでは、マーケティングのキャリアの構築を望む人は誰でも利用できるリソースが一か所にまとめられています。これまでに獲得されたマーケティングバッジの数が200万個を超えるTrailheadでは、特定の業務に関する学習、エキスパートマーケターのコミュニティ、カスタム学習パスに誰でもアクセスし、メール、需要の創出、マーケティング分析、データサイエンス、CMOリーダーシップについてマーケティングキャリアパスのスキルアップを図ることができます。
  • Snapchatオーディエンスマッチ:マーケターは、Salesforceに格納されたファーストパーティデータを使用して、ターゲットを絞りパーソナライズされた広告オーディエンスをSnapchat用に作成できます。企業は顧客の既知情報を使用して、カスタマイズされた1対1のコンテンツをこのプラットフォーム上で顧客に提供することができます。また、Lookalike(類似)オーディエンス機能を使用して、既存の顧客に特性が類似する新たなターゲットを特定することで、顧客リストを拡大することができます。
  • WhatsAppの統合:企業はMarketing CloudのWhatsAppビジネスソリューションを使用して、キーワード検出、取引メッセージ等によってカスタマーエンゲージメントを促進することができます。また、アカウントやチャネル、メッセージテンプレートを簡単に設定して、企業はWhatsAppで直接顧客とコミュニケーションを取れるようになりました。

 

Googleの製品管理ディレクターであるトリプト・シン・ランバ氏は次のように述べています。「セールスフォース・ドットコムとパートナー関係を結んだことにより、プライバシーが保護される方法でマーケターがファーストパーティデータを活用および分析しやすくできることを嬉しく思います」

Align Technologyアメリカマーケティング部門のバイスプレジデントであるネイト・ミニック氏は次のように述べています。
「Marketing CloudのおかげでAlign Technologyはより有意義かつスムーズな方法で消費者とつながり、彼らがいる場所に会うことができるようになりました。Marketing Cloudからのデータは、インビザライン(歯列矯正)のトレーニングを受けた医師の顧客と消費者を引き合わせるのに役立ちます(当社ではこれを「ケアの交差点」と呼びます)。この独自のデータ駆動型アプローチには、新たな笑顔を手に入れるであろう世界中の推定5億人の患者と、インビザラインシステムを使用している熟練の医師を引き合わせる力があります」

 

Commerce Cloud 360:次世代の顧客中心型コマース
Commerce Cloudにより、企業は単なる取引の枠を超え、生涯にわたる関係を築くことができます。最新のテクノロジーによって、企業はビジネストレンドを特定したりカスタマーエクスペリエンスをパーソナライズしたりできるようになるほか、オンライン店舗から注文管理、さらにその先へと、シンプルにエンドツーエンドのコマースジャーニーをつなげることも可能になります。

 

  • Salesforce CDP for Commerce:追加設定不要でSalesforce CDPに統合されるCommerce Cloudデータを使用して、企業はあらゆるタッチポイントにおいて信頼できる唯一の情報源を提供するファーストパーティ顧客データを完全に把握し、クロスチャネルマーケティングでコマースデータを使用することができます。
  • B2B2C Commerce:新しいB2B2C Commerceアプリにより、B2B企業は接続されたD2C(直販)Eコマース店舗を、コードを使わずクリックですばやく立ち上げることができます。現在、流通業者や小売業者を介して販売を行っている企業は、ファーストパーティデータを取り込むことで全体的な顧客ベースに対する理解を深めると共に、マーケティングやセールス、サービスとの直接的なつながりを持ち、その結果新たな収益機会を見出すことができます。
  • Salesforce Order Management:Salesforce Order Managementは、フルフィルメント、デリバリー、ロイヤルティを通じて、購入ボタンを超える力を企業にもたらします。Omnichannel InventoryおよびDistributed Order Managementにより、企業は店舗とフルフィルメントセンターのネットワーク全体の在庫をリアルタイムで確認し、店舗を物流センターに変えて顧客にアイテムの受け取り方法の選択肢(即日配送、オンライン購入品の店舗受け取り等)を提示することができます。B2B向けOrder Managementが追加されたことにより、ビジネスバイヤーはセルフサービスのフルフィルメント状況の追跡、キャンセル、注文の変更等から、注文に対する透明性とコントロールを向上させることができます。
  • Headless PWA KitおよびManaged Runtime:新しいPWA(Progressive Web Application)KitおよびManaged Runtimeを使用することにより、開発チームは迅速かつコスト効率の高い方法でフロントエンドおよびバックエンドのテクノロジーを分離して、高度にカスタマイズされた消費者対応エクスペリエンス(別名ヘッドレスコマース)を創出することができます。従来のコマースソリューションは実装に何か月もかかる上、全体的なカスタマージャーニーとは切り離されています。セールスフォース・ドットコムなら、開発者はインフラストラクチャのメンテナンスにかかる時間を短縮し、インタラクティブで革新的なカスタマーエクスペリエンスの創出により多くの時間を費やすことができます。

 

Quicken Loans/Rocket MortgageのCEOであるジェイ・ファーナー氏は次のように述べています。
「顧客の対応方法における効率化を追求すること、自社マーケティングのターゲットをさらに絞って戦略性を高めること、チームメンバーにとってより良い体験をどのように創出するかを考えること等、あらゆる業務においてデータは非常に重要です。データを適切に活用すれば人々の生活をより良いものにすることができ、それこそが当社のミッションです」

提供時期:

 

  • Salesforce CDP for Loyatly Management、Marketing Cloud 向けDatorama Reports、WhatsApp Integration は現在一般提供されています。
  • Salesforce CDP for Interaction Studio、Snapchat Audience Matchは2021年6月一般提供開始予定です。
  • 以下は日本での一般提供未定です。
    • Salesforce Headless PWA KitおよびManaged Runtime
    • Distributed Order ManagementおよびOmnichannel Inventory
    • B2B2C Commerce
    • B2B向けOrder ManagementおよびSalesforce CDP for Commerce Cloud

 

 

セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づけるお手伝いをしています。1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボル CRM で取引されています。