Salesforceがベルフェイスをどのようにサポートしたか
リードの“最初の1通”を、繁閑に左右されない仕事へ
同社はまず、リード対応の入り口を見直しました。AppExchange上での動画視聴などの行動をトリガーに、Agentforce SDRが一次対応する流れを組んだのです。
フォームで取得できる情報はメールアドレス中心で、電話をかけられないリードも多い。だからこそ、最初のメール1通で温度を落とさない設計が必要でした。
Agentforceは、社名などの情報から外部データベースと突合し、業種を推定。業界に合わせて文面を変え、必要に応じて事例を添えて送信します。
テンプレの一斉配信ではなく、「刺さり方」を揃えにいく一次対応へと置き換えました。
答えすぎない設計で、品質を守りながら前に進める
AIが便利になるほど、怖いのは“言い切ってしまう”ことです。同社は、料金や技術など誤解が生まれやすい領域は、エージェントが抱え込まない設計にしました。
興味が返ってきたら日程調整へ、深い質問は営業にトスアップする。
やることを絞ることで、クレームやオプトアウトを回避し、運用として回る状態にしています。
Slack上のフィードバックで、営業の成長を日常に溶かす
Agentforceは、顧客対応にとどまらず、営業の育成や振り返りのプロセスにも入り込みます。
商談の内容を踏まえ、「説明が長い」「課題の深掘りが弱い」「クロージングが薄い」といった具体的な指摘が、Slack上で即座にされる。マネージャーが付きっきりで指導しなくても、振り返りが日常の中に残るようになり、育成が「特別な時間」ではなくなりました。
「入力する/しない」の議論から、いつの間にか情報が溜まり、次の打ち手に目が向く状態へ。Salesforce上のデータが、ようやく意思決定の速度に追いつく形になったのです。