売上前年比110%、マーケターの意識改革を実現。他事業・海外拠点への展開も視野に
Commerce CloudとMarketing Cloudの導入効果は、数字としても確実に現れている。フォトイメージング市場自体が縮小する中、同社のECサイトの売上は、前年比110%という二桁成長を達成。また、API連携により多様な決済サービスを利用可能になった結果、商品検索から注文、決済完了までの導線のスムーズさという点でも顧客のニーズに応えられるようになり、コンバージョン率が向上した。
さらに大きな成果として一色氏は、当初の期待通りシステムの保守コストが大幅に削減され、その分のリソースを本来の業務に割けるようになったことによる、マーケターの”意識改革”を挙げる。
「ECに限らず、店舗運営でもっとも重要なのは、お客様にとって嬉しいこととはなにかを考えること。Salesforceによってそれを考える余裕がようやく生まれました。マーケターが顧客視点で大局観を持つことは、単に目先の利益につながるだけでなく、最終的に富士フイルムホールディングス全体のブランディングにおいても大きな意味を持つはずです」(一色氏)
フォトイメージングにおける成功を踏まえて同社は、ヘルスケア事業のECサイトへのCommerce Cloud導入とコールセンターシステムへのService Cloud導入を決定し、2020 年6 月にリリースを予定。フォトイメージング事業については今後海外拠点への展開も視野に入れている。
「世界共通のプラットフォームであるSalesforceには、実際に運用して蓄積した知見をもとに他事業部や海外拠点へ容易に展開でき、さらにその際、セールスフォース・ドットコムのサポートを受けられるという大きなメリットがある。グローバル展開を見据えたとき、Salesforce以外に選択の余地はないと思います」(一色氏)
※ 本事例は2020年4月時点の情報です