Salesforceによるアジャイル型開発の実践
今回、Salesforceの選定理由の1つには、アジャイル開発の推進がありました。学生のニーズの変化やステークホルダーも多く権限制御なども複雑な設定が必要になる校務システムとしては、SaaSでありながら柔軟性もあるSalesforceが効果的でした。スクラッチで構築するよりも一定の品質が担保されることで、スピーディな開発が展開できたと評価されています。
DX人材の育成にもSalesforceのアドバンテージ
DX人材育成の資格制度やTrailhead、ハンズオントレーニングなどの学習体制が整備されていることも高く評価されています。森田氏はIT未経験ながら2年間で4つのSalesforce認定資格を取得し、アドミニストレーターとしてリリース済機能の運用保守及び、学内におけるSalesforce導入プロジェクトのマネジメントを担当しています。Salesforce未経験者が迅速に機能の理解ができ、操作習得が可能であると実感しています。
柔軟なシステム連携によるメリット
同校では、データレイクをMicrosoftのAzure上で構築。Azure上からSalesforceへ学生情報や業務データを夜間連携で流す仕組みを構築しています。こうした場面でCSV連携になりがちな課題も、Salesforceの機能開発やツールが充実していたことでスムーズに解決できました。
学校法人として系列大学のシステム共有化を実践できた意義
学校法人として、系列大学間で学生情報基盤を同じプラットフォームで開発・導入したことは明確な狙いがありました。現在、オンラインシラバスや学生ポータルなどを同時に開発し各大学の特色に合わせた調整を行うことでスピード展開を実現。職員交流や移動にも対応するほか、広くデータが共有できる意味でEBPMの推進にも役立てられると考えています。
Salesforceをマネジメントプラットフォームへ
管理するデータの範囲と種類を広げていくと同時に、生成AIを活用した職員の校務効率化も検討しています。また、Marketing Cloudの活用も検討されており、単純なマーケティング用途のみならず、学生が学園生活を良好に送れているかのファクトチェックのような使い方をするアイデアも。入学前から卒業後までの一気通貫のマネジメントプラットフォームとなることが期待されています。