2. DXは「ひと」を育てることから、当初よりPremierを採用
この情報基盤として採用されたのがSalesforceです。採用理由は大きく3つあったと浦田氏は説明します。
1つ目は、営業担当者からサポート窓口に至るまで、豊富な知識と経験を持つ人的体制があることです。導入する製品の知識は当たり前で、お客様視点で事業を変革するには、ビジネス観点からの支援も必要であり、Salesforceならこれが可能だと判断できたこと。
2つ目は将来を見据えた拡張性です。Salesforce製品の機能が日々進化している上、外部システムとの連携も容易です。そのためお客様の多岐にわたる情報を、1つのエコシステムとして捉えることが可能になること。
そして3つ目が、Premier Success Planです。Salesforceのエキスパートから直接ガイダンスを受けられるため、効率的に製品理解と自社における活用を深めることができ、システムの導入から定着化までに必要なスキルを持つ人材育成にもつながること。
「DXの推進で最も重要なのは、新しく導入するシステムの仕組みそのものではなく、それを使う人の意識やスキル、組織全体のカルチャー変革です。これを実現する上で、Salesforceは最適な基盤だと考えました」。
プロジェクト開始前は、従業員が変革を「自分事」として捉えてくれるのか、Salesforceを十分活用できるのか、組織のカルチャー変革が本当に可能なのか、不安要素も多かったと浦田氏は振り返ります。そのため、一番重要な「人材」の育成を念頭に、プロジェクト開始の段階からPremier Success Planを採用しました。
「多くのチームメンバーは、昨日まで知らなかったことを日々学びながら、Salesforceの環境構築と活用を進めていかなければなりません。構築に関しては導入パートナーの支援も受けていますが、現場での活用は自分たちの手で行う必要があります。チームメンバーの経験値やスキルを考えると、これは大変困難なプロジェクトですが、Salesforceのエキスパートからのガイダンスを直接受けられるPremier Success Planと一緒なら実現できると期待しました」。
製品を理解するために選択したのがエキスパートコーチング・セッションです。エキスパートコーチングは製品機能別の豊富なメニューから選択できる定型の支援プログラムで、Salesforceのエキスパートから機能の使い方や課題の解決に必要なガイダンスをオンラインの個別セッションで受けることができるほか、ウェビナーやオンデマンド動画による情報提供もあります。
「2022年6月初旬までの一年半の間で、32回のエキスパートコーチング・セッションを受けています。その中で、フローやレポート機能を含めてSalesforce製品の基礎知識や操作方法はもちろんのこと、カスタマージャーニーのフェーズや不動産業界における事例など、ビジネス観点からもSalesforceの活用を学んでいくことができました」と浦田氏は振り返ります。
「Premier Success Planのおかげで、日々の学びを楽しく、スピード感を持って進めていくことができました。2021年1月にプロジェクトを開始し、2021年9月にマキハウスでの正式リリースを行うことができたのも、Premier Success Planの支援があったからこそと感じています。Salesforceのエキスパートは技術面のみならず、精神面でも大きな支えになってくれ、プロジェクトの推進役である私にとっても頼れる存在です」。
これに加えて、ユーザーコミュニティが活発に活動していることも、Salesforceの大きな魅力の1つだと指摘します。
「九州地区にもユーザー会があり、多様な業界のSalesforce導入企業の担当者が集まっています。皆さんの苦労話には共通点も多く、非常に参考になります。またSalesforceに関する知識は、様々なビジネスで活かせるものでもありますし、日本国内だけではなく海外でも活用できます。継続的な学習によって活躍の場を広げられる選択肢ができることも、一人ひとりのメンバーにとって価値のあるものだと感じています」。