顧客起点のビジネスモデル構築が 競争優位性獲得のカギを握る
個人・法人顧客の多様な金融ニーズに応える商品・サービスを展開する新生銀行は、100万人を超えるオンラインバンキングのユーザーを有するマルチチャネル型の銀行である。「もっとも、店舗数やオンラインバンキングの機能においては、それぞれ都市銀行やネット専業銀行に対して、一歩譲らざるを得ないというのが実情です」と新生銀行 執行役員リテール営業統轄部長 大竹博貴氏は言う。
これに対し同行では、ビジネス上の優位性の獲得が求められていた。そのためには、従来のチャネル、サービス主体のアプローチを脱し、顧客起点の発想で、あくまでも顧客に寄り添っていくことを旨とするビジネスモデルへの変革が必要だった。
「その一環として、店舗でお客様に接する約200名のスタッフが持つコンサルティング力と、オンラインサービスにおいて蓄積されたデジタルデータを融合し、AI等のテクノロジーなども活用しながら、顧客満足の向上、エンゲージメント強化に寄与する新たな顧客体験の創出を目指そうと考えました」と大竹氏は語る。