株式会社代々木アニメーション学院

近年は業界変化のスピードが激しく、入学希望者も多様化しています。従来の教育や サービス提供のあり方では、こうした変化に追いつけないと考えました”

株式会社代々木アニメーション学院  代表取締役社長兼学院長 橋本 大輝 氏
 

アニメ・エンタメ業界の変化に対応し、
学内を改革。より実践的なプロを育成。

近年、世界に市場を拡大し続け、IT技術革新も急速に進んでいる日本のアニメ・エンタメ業界。約42年の歴史を誇り、これまでアニメ・エンタメ業界に多くの優秀な人材を輩出してきた代々木アニメーション学院では、昨今の市場環境に対応するために、学内に「爆発的に改革できるシステム」を求めていた。代表取締役社長兼学院長の橋本大輝氏はこう語る。
「『ジャパニメーション』を活性化するためには、プロの現場で活躍できる人材を輩出し続けることが何よりも重要。ただ、近年は業界変化のスピードが激しく、入学希望者も多様化しています。従来の教育やサービス提供のあり方では、こうした変化に追いつけないと考えました」
そこで注目したのが、Salesforceが持つ可能性。入学希望者や生徒から得られるあらゆる情報を記録し、そこから生まれるナレッジを積み重ねることで、社会のニーズに適応した教育システムを構築できるのではないかと考えたという。
一方、生徒の在学期間が2年間と限られているため、コストをかけても早急にビジョンを実現することが不可欠。そこで、Salesforceを最大限に活用するために、業務ルールと業務プロセスを設計できるスキルを持ったプロフェッショナルサービスのBA(Business Architect)の採用を決めた。
 

未来の人材に寄り添い、
一人ひとりに適した道を作り出す

最初に着手したのは、入学希望者の実現したい夢や歩みたいと思っている道を創造するコミュニケーションプロセスの構築。アニメ・エンタメ業界は進路先が多彩で、同じ「絵を描く仕事」でも様々な職種が存在する。そのため、学内には多数の学科が併設されており、入学希望者に対応するスタッフはどのコースでどのようなキャリアが培えるのか、将来に向けて何を築いていくべきなのかを的確に助言する必要があった。
そこで、入学希望者とのあらゆるやり取りの可視化を実施。誰がどんな対応をしたのかをはじめ、好きな作品や将来の夢、学校生活での心配ごとも履歴として残し、スタッフで共有することで、正しい状況把握と手厚いサポートが可能になったという。

より高度なスチューデント・ファーストを
実現させるために

現在、代々木アニメーション学院では、BAとともに実施した学内改革を定着化させ、安定的に運用していくために、Salesforceのベストプラクティスやノウハウを熟知し、導入効果の最大化を支援するTAM(Technical Account Manager)を利用。その支援により、入学した生徒とのコミュニケーションチャネルもSalesforce上で構築し、そこから得られる情報を一元管理できるようにもなった。その中に記録されている生徒の出席率をリアルタイムに分析し、講師の指導内容、時間割など様々な条件を組み合わせ、より効果の高いカリキュラムに再編成する取り組みも行っている。
「今後の目標は、卒業生のさらなるサポート、さらなる『スチューデント・ファースト』の実現。Salesforceに蓄積された卒業した生徒のすべての記録を生かし、もし悩み、くじけそうになったら、オーディションや採用情報、練習の場として劇場やライブ会場を提供し、夢が実現できるように手を差し伸べたい」(橋本氏) 今後は10校目となる新校舎やこども学部の創設、さらに学童保育の運営なども行う代々木アニメーション学院。Salesforceを基盤に人財育成や質の高いサービスを提供し、“代アニ”の進化はこれからも続いていく。
※ 本事例は2021年1月時点の情報です
 

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