コスミック

紙管理からSalesforceに切り替えて、受発注が効率化されて精度もグッと上がって、しかもそのデータが蓄積されるっていうところが本当に魅力的です”

株式会社コスミック 代表取締役社長 中野 芳彦氏
 

お客様に笑顔をもらえる店舗づくりをSalesforceで

コスミックは旅の思い出を形にする商品として、ユニークなTシャツの制作と販売を、沖縄と東京で展開している。店頭販売以外では、法人企業向けのカジュアルユニフォームの提供や、オリジナルユニフォームの制作と提供を行なっている。お客様の笑顔と思い出のために日々ユニークなTシャツを制作し続けているビジョンは変わらないが、店舗の拡大、法人向け営業活動の拡大や、様々な年齢層の社員が働く中で業務プロセスに関する課題も拡大していったと中野社長は述べる。


”店舗や人が増えるに従って、今までこのアナログでやっていた、勤怠管理だったりとか、社内受発注がすごく量が増えてきて、管理がもう全くできないような状態になってきました。店舗や人が増えるに従って、すごくやりとりする情報が増えるんですけど、それがずっとアナログで管理されていたので、どうしても行き違いだったりとか、もう管理が収拾がつかなくなってきて、とても大変な状態でした。かなりミスも多くて、ただそのミスの原因もどこにあるのかっていうのを、こう紙をずっと探して行くっていうような状態でした。お客様に迷惑かけますし、その情報として蓄積がなかなかされなかったので、それを生かすって作業がなかなか出来ないって状況でしたね。”

そのような状況の中、コスミックはSalesforceを採用、業務の改善点についてユニークなポイントを挙げてくれた。

 

年代を問わずコミュニケーションが濃くなる

店舗の拡大やビジネスの拡大と反比例するように、社内のコミュニケーションは薄くなっていたという中野氏。しかしSalesforceの導入によって、注文からTシャツの制作過程に関わるプロセスや状況が店舗で共有できるようになっていったという。特に沖縄と東京という物理的な店舗間の乖離が薄まり、いつでもつながっていられるという感覚が強まっていった。また、様々な年代の従業員を抱える店舗においてもSalesforceは誰でも使えるようになっていると中野氏は述べる。

”当初はですね、やっぱり今までアナログでやってたんでみんな構えるところはあったんですけど、実際やってみるとすごく便利で、こんなことできるんじゃないのっていうアイデアが、社員中から出てくるようになりました。若い子はすぐに出来て、店舗でいる七十代の女性の販売員も、まあ、最初はよちよちでしたけど、今は何とかこう携帯を使って売上報告してくれていますね。”

若年層がテクノロジー適応が早いのはいうまでもないが、高齢であってもモバイルを使いながらビジネス報告をするという先進的な企業と大差のない業務モデルを実践することができる。

身の丈にあった費用でビジネスの結果が予測しやすくなる

Salesforce導入によくある懸念が価格に関するものだ。特に顧客管理や営業支援システムというと大企業が使うテクノロジーというイメージがあるが、実際には身の丈にあった費用で使うことができる。

”Salesforceはアカウントごとの料金設定なので、僕達みたいなちっちゃな企業には費用の負担が少なくて済むと、等身大で済むっていうところが魅力を感じました。実際にSalesforceを導入してみると、今まで紙で管理していたものが、ギュッと集約されて、精度が上がる、しかもそれが蓄積されるっていうところがすごく魅力的で。”

身の丈にあった費用でありながら使えるSalesforceの機能と効果は、個人事業からグローバルブランドの企業までまったくかわらない。以前のコスミックは、マニュアル管理に伴う課題が山積みであったが、主に「営業活動」や「工場の稼働管理」、さらには「社員の稼働管理」についても効果が出始めている。  営業活動で大きく変わったのは、お客様との会話における時間と質の深さだ。Salesforce導入前では、お客様との会話の中で価格設定や具体的な条件を都度社内へ問い合わせていたものが、営業先で営業が自らモバイルから過去の取引履歴、商品構成と価格の設定などを確認することができる。特にカスタマイズが前提の商材を扱うコスミックではそのポイントに魅力を感じていただいている。

”オリジナルTシャツだと、その時の案件のプリントの色数だったりとか、Tシャツの質だったりとか、サイズだったりっていうので、案件ごとにこう金額が変わっていくので、営業マンの頭の中でずっとそれを覚えておくってのが不可能に近かったんですけど、それがSalesforceを使うことによって、過去のデータがすぐに引き出せるので、その価格の提示というか、お客様と実際にお話している時に、より具体的な条件をお話しできるっていうような状態になっています。(中野氏)”

また、工場の制作スケジュールも組みやすくなったという。従来は注文から制作までのプロセスはそこに携わる従業員しか把握できない情報となっていたが、Salesforceでは全ての案件とその進捗状況が一覧で把握することができる。単純な効果に聞こえるが、紙媒体での管理や属人的な業務プロセスへの依存、外出先や物理的な距離がある地点から状況を確認できないといった状況から、あらゆるビジネス状況が誰でも確認できるようになると、従業員自身が自らの業務を調整する意識が芽生えていく。これはSalesforceの定量的には測れないが確実に成功へ進む大事な一歩だ。

他にも経営上の効果として、人件費管理が改善されている。

”今までは、こう紙のタイムカードを使って、もうガッチャンと押すようなタイプで、で、勤怠管理も一ヶ月経たないと、そのタイムカードを回収しないと、誰が何時間働いたっていうのも分からないと。蓋を開けるまで人件費がカウント出来ないみたいな状態を続けてましたね。セールスフォースでやることによって、まあ、集計もすごく楽になりましたし、月の途中でもそれがカウント出来る、っていうような状態が作れるようになりました。(中野氏)”

さらなるお客様の笑顔を求めて

Salesforceを使うことで、業務改善による生産性の向上だけでなく、人工知能など最新テクノロジーを使ったビジネスモデルの将来像を描けるようになってきている点も大きなポイントだ。カスタマイズTシャツがお客様に喜ばれるためには、従来様々なデザインをお客様に見せて、それをお客様自身に選んでもらうという形をとっていた。しかしこれからは、お客様の属性に合わせてピンポイントでお客様により喜んでもらえる商品を提案出来るのではないかと考えているという。例えば、お客様がカスタマイズしたシャツの情報を画像で取り込んで、ソーシャルで流行っている言葉と店舗の情報を組み合わせて商品開発していくことなどだ。

”今までの商品開発っていうのが、僕ら見事に下手な鉄砲というか、数を打ってナンボだっていうような商品開発をしていたんですけど、そうじゃなくて、商品開発の精度を上げるというか、よりお客様が喜んでくれる商品を効率良く開発出来るんじゃないかなと考えています。今までって流行とか売れ筋っていうのは、販売してその後やっと分かったって感じだったんですけど、これからは先を見越して、予想して作っていけるんじゃないかなって思っています。”

より多くのお客様に笑顔になってもらえることを目指すコスミックの成功にSalesforceは必須のプラットフォームとなる。

※ 本事例は2017年4月時点の情報です
 
 

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