斉藤砂利工業

小さい会社や売上予測をたてにくい業界こそSalesforceを導入し、業務を集約する必要があると思う。当社は、無駄な経費の削減も仕事の効率化も実現できました”

有限会社 斎藤砂利工業 代表取締役 斉藤悟郎
 

住宅やインフラを支え、生活に欠かせない資材=砂利

砂利は、道路や橋、建物などの基礎として利用され、生活には欠かせない資材。斉藤砂利工業は、創業以来68年間、十勝平野の豊富な砂利を活用して砂利の採取と販売を行っている。主な取引先は、公共事業を受注した会社が多い。そのため売上予測が立ちにくい。しかしながら、砂利というのは、受注が決まってから商品を製造するのでは納期に間に合わないので、通常、公共工事が始まる前に、大量の商品を製造し、ストックを蓄えておかななければならない。受注がない、収益がない期間ではあるものの、商品である砂利を製造するのには経費がかかる。例えば砂利を運搬するダンプカーのガソリン代だけでも月に1000万以上はかかるという。それ以外にもショベルカーやクレーン車など高価な車両の維持費もかかる。さらに工場の電気代や人件費など、出費はかなりの額になる。「この業界で安定的に経営していくには、できるだけ出費をおさえ、車両や原材料を管理し、うまく経費をコントロールすることが必須です。そこで当社は今回Salesforceの導入に至りました」と斉藤社長は語る。
 

 

業務に関するあらゆることをSalesforceで管理

斉藤社長は、Salesforceを自らカスタマイズし、売上管理、原価管理、原材料の調達管理、取引先管理、工事現場管理、車両管理と見積りや請求書の発行まで、すべての業務をSalesforce上で管理できるようにしている。Salesforceにアクセスすれば、いま会社がどういう状況なのか、商品のストックはどのくらいあるのか、今期の売上はどのくらいなのか、今月の請求書の発行状況はどうなのかなど一目でわかるようにしている。中でも一番固定費がかかる車両の管理には力を入れている。現在80台近くある業務用の車両一台一台の車検情報やメンテナンス情報、保険情報、作業実績をSalesforceに登録し、いつ何が壊れた、いつ何にお金をかけたなどの情報を細かく把握している。そのことにより無駄な出費を抑えることができているという。「今までは古い車両を維持したほうがコストは抑えられると思っていましたが、燃費のいい新車に買い替えたほうが燃費や修理費など含め、トータルコストが抑えられるとSalesforceで管理したおかげで気づくことができました」と斎藤社長は語る。また日々の配車情報をChatterで配信できるようになり、すべての車両が明日どの現場に行っているのかなど、スマートフォンからも確認でき、ドライバー達の効率化も図れているという。

小さい会社こそSalesforceが必要 

「Salesforceで売上や原材料、車両などを管理してから、今まで見えないものが見えてきた」と語る斉藤社長。売れ筋の商品や現場の進捗状況など、熟練の勘に頼っていたところが、明確に分かるようになってきたという。また、今まで持ち分以外に関心がなかった現場スタッフが、いろいろ経営に関して意見をするようになってきた。積極的に自分の業務以外にも興味を持つようになり会社の雰囲気も変わったという。先が分からない建設業界の市場動向をなるべく見えるようSalesforceに会社のすべての情報を集約し、公共事業の動向や世の中の動きなども予測できるようにしている。「砂利採取販売業は、売り切るか?在庫で残るか?というギャンブル的要素が強い。だからこそ、経費、資材、車両など、あらゆる情報を細かく把握し、抑えられるものを抑えることこそ、生き残る道だ」と熱く語る斉藤社長。「小さい会社こそ、これ1つで業務すべてまわせることができるSalesforceというシステムが、本当に必要だったなと実感しています。」

※ 本事例は2015年2月時点の情報です
 
 

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