BIM×BI連携が拓く建設DXの未来
〜データ連携の高度化により新たなステージへ〜
2024年度、国土交通省が発表した「i-Construction 2.0」は、建設現場のさらなる省力化・省人化、そして生産性向上を目指し、「施工」「施工管理」「データ連携」のオートメーション化を3本柱として掲げました。BIM/CIMとともに、「建築・都市のDX」を軸としたデータ連携の高度化が建設DXの“新たなステージ“として、重要テーマに据えられています。
今回の建設未来フォーラムでは、「BIMとBIの連携によるデータの可視化・活用」をテーマに、データの共有化および相互運用を目的にしている一般社団法人 building SMART Japan 、BIM活用に取り組まれている鹿島建設、そしてテクノロジー支援を行う GRI・セールスフォースの各社をお招きし、BIM活用とデータ連携の先進的な取り組みと有用性をお伝えします。
BIMとBIをつなぐ“次の一手“が、建設業における全体最適と新たな価値創出をどう実現していくのか。実例を交えてご紹介します。
主催 日刊建設工業新聞社
協賛 株式会社セールスフォース・ジャパン
■イントロダクション
安田 清司 氏(セールスフォース・ジャパン Tableau事業統括本部 エンタープライズ第一営業本部 第二営業部 部長)
■キーノート「BIMデータ活用への展望:官民のBIM導入拡大に向けた取り組みとは」
講師:足達 嘉信 氏(buildingSMART Japan 理事、鹿島建設 建築管理本部 BIMソリューション部 グループ長)
《講演概要》
建設業界が直面している課題に向けて官民がどのようにデジタル化を推進しているか、その取り組みを探る。BIMは建築業界のデジタル化を進める鍵となっており、導入拡大が進んでいる。本セッションでは、BIMデータ活用の要となるBIMデータの国際標準IFC、建物ライフサイクルへのBIM活用、BIMからデジタルツイン関する取り組みについて、現状と展望を共有する。
■現場の現状課題「BIMに関するデータ構造と活用検討における要諦の解説」
講師:和泉 智也氏(鹿島建設 建築管理本部 建築ITグループ 兼 BIMソリューション部 主任)
《講演概要》
BIMデータは従来BIMソフトウェアを中心に利活用されてきたが、近年、形状情報と属性情報とに分割することで、一般的なITシステムとの高速なデータ連携が可能になってきている。一方で、システム開発においては、BIM担当者、IT担当者、業務担当者が協働して有効なユースケースを探索していくことが重要になってきている。本セッションでは、プロジェクト推進の課題と取り組みについて共有する。
■活用例のご紹介
1.「BIM活用を高速に検討するためのソリューションと実践デモ」
講師:古幡 征史氏(GRI取締役)
《講演概要》
BIMデータの活用検討段階における4つの典型課題があります。①BIMデータの巨大化に伴うファイルが重い問題、②ソフトウェア乱立に伴うデータ仕様違いによるデータ欠損、③他のデータと結合した分析の困難さ、④生産性向上に向けた検討の難しさ。これらの課題を解決するBIMデータ活用基盤の紹介とデモ説明を行います。
2.「BIM×データ連携:建設DXを加速するTableauの可能性」
講師:盛 良太氏(セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 Tableau本部 第一部 部長)
《講演概要》
BIMデータの真価を、他データとの連携で最大限に引き出しませんか?本セッションでは、社内外のデータとBIMを組み合わせ、未来予測や業務最適化のヒントを得る方法を考察。Tableauがデータ接続・準備・可視化をどう支援し、建設DXを加速させるか、新たな視点で解説します。
■特別座談会「分断を超えて現場をつなぐBIM × BI活用」
出演:足達氏(buildingSMART Japan・鹿島建設)、和泉氏(鹿島建設)、古幡氏(GRI)、盛氏(セールスフォース・ジャパン)
《概要》
建設現場でのBIMとBIの融合が注目される中、実際に「活用する側」として取り組む鹿島建設、可視化を「構築する側」のGRI、ツールを「支える側」のSalesforceが登壇。三者それぞれの視点から、BIM × BIをどう業務に根付かせるか、現場起点での実践と今後の可能性について語ります。分断された部門やデータをどうつなぎ、新たな価値を生み出すかに迫る対話セッションです。
