データの集約・可視化でデータドリブンなビル運営に貢献
管理業務において求められるさまざまな情報を集約・可視化したことで、現場だけでなくマネジメント層の素早い意思決定にも貢献できるデータ利活用基盤を実現しました。またこれらの情報を中長期的に蓄積・分析することで、将来的な管理人員体制の最適化や無駄のない搬入動線の設計や、既存物件の管理業務を見直す際にもデータを有効活用できるようになりました。
テナントのロイヤルティ向上を実現
作業申請と作業入館処理のデジタル化を実現したことで、単に自社の管理業務を効率化できただけでなく、利用者が抱えていた紙出力や押印の負荷を大幅に低減することができました。また、今後の都市開発全体の価値を向上させていくには「予見」が必要です。そのためにはデータが不可欠であり、デジタル化を標榜したのです。
現場部門主導によるDXを短期間のうちに実現
ローコード/ノーコードで素早く柔軟に構築できるSalesforceの強みを生かして、ワークフローのペーパーレス化とデータの可視化を現場部門だけでわずか7カ月間で構築できました。従来はフルスクラッチのシステムだったため、項目名称変更やレイアウト変更にも追加開発が必要でコストと時間がかかっていましたが、Salesforceにより機能追加や改修をより柔軟に行えるようになりました。
今後はSalesforceのAI機能を使ったデータ活用も
将来的には蓄積された膨大な報告データをAgentforceで活用し、これによって日々の業務の中で生成されるデータから新たな気付きや知見を得て、今後のさらなる業務改善や将来の再開発プロジェクトに生かしていきたいとしています。