3. お客様との接点数やお取引量が約2倍、Salesforceで顧客を“深く”理解
見込み客の獲得(リードジェネレーション)、見込み客の育成(リードナーチャリング)、見込み客の評価(リードクオリフィケーション)の一連の流れを支援し、自動化を実現するのがAccount Engagementです。TalentXでは現在、CRM基盤に「Sales Cloud」、MAツールに「Account Engagement」、社内コミュニケーションツールに「Slack」、社外とのやり取りツールに「Slackコネクト」を導入しています。
Account Engagementを導入したことで、マーケティングからインサイドセールス、フィールドセールス、そしてカスタマーサクセスまでの一連の業務を、Salesforce上で連携できるようになりました。これにより、内部の承認や計画見積もりの作成といった、セールスに関する業務フローもスムーズに連携できるようになったといいます。細田氏は、「システム連携のスピード感や互換性といった課題を解決できました」と評価します。
もう1つ、細田氏はSalesforce基盤で統一したメリットとして「カスタマージャーニーを一気通貫で把握できること」を挙げます。
これまでのMAツールでは顧客のアクティビティログを検索できる範囲が限定されていました。例えば「どの顧客がMyReferのコンテンツをダウンロードしたのか」は把握できても、「その顧客がどのような経緯でサイトを訪れ、(サイト内の)どのコンテンツをどのくらい閲覧したのか」といった情報をタイムリーに把握することはできませんでした。そのため、MyReferのコンテンツをダウンロードした顧客に対しては、同製品のみの商談を持ちかけるという単一的な売り込みしかできなかったのです。「リファラル採用支援ツール」という特性で考えると、こうしたアプローチは効果的でなかったと細田氏は振り返ります。
「顧客が特定のコンテンツをダウンロードするに至ったジャーニーを把握することは、お客様が抱える課題を包括的に理解するという観点から我々にとって非常に重要です。その点でAccount EngagementとSales CloudというSalesforce基盤に統一できたことで、リードの属性情報などから購入の検討度合いを見極め、シナリオにしたがってWebサイトやメール配信など、さまざまなチャネルを使って適切なコミュニケーションができるようになりました」(細田氏)。
実際に、顧客ジャーニーや過去のやり取りを把握できるようになったことで、1人のお客様に対して複合商材を提案できる機会も多くなっているといいます。細田氏は「これまで半年に1回程度しか商談機会をいただけなかったお客様でも、商談までのスパンが短くなり、これまで以上にお客様との接点時間をいただけるようになっています。その結果、複合的に我々のソリューションを評価いただき、お取引量も約2倍になっています。その背景には我々がお客様のニーズやインサイトを細かく把握したうえで、お客様に適切なタイミングで必要なソリューションをご提案できるようになったからだと自負しています」と語ります。