3. 営業の活動量・担当リード数が倍増、契約までのリードタイムは半分に短縮!
霊園・墓石という商材をメインに扱ってきた同社にとって、これまでセカンドセールスは困難でした。しかし現在は、顧客のニーズの多様化に合わせ、葬儀やペット供養、仏壇・仏具といった終活関連の各種商材を取り揃えています。しかも、社内には約6万件の顧客データが蓄積されています。それらを活用しない手はありません。
そう考えた同社は、新たにExperience Cloudを導入して契約者向けコミュニティサイト『ヤシロクラブ』を立ち上げ、顧客満足度やライフタイムバリューを向上させる取り組みを開始しました。
『ヤシロクラブ』において会員は、契約の変更手続きや、霊園での供花・クリーニングサービスの申し込みなど、従来は現地や電話でしか行えなかったことをWeb上で完了できます。一方、同社側は、『ヤシロクラブ』の会員のステータスを管理して状態やニーズを把握し、関連性の高い商品を提案することができます。営業推進部 マーケターの北尾辰雄氏はいいます。
「会員数はまだ約3,000名ですが、将来的には2万名まで増やしたいと考えています。クロスセルは今までほぼ手つかずの領域なので、そのぐらいの規模になればビジネス全体へのインパクトはかなり大きくなります。
そのためにも、『ヤシロクラブ』でお客様のステータスを管理して、お客様に寄り添うような終活のサービスを総合的に展開し、『供養のことならヤシロに相談しよう』という状態にまでお客様の意識を持っていきたいです」(北尾氏)
一方、Sales CloudとAccount Engagementは、すでに目覚ましい成果を上げています。まず、営業活動が可視化されたことで、ToDoで示される活動量が増加。来園のアポイントを取るまでの活動量は従来の約2倍になりました。また、営業担当者1名が受け持つリード数も、従来の100件から200件まで倍増しました。しかも、同時に業務効率が格段に上がっているため、業務量・時間自体はほとんど変わっていません。むしろ、毎度6時間を要していた月3回の会議の資料作成がダッシュボードによって不要になり、個々の商談の進め方を考えたり、拠点間でコミュニケーションを取ってビジネス全体を見直したりするのに時間を充てられるようになったといいます。
さらに大きな成果は、顧客へのアプローチが的確化・効率化されたことで、契約までのリードタイムが大幅に短縮されたことです。リード獲得から来園までの所要時間は従来の20日から7日に、来園から契約までは14日から7日未満にと、それぞれ約半分になりました。案件の手離れが早くなり、すぐ次の案件に力を注げるようになった実感がある、と藤橋氏は喜びます。
そうした数々の成果を振り返り、八城正明氏は経営者として改めてSalesforceの有用性についてこう語りました。
「お客様のほうが情報優位になった今のビジネスシーンにおいては、お客様の消費行動の変化に合わせ、体制や業務の転換が不可欠です。お客様のフェーズを可視化し、売上予測を立てる仕組みのなかった弊社のような企業にとって、Salesforceの価値はきわめて高いと感じています」(八城正明氏)
※ 本事例は2022年1月時点の情報です