AIエージェント開発ライフサイクル

AIエージェントを構築、実行、改善するための包括的なシステムです。最初のプロンプトを書くところからAIエージェントのチームを作るに至るまで、AIエージェント開発ライフサイクル(ADLC)はAIのポテンシャルを引き出してエンタープライズ級のパフォーマンスにつなげる方法を提供します。

思いどおりに構築し、あらゆる場所に導入して、すべて信頼できる成果を実現できます。

Agentforce Builderの上部に自然言語のボックス、下部にテンプレートが表示されているデザイン画像。この画像はBuilder PDPから抽出されたもので、自然言語機能を示しています。
フェーズ1

設計と構築

AIエージェントの導入が成功するかどうかは、基礎となるAIエージェントの設計と構築にかかっています。Agentforce Builderは、AIエージェントをより強力で予測可能で意図的なものにする直感的なワークスペースです。自然言語による作成、ガイド付きエージェント型支援、Agent Scriptの構造化ロジックはすべて連携しているため、適切な動作を定義し、問題をトラブルシューティングし、本番環境レベルのAIエージェントを導入するまでを迅速に実現できます。これで必要なツールはすべて揃うため、より複雑で価値の高いユースケースにも拡張できます。Agentforce開発スキル を使用すると、任意のIDEでAIエージェントを構築することもできます。

Agentforceスタジオ内でのバッチテストを示すデザイン画像
フェーズ2

テストと評価

テストと評価は、AIエージェント開発段階のなかでも特に重要です。Agentforceスタジオには、AIエージェントが顧客対応を開始する前に振る舞いを検証するために必要なすべての機能が用意されています。現実的なマルチターン会話シミュレーションから柔軟なカスタムスコアリング評価まで、既存のパイプラインを離れることなく、テストの自動化、会話の大規模なシミュレーション、確率的なAIエージェントの振る舞いの評価を行うことができます。Agentforceテストスキル でAIエージェントのバッチテストもできます。

その結果、イテレーションの迅速化、本番環境での予期せぬ事態の減少、正しい振る舞いをする信頼できるAIエージェントが実現します。

AIエージェントから矢印が4つのチャネルに伸び、作成したAIエージェントが次のいずれかのチャネルに展開できることを示す図。 Web、電話、モバイル、「その他」を表すWhat’s Appロゴが並んでいる
フェーズ3

導入と実験

AIエージェントを顧客対応に導入することがかつてないほど簡単にできるようになりました。Agentforce Voiceは、テレフォニー、モバイル、Webチャネル全体で、自然な会話を迅速に実現できます。また、本番環境でAIエージェントの構成に対して制御下実験を実行し、柔軟なトラフィック分割と組み込みの評価基準を使用して指示、トピック、アクションを比較することができるため、すべてのイテレーションが実際のデータにもとづいて行われます。これで安心してAIエージェントを顧客対応に配置することができ、憶測も排除できます。

オブザーバビリティPDPから取得された設計バージョンのAgent Analyticsにパフォーマンス概要の各総計値がボックスに表示されている図
フェーズ4

観察と監視

導入はゴールではありません。Agentforceオブザーバビリティは、ハイレベルなアナリティクス、エンゲージメントの傾向、会話レベルのセッションインサイト、ほぼリアルタイムの健全性モニタリングを表示し、AIエージェントのパフォーマンスを完全に可視化します。さらに、セッショントレースデータモデルは、可観測性を完全にプログラム化し、チームはAIエージェントを完全に追跡できます。これは既存のモニタリングツールやDevOpsツールに直接統合されています 。ここで作成される連続的フィードバックループでは、すべてのAIエージェントのやり取りが改善のシグナルとなるため、問題を迅速に把握し、自信を持って最適化し、AIエージェントに対する持続的信頼を大規模に構築できます。

ヘルプとイベントエージェントにつながるフローチャートとして描かれたSalesforce Webエージェントのデザイン図。それぞれのサブフローには、技術ドキュメントの検索、サポートに関する質問への回答、セッションの詳細の提供、アジェンダの作成などがあります。AIエージェントのモニタリングを一元管理できることを示しています。
フェーズ5

制御とオーケストレーション

ベンダー、モデル、プラットフォームを問わず、組織全体のすべてのAIエージェントを一元管理できます。Agent Fabric 2.0 は、Agent Scriptを介して決定論的オーケストレーションをもたらし、マルチクラウドのAIエージェント検出をAmazon Bedrock、Google Vertex、Copilot Studioなどに拡張します。さらに、一元化されたLLMガバナンスとMCPブリッジにより、コードを一切変更せずに既存のAPIを即座にAIエージェント対応にすることができます。こうして構築されるガバナンスの効いたスケーラブルなAI環境では、AIエージェントの無秩序な増殖を防ぎ、一貫したポリシーを適用し、企業全体で複雑なマルチエージェントワークフローを確実に調整できます。

オブザーバビリティPDPから取得された設計バージョンのAgent Analyticsにパフォーマンス概要の各総計値がボックスに表示されている図
Headless 360

思いどおりに構築し、どこにでも導入可能

Salesforce Headless 360は、データ、ビジネスロジック、オーケストレーション、エンゲージメントなどSalesforceのプラットフォームのすべてのレイヤーをあらゆるAIエージェント、モデル、ツールに開放します。ブラウザーは必要ありません。API自体がUIです。

ADLCの実践において、これは以下のことを意味します。

  • 任意のIDE、端末、コーディングエージェントから構築でき、Salesforceへのログインは必要ありません。
  • MCPツールを介してフロー、Apex、Data Cloud、AIエージェントロジックを直接呼び出します。
  • バックグラウンドワーカーとしてヘッドレスで実行されるAIエージェントを導入し、Slack、メール、音声、または任意のチャネルで人間とコラボレーションさせます。
  • オープン標準を介してClaude、Cursor、Databricks、サードパーティのAIスタックと統合します