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セールスフォース・ドットコム導入企業のカーボン排出量、 自社運用型システム導入企業に比べ95%少ないことが明らかに

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2011年3月3日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

 

自動車37,000台、ガソリン1,950 万ガロン削減に相当する最も優れたカーボン効率を実現

 

エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、WSP Environment & Energyに委託して実施した調査の結果を発表しました。この調査結果によると、セールスフォース・ドットコムのクラウドコンピューティング・サービスを利用しているユーザのカーボン排出量は、自社運用型アプリケーションサーバで同等のソフトウェアを実行しているユーザに比べ、平均で95%少ないことが分かりました。

さらにこの調査では、大規模な拡張性を有するマルチテナント・クラウドプラットフォームは、マルチテナントではないいわゆる「プライベートクラウド」と比べて平均で64%カーボン効率が高いことが明らかになりました。一般的にプライベートクラウドでは、各企業はサードパーティのデータセンターを通じてIT業務を実行しています。

この調査レポートにおいてWSPは次のように述べています。 「この分析結果から、セールスフォース・ドットコムのようなクラウドコンピューティング・プラットフォームは、自社運用型システムとサードパーティ・データセンターのどちらと比べてもエネルギー効率とカーボン効率の両方において大幅に上回っていることが分かります。ITのサステナビリティ(持続可能性)において、今後クラウドコンピューティングは欠くことのできない重要な役割を果たすことになるでしょう」

本ニュースに関するコメント

  • セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO(最高経営責任者)、マーク・ベニオフは次のように述べています。
    「ソーシャル、モバイル、オープン、そしてグリーン(環境への配慮)のすべてが融合された新しい世界、それが Cloud 2 です。サステナビリティを重視するお客様は、弊社のマルチテナントモデルを選ぶことで、自社運用型システムや、ハードウェアやソフトウェアが必要な“偽り”のクラウドに見られる高いコストと手間、CO2 排出なしに、強力なエンタープライズアプリケーションをユーザへ提供することが可能になります」
  • 今回の分析を検証した米国スタンフォード大学の社会環境工学客員教授、Jonathan G. Koomey氏は次のように述べています。
    「今回の調査は、パブリック・クラウドコンピューティングがエネルギー面と環境面ともに大きなメリットをもたらすという私の長年の考えを裏付けるものです。ユーザの多様性やスケールメリットなど、パブリック・クラウドには環境面とコスト面のどちらにおいても他の追随を許さない優位性があります」

マルチテナントがもたらす優れた効率
セールスフォース・ドットコムの「Force.com プラットフォーム」が 92,300 以上の顧客に提供しているカスタム・アプリケーションと Salesforce アプリケーションの数はおよそ 270,000 を数えます。セールスフォース・ドットコムのマルチテナントアーキテクチャ環境では、組織の規模や場所に関係なくすべてのユーザが一般のマンションと同じように共通のインフラストラクチャを利用しています。

また自社運用型システムやプライベートクラウドと比べ、マルチテナント環境では実行するサーバ数が非常に少なく済むため、エネルギーの消費量も大幅に少なくなります。WSP の調査結果から、マルチテナント・クラウドコンピューティングの利用とエネルギー効率は環境に良い影響をもたらすことが分かります。 WSPの調査では次の点が明らかになりました。

  • セールスフォース・ドットコムのマルチテナント・クラウドコンピューティング・アーキテクチャのカーボン効率は、自社運用型システムに比べて95%、プライベートクラウドに比べて64%優れている。
  • セールスフォース・ドットコムのコミュニティが2010年に削減できたカーボン排出量は約170,900トンで、37,000台の自動車の削減または1,950万ガロンのガソリン消費量削減に相当。

セールスフォース・ドットコム、業界で初めてカーボン削減見積値を日次公開
セールスフォース・ドットコムは本日、業界で初めてカーボン削減見積値を日次で公開することを発表しました。これによりセールスフォース・ドットコムのコミュニティ全体を通じたカーボン削減値をリアルタイムに公開します。

また Web サイトwww.salesforce.com/sustainability (英語) にアクセスすることで、企業別のカーボン削減値を確認することもできます。自社の場所、ユーザ数、使用しているシステムが自社運用型なのか、プライベートクラウドなのか、または2つを組み合わせた環境なのかを入力することで現在のカーボン排出力の概算値が自動計算され、マルチテナントアーキテクチャを基盤にする本物のクラウドコンピューティング・サービスと比較できます。

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