日本全国の会計事務所向けクラウド型会計システムをSalesforce上へ移行・連係
顧問先である中小企業のITコストを大幅削減、経営の合理化を促進

 

世界シェアトップ* のCRMプラットフォームを提供する米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日付けで、日本全国の会計事務所向けにクラウド型会計システムを提供するアカウンティング・サース・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:森崎利直、以下:A-SaaS)に出資したことを発表します。この出資を受けて、A-SaaSが提供している会計システムはセールスフォース・ドットコムのクラウドプラットフォーム「Force.com」上に移行され、同社のクラウドサービスと連係するなど、一層のサービス拡充を実現します。

今回の投資は、セールスフォース・ドットコムおよびグリーベンチャーズ株式会社、モバイル・インターネットキャピタル株式会社の3社と既存投資家による共同投資で、投資額は約6億2,500万円です。2009年に設立されたA-SaaSは、クラウドコンピューティングによる会計事務所特化型システムの構築という趣旨に賛同した全国の会計事務所から支持を受け、これまでに経済産業省の推進する「エンジェル税制」の適用を受けた税理士を中心に、個人投資家約800名から約6億5,000万円の出資を受けています。

従来、会計事務所業界ではパッケージ型システムが採用され、高価なサーバや専用機材および財務、税務、申告など多岐にわたる高価なソフトの購入に加え、毎年発生する税制や法制度の改正など外部変化への対応や、バージョンアップ時の費用といったITコストが経営を圧迫していました。また、顧問先である中小企業が様々な会計パッケージソフトを使用している為、会計事務所側では煩雑なデータ入力作業が発生していました。そのような背景を受け、A-SaaSは会計事務所の要望を反映させたクラウド型システムを独自に開発、2011年から提供を開始しています。さらに、このシステムを利用する会計事務所の顧問先企業には、会計事務所側のシステムと連携した経理アプリケーションを無償提供し、顧問先による自計化を推進しています。これにより会計事務所の経営効率化を支援するとともに、顧問先の中小企業でもITコストが大幅に削減され、経営の合理化を促進、新たなイノベーションを起こすきっかけとなっています。セールスフォース・ドットコムでは、中小企業の経営環境がより厳しさを増す中で、A-SaaSの取り組みが中小企業の活性化にもつながると考えています。

今回の出資に伴いA-SaaSの提供するシステムをセールスフォース・ドットコムの信頼性の高いクラウドプラットフォーム上に移行することで更なる安定的な稼動を実現するとともに、将来的なシステムの拡張およびセールスフォース・ドットコムのクラウドサービスとの連係を進め、新たな顧客層の開拓を行っていきます。なお、移行期間は約6ヶ月を見込んでおり、さらに2014年度中には、中小企業を中心とする一般企業向けの会計アプリケーションのForce.com上での提供を予定しています。

アカウンティング・サース・ジャパンについて
アカウンティング・サース・ジャパン株式会社(A-SaaS)は、2009年に設立され、会計事務所および顧問先企業向けのシステムを核としたソリューションサービスを開発・提供しています。今まで会計事務所ではハードウェアとソフトウェアを事務所ごとに購入して保有し、制度変更・法改正の都度改修を行うというシステム体系でした。そのため、ITコストが膨らみ、事務所の経営を圧迫していました。そこでA-SaaSでは、新しい会計事務所システムを、クラウドコンピューティングとSaaS技術を駆使し、一から開発することで、会計事務所の経営基盤を再構築し、ひいては日本の中小企業を活性化していくことを目指しています。