Salesforceがビームスをどのようにサポートしているか
10年の歩みで築いた「1 to 1コミュニケーション」の基盤
ビームスのデジタル変革は、2016年の「4システム同時刷新」という極めて難易度の高いプロジェクトから本格化しました。ECサイト、会員プログラム、会員システム、そしてAgentforce Marketingの導入をほぼ同時に完遂。 当初は手探りでしたが、Salesforceのサポートを通じてセグメント配信の重要性を学び、現場スタッフが自らシナリオを構築し続けた結果、リピート購入の指標となるF2転換率やメールの開封率・CTRが大きく向上しました。購入をゴールとするのではなく、顧客一人ひとりとの「1 to 1」な関係構築の土台が築かれました。
Agentforce ServiceによるCSの進化と「データに基づく能動的なアクション」
2020年にはカスタマーサポートの基盤としてAgentforce Serviceを導入しました。以前は「EC」「店舗」「問い合わせ」という3つのシステムを個別に行き来して対応していましたが、これを統合して顧客データを一元化。対応スピードが向上しただけでなく、最大の成果は「業務の数値化」にありました。 すべての応対履歴が可視化されたことで、応答率などの定量目標の改善に向けてスタッフが自ら能動的にアクションを起こせる組織へと進化。データの一元化によって、どの接点でもスピード感のある「ビームスらしい体験」を届ける体制を強固にしました。
「購買」ではなく「行動」を資産化。Loyalty Managementによる新戦略
2024年、同社は3年の構想期間を経て「Loyalty Management」による新ロイヤルティプログラムを始動しました。核となるのは、有効期限のない「アクションマイル」の導入です。イベント参加や購読といった行動を、リセットされることのない「ストック型」の資産として評価。 Salesforceの柔軟なプラットフォームを活用することで、従来の購買データに「熱量」という新たな軸を加え、顧客との中長期的な「相思相愛」の関係をシステムとして具現化することに成功しました。これにより、キャンペーンに頼らずとも顧客が能動的にアクセスしてくれる土壌が整いつつあります。
Salesforceとの直接対話が生む組織の成長とビジョンの共有
今回の新プログラム導入において、大きな役割を果たしたのが「Salesforce Professional Service」による直接支援です。ビームスは単なる製品導入に留まらず、製品プロバイダーであるSalesforceと直接対話することに価値を置いています。 Salesforceの開発思想や将来のテクノロジー展望を直接、解像度高く理解することで、社内の製品習熟度を向上。さらに、カスタマーサクセスチームによる伴走支援は、単なるツールの使い方を超え、「自分たちでできるようになる」ためのスキルアップを支援。組織全体のデジタルスキル向上と、ビジョンの共有を力強く支えています。