フジマック

SalesforceIoTでHACCP義務化に対応した 新しい顧客サービスを構築 デジタルテクノロジーを利用した 総合厨房環境をデザインする”

 

Salesforce IoTでHACCP義務化に対応

HACCP義務化対応に向けてIoT基盤を開発

株式会社フジマック(以下、フジマック)は、業務用厨房機器製造・販売を行う企業だ。ホテルや病院、介護施設、レストラン、ナショナルチェーン、食品工場、船舶など大小様々な厨房を抱える顧客を全国に抱える。加熱製品や冷蔵・冷凍製品に特化した単一メーカーが多い中、すべての分野に高品質な製品群をラインアップすることが特長だ。

その同社は、新たなIoT戦略を構想している。SalesforceのIoT Solutionを採用し、自社製厨房機器に組み込んだセンサー情報をクラウド上に蓄積。大規模な食堂を運営するホテルや病院、 レストランなどの顧客に、HACCP基準※を満たすために管理する必要のある情報をビジュアルなUIを通して提供する計画だ。

同社 代表取締役社長 熊谷 光治氏は、「日本版HACCPでは、たとえば冷蔵庫の温度を定期的に記録するなど、さまざまな情報管理が求められます。施行前に悩みを抱えているお客様も多く、フジマックとしてサービスを提供する価値は高いと考えました」と話す。

厨房機器の一部製品ラインは、すでにセンサー情報を蓄積し、外部に出力する仕組みを搭載していた。それを順次全製品へと展開し、同社製厨房機器のみで構成される大規模厨房をHACCP対応できるようにする。一部他社製品を使用しているケースにも対応するために、管理できる項目は機器に依存するものの、外付けで外部とやり取りできる通信モジュールも開発する。

 

Salesforceで大きな構想を描く

他方、機器が出力する情報を受け取り、蓄積し、セキュリティが保たれた環境でユーザーに提供するクラウドプラットフォームも必要になる。そんなときに出会ったのがSalesforceのIoTソリューションだった。CRMとプラットフォームは共通で、Salesforceの強力なセキュリティや柔軟性などのメリットをそのまま享受できるとともに、CRMとの連携がさらに強化されている。

フリーランスのコンサルタントとして同社を支援する営業本部市場開発部第三部デザイン・コンサルタントの原田 龍氏は、「温度管理などでHACCP対応をうたい、厨房機器を管理するソフトウェアはいくつかあるのですが、UI/UXがもの足りませんでした。一方SalesforceのUI/UXは、情報をグラフィカルに表示するといった点などを含め、優位性はあると感じました 。 またカスタマイズ性の高さは、時代や業態と共に多様化するお客様のご要望を満たすという弊社の目的とも合致します。決して一朝一夕で使いこなせるツールではありませんが、拡張性の高さのみならず、CRMとのインテグレーションなどを通じて最終的にどのように情報を活用するか示唆を得やすいという点でも魅了的な選択肢でした」と話す。

こうして導入が決まり、現在は機器の情報をSalesforceに取り込み、それを配信する仕組みまではほぼ出来上がった。近く顧客の協力を得て実際に使ってもらい、フィードバックを受けてまずはベータ版を完成させる工程へと進む。その後、機器の対応状況などを見極めながら、足並みをそろえてリリースする。2019年度内には、新サービスとして発表できる見込みだ。

なお、取得した情報は、HACCP対応情報として顧客に提供するだけでなく、予防保守にも生かす計画だ。モーターの回転数やドアの開け閉め回数などの情報は、蓄積されれば貴重なデータ資産として生かすことができる。限られた人数の営業/サポートスタッフが離島を含む全国の顧客に相対する同社にとって、業務効率化と顧客満足度向上をどちらも目指す取り組みになる。

そして将来、Sales CloudやService Cloudも導入し、顧客と機器、そして全社の情報を一元管理するビジネスプラットフォームへと育てる構想も描いている。熊谷氏は、「多品種の機器を扱う私たちにとって、順次IoT対応製品を増やすことができる柔軟性もSalesforceを選んだ理由です。そして、お客様へのトータルサポートが弊社の理念です。IoTで情報を取ってくるだけでなく、それを使ってお客様の体験価値を高められる施策を実現するために、Salesforceには大いに期待しています。ゴールは、“止まらない厨房” を実現する最高のサポートを提供することです」と話している。

 

※食品の工程管理のシステムであり、2020年に義務化が予定されている

※ 本事例は2019年2月時点の情報です
 
 

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